NEXEN N'blue HD の特徴
- タイヤカテゴリー:コンフォートタイヤ
- タイヤサイズ:14~16インチ
- タイヤ偏平率:65~50%
- エコタイヤ
製品情報
NEXENの「N'blue」シリーズは、「N'blue HD」と「N'blue Eco」がラインアップされています。双方とも環境性能に優れたエコ対応商品を謳います。「N'blue HD Plus」は低燃費タイヤなのでこれとは括りを別にします。
「N'blue HD」と「N'blue Eco」は、エコ対応を謳いながらも運動性能と更なるエコ性能への拘りが異なります。運動性能面で上回るのが「N'blue HD」、対して「N'blue Eco」はよりエコ性能に優れるイメージです。
また、NEXENでのタイヤラインアップでは双方ともHP(ハイパフォーマンス)に位置付けられており、コンフォートタイヤレベルとなりそうです。「CP672」と同じ括りにありますが、その中でも「N'blue HD」はより上位にポジショニングされます。
「N'blue HD」のテクノロジーでまず強調されるのは転がり抵抗の低減です。従来品比較では15%の向上が示され、シリカベースのコンパウンドの採用、そしてグリーンテクノロジーによる効果を強調しています。
ウェットグリップパフォーマンスは10%向上しており、これはショルダーに展開されるブロックデザインによる効果を訴えます。この展開ではウェット/ドライでのハンドリングにも影響を与えているよう。
「N'blue HD」は運動性能で特徴を訴えますが、それはスポーツタイヤのような縦横の激しい動きに対するパフォーマンスとは異なり、コンフォートタイヤとしての快適性へ通ずるレベルと理解すべきかと。特にウェットコンディションでの性能強調は、4本のストレートグルーブによる排水性の向上と、3本のリブに刻まれるウェーブ上の溝とのコンビネーションが効果を発揮していると言えそうです。更にコンフォートタイヤとしての静粛性や乗り心地は、NEXENの最新技術の導入を強く印象付けています。トレッドデザインの洗練さからもそれは期待されるところかと。
アジアンタイヤとしてのエコ対応商品はまだまだ限られます。その為に「N'blue HD」へは期待感は多きいはずです。アジアンタイヤも世界的なラベリング制度は意識するところ。「N'blue HD Plus」によって実現されたものの、ベースとなるこのタイヤにはまだ相応の役割を感じます。
インプレッション
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
左右非対称のタイヤです。
IN側OUT側とホイールに対しての装着向きは指定があります。
エコタイヤなだけに本当によく転がるタイヤだと思いました。
今までアジアンタイヤは7セットほど使い、ほぼスポーツ系でした。
スポーツタイヤと比べるのもどうかと思いますが、ロードノイズは確かに静かです。また、アジアンタイヤに多い気がするのですが、空洞に響くような音も皆無です。
寿命はまだ分かりません。
総合的にはブリジストンのB-Styleと変わらぬ感じだと思います。
ただ1点、不可解なことがあります。
どう見ても回転方向を促すようなマークがあるのにも関わらず、また、デザイン的にも方向があるような見た目ですが、回転方向がありません。
結果的に車を左右から比べた場合タイヤパターンが左右で違い、釈然としません。
神経質な方はこのことを知ってから買われることをおすすめします。
パターン的には謎ですが雨の日走ってみても、走行には当然支障がありませんでした。
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
国産ヨコハマECOSから履き替えました。
新品だからか意外とゴム質は柔らかめでロードノイズが凄く静かです。また、ショルダーの剛性も低めなのでコーナリングはどうかなと思っていましたが、心配するレベルではありませんでした。
空気圧など上げなくても十分にグリップします(あくまで通常走行時)。
転がり抵抗も明らかに変わります。信号待ちの前にアクセルオフで走っていくときスーッと進んでくれます。
しかしブレーキが利きにくい、とかそういうことじゃないでご心配なく。
海外製タイヤのレベルがここまでとはただただ驚きです。
次回もおそらくこのタイヤにします。