OVATION W586 の特徴

　OVATION「W586」は オベーション ダブリュー586 と読みます。中国メーカー Shandong Hengfeng Rubber ＆ Plastic Co.,Ltd（山東恒豊ゴム＆プラスチック有限公司）の中国工場で生産されスタッドレスタイヤです。

　「W586」自体の国内導入は数年前から行われているよう。しかし、オートウェイ によるボリューム展開が本格化したのは実質今シーズンから、と言ってもいいかな。導入ルートとなるのは米テネシー州メンフィスに拠点を置くユニコーン社です。ここを経由し 国内では オートウェイ が販売します。既に実績を持つ HIFLY と同様の展開ですね。

　製品特性に注目すると、最新の設備と技術により高品質とコストパフォーマンスの両立を実現。米運輸省の認定規格である DOT をはじめ、欧州など各国の基準、規定に合格しているという。

　また左右非対称パターンを採用し低ノイズで、冬季の濡れた路面でも安全性に優れているという主張をするも、価格重視によるコストパフォーマンスが最大となるのでは。実際どうだろう？

　トレッド面は近年の主流であるINとOUTで異なるデザインを採用します。この意味は多様化する路面環境でも効きへの可能性を高めること。国内外のメジャーに比較するとやや単純化されたサイプ構造ながら、ブロックへの規則正しい配列は世代進化のイメージを抱きます。

　コンパウンドにはシリカを配合、低温時にも柔らかいゴム特性を備えます。雪路における標準性能は確実に発揮出来るレベルにあると捉えます。注目するのは、そうアイス路面と寿命に対する可能性です。

　価格展開からは HIFLY 並みの性能と見るべきかな。なら HIFLY の投稿インプレッションを参考にしたい。なるほど、アイス路面では厳しいです。ただ寿命は決して悪くない。しかも、過酷な北海道で合格点の評価もある。安全速度を守り、アクセル・ブレーキの操作をしっかり行うことで問題なし、だという。

　まとめます。まずは使用環境の理解をして欲しい。その上でコストパフォーマンスに優れる「W586」の製品評価が得られると考えます。