第15回 高速600km以上走る

 今回、非常に珍しいことですが、1人で運転しそれも1日で600km以上を走りました。そのほとんどは高速道路、これはいい機会とタイヤを感じたものの、行きと帰りでは随分異なる感触です。その点について報告します。(今回は写真全くありません。撮る余裕ありませんでした)

 所用の為深夜というか早朝というか、午前3時に自宅を出発、東北道をひたすら走り、初めての地である岩手県の盛岡へ。朝から夕方まで用件、その後はまっすぐ自宅へ戻ります。往復の走行距離は、621km。タイヤを感じることは今まで随分経験しています。しかし、体感の違いは、その時の体調(疲労度)、また、運転への集中度合いによっても違いました。

 さて、車は酷暑の中の走行で、特にバッテリーは注意。今のバッテリー弱まりつつあるので、一応バッテリー液の補充はマメに行っています。そして、タイヤの空気圧。先日もチェックしたばかりで問題ありませんが、念の為もう一度。更に、夏の高速はフロントウインドに虫が・・・、ウインドウォッシャー液も補充。これ前日に行いました。

 一応の準備はOK。これで出発です。幸か不幸か、普段の生活で午前3時ごろ行動することはありません。非日常的(私には)行動は、運転への集中意識を高め、繊細な感覚がもたらされると思っています。

 しかし、スタートし高速に入り、1時間経過、2時間経過するもそうそう「N6000」の感触に、今まで体感したことと大きな違いを得ることはありません。これまでお伝えしたことの繰り返しのよう。

 約4時間経過し、目的地へ。盛岡市内は、北上川が流れなかなかいいところです。市内を走る車はセカセカしておらず、のんびりな感じ。いつもイライラしている私には、たまにはいいか・・・

 さて、用件終了。そそくさ帰りますが、さすがに相当の疲労感。目がしょぼしょぼしていて、薄暮では見ずらい、やがて足はややしびれる感触もあり。さすがにまずいと感じるも、それが逆に緊張感を誘い、体全体でタイヤを感じることに。

 「N6000」の基本的感触は、グリップはアジアンスポーツタイヤに近い性能、それは横に強く、縦は個人的にはややルーズさを覚える。静粛性は、まあまあ。決して悪くない。パターンノイズの煩わしさも感じない。高速域では、段差超えで微妙に跳ねる感触が残る。衝撃の吸収が鈍いのかもしれない、というところ。全体的にはそれほどの不満は感じないです。

 それを基本としこの時感じたことは、やはりタイヤの衝撃吸収は追いつかない。助手席には、息子が爆睡していましたが、体が振られ何度か目覚めるシーンあり。乗り心地は必ずしもよいとは言えない。たまにガツンガツンというようなところも。高速でも険しい箇所が多く、左右に振られ、アップダウンも激しい。グリップ性能がそれなりにあることで、左右に対してはまだ行けるという感触は得られますが、下りに対してはやや躊躇します。ブレーキでは、初期反応期待するのですが、バランスが極めて微妙かも。

 ただ、直進性は優秀、ステアリングのブレも気にならない。左右に振られ、アップダウンも激しい峠では、ステアリングを握る手に力入りますが、それでも疲れている割りに運転が楽しい。もっと行けるというタイヤへの期待があるからか。帰り4時間掛け無事生還しましたが、「N6000」に対して全体的には信頼性がまた向上したと捉えています。

 それにしても、老体にはきつい1日でした。息子も同乗していたのですが、行きは新しいことの発見が多いようで興奮気味。帰りはぐったりで、途中から爆睡。しかし、気がつけばスピードメーターを睨み、小言を言う余裕もある。

 もう少し若ければ、いや慣れていればこのくらいではへこたれないのかもしれませんが、翌日まで疲れを引きずっています。さて、昨日600km以上、前回から765km走行し、トータルで7,490kmです。  つづく

2010.7.26
追 記

 NEXEN「N6000」の高速走行お伝えしましたが、どうにも写真が無いのに不満です。せめて、走行後のトレッド面(現時点での摩耗状況)でもお見せしなければと思い撮りました。

 今までより大きいサイズで掲載しましたので、わかりやすいかと。3月末の再装着でローテーションしていますので、前輪に比べ後輪の方が摩耗進んでいます。後輪は、ショルダー付近の横溝が消えかかっています。測定は100円ショップのノギス利用。通常新品タイヤの溝は、8~9mm位と言われます。法律で定められた溝の深さの限界は1.6mm。

前輪 外側・センター・内側 測定
 前輪 外側        前輪 センター    前輪  内側

ノギスで測定
微妙ですが前輪 外側は6mm。 前輪 センターは6.8mm。 前輪 内側は6.5mmというところ。

「N6000」後輪
後輪は、外側5.8mm。残溝も十分でまだまだ行けるでしょう。  つづく
2010.7.30

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