ダンロップ DSX。スタッドレスタイヤの特徴について。

   ダンロップ DSX の特徴

dsx
  • タイヤカテゴリー:スタッドレスタイヤ 
  • タイヤサイズ:12〜19インチ
  • タイヤ偏平率:80〜40%
  • 独自技術:デジタイヤ
  • 独自技術:ミウラ折サイプ
  • 独自技術:最適剛性分布パターン

 タイヤ性能

 ダンロップ「DSX」は、接地面積を拡大することでグリップを向上させる「ミウラ折りサイプ」と、雪を噛み、効率的に排雪する「最適剛性分布パターン」の効果により、特にアイスバーンに強さを発揮するスタッドレスタイヤを謳っています。


 このタイヤの性能について確認していきます。

タイヤテクノロジー

 ダンロップ「DSX」の特徴である「ミウラ折りサイプ」とは、その効率の良さから様々なものに採用されている「ミウラ折り」を応用し、ブレーキによりタイヤのブロックが倒れ込むのを最小限に抑え、路面との接地面積が増大することで、コンパウンドが持つ撥水効果や引っかき効果を引き出すものだそうです。


 「最適剛性分布パターン」は、タイヤのセンター、ミドル、ショルダーと外側へ向けて剛性が大きくなるように設計されています。これは、センターを最も柔らかくすることで雪を噛む効果を向上させ、同時に排雪も効率的に行うことができるようです。

 また、水を弾いて氷を引っ掻く「グラスファイバーゴムU」に「テトラピック」を配合した新コンパウンドは、ミクロレベルの引っ掻きとナノレベルの引っ掻きの相乗効果でアイスバーンでのブレーキ性能を高めます。


 さらに、ドライ路面での静粛性や「ミウラ折りサイプ」による高いブロック剛性は、ミニバンや1BOXなどの重量ある車種でも、ふらつきや腰砕けを防止し安定ある走りを実現することが訴えられています。

タイヤインプレッション

  ダンロップ「DSX」は、「DS−2」と比較してブレーキ性能で約30%も向上しているそうです。これは、ダンロップのテストデータによるものですが、距離にすれば10m近くも短縮されていることになり、安全性に対するアドバンテージを得たことになります。


 しかし、このタイヤは2005年の発売で今シーズンは7シーズン目に突入。「DSX−2」との比較でも、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 これまでの評価では、全体的にはスタッドレスタイヤに見られる柔らかさは感じられず、よい意味での硬さ=剛性感があるようです。まれに、シャーベット状態での効きにやや心もとなさを感じるという人もいますが、得意性を示すアイス性能は2005年出現のタイヤとしては決して悪くない印象です。


 価格面でも優位性は感じられます。ブリヂストンの「BLIZZAK REVO2」やヨコハマ「iceGUARDブラック ig20」辺りとは同年代の発売ながら、割安感が感じられそう。また、必ずしも最新スタッドレスタイヤという拘りが薄いベテランユーザーなら、十分お買い得なタイヤと言えそうです。

 ダンロップのより進化したタイヤを望めば「DSX−2」を、価格面を重視する人はこの「DSX」の選択がお勧めかもしれません。

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