ダンロップ エナセーブ EC202 の特徴
- カテゴリー:スタンダード低燃費タイヤ
- サイズ:13~17インチ
- 扁平率:80~55%
- 発売:2009年10月
製品情報
ダンロップ「エナセーブ EC202」は、同社のスタンダードタイヤ「DIGI-TYRE ECO EC201」の後継となるスタンダード低燃費タイヤです。
「エナセーブ EC202」は、同社の低燃費タイヤブランド エナセーブ を冠することで、低燃費タイヤとしての追求、そしてタイヤそのものの付加価値を増幅させ、装着に関するターゲット層の拡大を訴えることが可能となりました。
一般的にタイヤの転がり抵抗低減には様々な技術が採用されています。「エナセーブ EC202」は、EC202用コロエネゴム を採用しトレッドゴム自体の発熱抑制と、ベース部に発熱の少ない天然ゴムを採用しベース部自体の発熱抑制となる 低発熱ベース とのコンビネーションにより、実現が図られています。従来品比較では、転がり抵抗を約20%低減させ、燃費が3.6%向上しているという。
また65~80扁平の高扁平サイズは、二層化されたサイドウォールを採用、しなやかな乗り心地と高い操縦安定性を確保します。更にDRS(デジタルローリングシミュレーション技術)によるウェットでのハイドロシミュレーション、接地圧・接地形状シミュレーションなどから、導き出された新パターンで高い安全性能を確保しています。
「エナセーブ EC202」は、5リブのスタンダードパターンと、4リブの軽・コンパクトパターンの2種類が設定され、幅広い車種への対応が可能となっています。ラベリング制度の転がり抵抗係数は「A」、ウェットグリップ性能は「c」です。双方とも上から3番目という結果、低燃費タイヤの評価としては標準的です。
因みに超エコタイヤと言われた「エナセーブ97」は、転がり抵抗係数が「AA」、ウェットグリップ性能が「b」。現在では転がり抵抗係数「AAA」も出現していることで、それまでのアドバンテージは弱まります。
「エナセーブ EC202」は転がり抵抗を低減し、クルマの走りにスムーズさが訴えられ、ブレーキのタイミングに対する従来との違いも示されます。乗り心地はスタンダードレベルの域は脱していないながら素直な印象が持たれ、同じスタンダードレベルからの履き替えなら違いを感じる点は多いかも。
低燃費タイヤながら、スタンダードの理解をどう受け入れるかにより、タイヤの満足度には違いが出てきそうです。
インプレッション
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
装着後6000㎞程走行したインプレッションである。
Eセグメントのゼロクラウンの性能に対して若干負けているタイヤである事が前提での記述とする。
ドライグリップは峠道を攻める様な走りをしない限り(そもそもその様なタイヤではない)は必要十分な性能であるが、ウェットグリップは若干心許ない。
乗り心地は至って標準的であるが、ややピッチングが激しい点が気になる。
新品時に比べ僅かながら静粛性の向上が認められる。
EC202は転がり抵抗が小さく、低燃費が期待出来る。
寿命だが、以前のダンロップと違い、6000㎞走行しても殆ど摩耗しておらず、この点では期待も込めて評価を4とする。
しかし、ダンロップも含めて国産メーカーのタイヤはある1つの性能だけが突出するガサツさが否定出来ず、トータルバランスでは仏ミシュランに遠く及ばない。
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
マークⅡからの乗り換えに伴い、中古車屋にて新品装着(恐らく型落ちの在庫)。
概ね平均的な性能のタイヤである。
スタンダードタイヤの為か、NA-3000㏄で188kw(256PS)を発揮するクラウンの性能に辛うじて対応している感が否めないが、通勤使用で燃費はフルオートエアコン使用で11㎞/Lは軽く超える(最高で12㎞/Lちょっと)のでなかなかの好成績である。
ただ、この頃のクラウンロイヤルのサスペンションはかなり硬目のチューニングなので、硬目のチューニングを施したサスペンションのクルマに履かせた場合、人によっては乗り心地が硬すぎると感じるかも知れない。
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