FEDERAL FORMOZA FD1 の特徴

  • カテゴリー:スタンダードタイヤ
  • サイズ:14~15インチ
  • 扁平率:55~50%

製品情報

 FEDERAL「FORMOZA FD1」は、同社の最新技術である「TTIC」によりパターンデザイン化されています。カテゴリーはコンフォートレベルを謳うもサイズ整理が進みスタンダードへ括るべき、と考えます。主張点は、快適性、耐久性そして省燃費効果です。

 「FORMOZA FD1」は、トレッド面に刻まれた2本の溝を中心に、傾斜カーブの溝を組み合わせたデザインが特徴的です。ウェットでの排水効果の向上、そしてハイドロ対策に優位性を示します。口ばし型のブロック形状とショルダー面にも溝を刻み、静粛性と偏磨耗への貢献も訴えています。

 グリップ性能はスタンダードレベルと考えた場合、限界点はそれほど高くはなく、グリップに頼るようなドライビングには向いていない、と考えられます。但し、同社のMPO技術の採用は、トレッド面のめくれや剥離を無くし、その磨耗限界点まで安定したタイヤ性能を発揮することを強調しています。

 FEDERALがミニバンへの装着も推奨していたのは過去。現在サイズ整理によって難しい。14~15インチの軽カー用として新たな主張を展開します。ミニバンへは「FORMOZA FD2」がフィットする、と考えます。

 アジアンタイヤの中でFEDERALは信頼性の高いブランドのひとつと言えます。販売戦略も独自性を打ち出し、より日本市場を意識した動きが目立ちます。FORMOZA ブランドは、それまでのスポーツ色からコンフォート色を強調したタイヤとして重要な役割を担っています。

 ただ「FORMOZA FD1」が、軽カー用としての主張性に転化したのはやや寂しい展開です。それでも元来のコンフォート性能を期待すれば、軽カーでもかなり快適な走行を得ることが出来るのでは。

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(2016.2更新)