Hankook Winter i*cept の特徴

  • カテゴリー:スタッドレス
  • サイズ:12~16インチ
  • 扁平率:80~65%

製品情報

 Hankook(ハンコック)「Winter i*cept(ウィンター アイセプト)」は、雪道とアイスバーンで安全な走行性能を発揮するための新概念、トラッドデザイン 2S+Eco の搭載が謳われるスタッドレスです。

 2S+Ecoとは、どのような技術なのか。2S のひとつは Super Tensile Spike Fiber(特殊高強力繊維)のこと。トレッドゴムと堅く結合された特殊高強力繊維が、氷を引っ掻きブレーキング性能を向上させます。

 この特殊高強力繊維は同社の従来品の繊維と比べ約20%強度が向上、磨耗し難く折れ難い構造。またゴムと堅く結合させる特殊コーティング処理によって、トレッドゴムからも抜けにくい設計になっています。

 もうひとつは、Silica(シリカ)コンパウンド。Silicaはコンパウンドに配合されることで低温でもゴムの硬化を防ぐ効果があります。特に最近の高性能タイヤによく採用されている素材であり、元々はミシュランが グリーンXテクノロジー として採用したのが始まりとも言われます。しかし、今や高性能タイヤの定番的な技術です。

 そして +Eco は Eco Friendly。環境に配慮した原料が使用されています。こうした技術が採用された「Winter i*cept」、性能については意外と平均的な印象かと。稀にドライでのグリップ感の低さや、雪路での食いつき、という点で厳しいと感じてい人もいるよう。

 但し他のアジアンタイヤに比べアイス性能への感触は決して悪くない。引っ掻き効果に対する実感が得られ、ブレーキングや発進時でも相応の安心感は得られる、としています。いずれにしてもマイナス的な印象すべては、アジアンタイヤだから、安いからと結論付けられることは如何なものか。

 アジアンタイヤでもハンコックへの見方は異なります。今やグローバルメーカーとして存在感を示しており、スタッドレスにおいても他のアジアンタイヤと同列に評するのは難しくなっています。やはり性能的には一段階上、と言う見方が適しているのでは。

 タイヤ選択は、トータル的な使用環境とコストパフォーマンスを理解し購入することで、満足感を得る人も多いはずです。その結果、アジアンスタッドレスの市場は随分拡大されており、引き続き今シーズンも注目される、と考えます。

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(2016.9更新)