ブリヂストン BLIZZAK の歴史

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 ブリヂストンのスタッドレスブランド BLIZZAK は、1988に誕生した「PM10」「PM20」、1992年の「PM30」が始まりです。

 2013年シーズンで25年を迎え、この時登場したのが「VRX」です。集大成を謳い最上のアイス性能に高い自信を示します。

 進化は止まらない。最大となった「VRX」を超える「VRX2」の登場によって新たな BLIZZAK の歴史が刻まれます。

 1970年後半から1980年初頭は、スパイクタイヤ全盛による粉塵公害が社会問題化した時期です。これがタイヤメーカのスタッドレス研究開発に拍車を掛けました。しかしながら課題は多く、スパイクピンを使用しないで如何にアイス性能を向上させるか、難題だったでしょうね。

発砲ゴムの誕生

 見出したのはゴムの中に極小の泡を取り込み、スポンジのような柔らかさを持った素材です。アイス路面でグリップ力を得る手法の一つとして、トレッド表面に微細な凹凸をもったゴムが開発されました。

 アイス路面で滑りの原因となるのは、タイヤとの間に発生する水膜です。この水膜を取り除くことで、アイスグリップを向上させることになります。これが 発砲ゴム の誕生です。

 そしてミラーバーンの対応にはとことん氷の研究を実施し、誕生したのが1994年の「MZ-01」です。1997年には気泡に水路を加えた 連鎖発砲ゴム を採用した「MZ-02」、更にはその水路を大径補強した メガ発砲ゴム へと進化した「MZ-03」が2000年に登場します。水膜を効率的に排除する拘りの製品です。

 ここから更に向上を果たす為に、発砲ゴム にプラスして氷を引っ掻く技術を実現しています。それが バイト粒子 です。2003年の「REVO1」で採用、2006年には レボ発泡ゴムZ 採用の「REVO2」を投入します。

 素材技術の進化と伴にトレッドパターンも同時に進化します。トレッド幅を広げ溝幅を小さくし、接触面積を増やしているのです。2009年登場の「REVO GZ」は左右非対象パターンを採用、縦の動きに対する対応が飛躍的に向上しています。

 そして2013年に「VRX」が投入。集大成と呼ばれる所以は、これまで培ってきた技術の積み重ねです。アイス路面を制するタイヤが最上、と評されるのは至極当然のことでは。

 これさえも上回るのが最新「VRX2」です。集大成を超えると何と呼べばいい? いずれにしても「VRX」からアイス性能10%の向上です。その他諸々大きな進化を遂げています。

BLIZZAK の由来

 英語で大吹雪を意味する Blizzard(ブリザード) と、独語でのこぎりなどのギザギザの歯を意味する Zacke(ツァッケ) とを組み合わせ BLIZZAK と名付けたという。1988年に発泡ゴムを採用した乗用車用スタッドレスタイヤの発売がきっかけです。2017年シーズンで29年を迎えました。

(2018.7更新)