タイヤ比較(選び方)

(選び方)

 タイヤは唯一路面と接しておりクルマの走りに大きな影響力を与えます。従ってその役割を知ることは大変重要です。

 新品への交換は安全性や低燃費、快適性の向上などプラス面での効果が大きい。もし寿命なら早めの交換を意識し効果を取り戻したい。その目安はスリップサインが出た時と言われますが、既にそれでは危険信号です。その前に交換を意識したい。

 でもタイヤ選びはどうしたらいい? 実際、愛車の装着サイズを知らない人はクルマ所有者の半分ぐらい、とも言われています。その種類は大変豊富、どのような製品を購入すれば良いのか迷ってしまいます。これが理由でしょう。従って価格的な面も含め既存と同じようなもの、として交換する人がかなりを占めることになります。

 確かにブリヂストンでは、新車装着同等レベルの製品を選ぶこと推奨しています。これ全く同意。但し、同等=同一カテゴリーと判断します。その上でメーカー、銘柄などの違いから微妙に異なる特性を受け入れたい。

 その為には求める条件、例えばもっと乗り心地を良くしたい、静粛性を高めたい、走りの安定性を得たいなど、これを明確にすることでベストマッチが必ず見つけられるはずです。

 ここではタイヤ比較をどのような考え方で行えばよいのか触れた上で、各々の特性をピックアップし購入へ繋げて行こうと思います。その前にまずは現在のタイヤ市場特性について触れておきます。

現在の市場特性

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 タイヤは高価なもの、というこれまでの概念は薄れています。新興国製(アジアンタイヤ)の台頭、またインターネットの普及によって購入手法に変化が見られることなどがその理由です。

 一般的にタイヤは4年を目安に新製品に移行します。その時、時代に沿った車種人気との関連は見逃せません。近年は軽/コンパクトカー、そして低燃費車に傾倒、これらをターゲットにする製品が数多く発売されています。

 かつてフラッグシップを背負うのはスポーツ系が定番でした。しかし、いつしか低燃費に優れることが製品評価で最大となり、対極する性能のスポーツ系は蚊帳の外に。この暗黒時代は市場全体の華やかさを失わせ、更には基本性能に対する技術の停滞が懸念され始めたのです。

 これに危機感を持ったメーカーが新たな動きに移行します。低燃費を意識しつつも、カテゴリー本来の特性を追求する方向に舵を切ったのです。スポーツなら絶対的なグリップ向上は譲れない。でも低燃費をこれまで以上に意識してみる。プレミアムコンフォートでは極上の快適性を最上位にしつつ低燃費を図る、という感じかな。

 これにより市場の活性化が復活、すべてのカテゴリーで隆盛が感じられるようになりました。特にSUVはここ数年で注目カテゴリーへ急成長しています。コンパクトからミドル、そしてプレミアムまで揃う車種に対して十分な対応力を備えています。これ当然ながら車種としてSUVの盛り上がりに反応した結果です。

(2018.6更新)
【TOPICS】

タイヤカテゴリー別性能比較

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 タイヤを知る上でまずはカテゴリーの理解が重要です。搭載される性能別にそれぞれが括られる、これがカテゴリーの在り方です。

 基本は相反する性能を有する「スポーツ」と「コンフォート」。これを横軸とし、その中間にスポーツにコンフォート性能を併せ持つ「スポーツコンフォート」が配置、両立を果たします。

 縦軸で上位を追求するのがの「プレミアムコンフォート」、対極(下位)で標準性能となるのが「スタンダード」です。

 ミニバン専用となる 「ミニバン」、高性能化が進み人気の「SUV」、またオフロードに長けた「4×4」もカテゴリーのひとつとして分類されています。そして普及を狙う「オールシーズン」も新たに組み入れます。

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タイヤ比較を多面的に実行する

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 カテゴリーをメインにすることがタイヤ比較の基本です。でもこれが全てじゃありません。その他比較(検討)項目を挙げてみたい。

 多面的に、そういまの人気は何? と知ること。注目銘柄の把握です。サイズを横断で比較してもいい。同サイズでも様々な銘柄が発売されています。特性の違いを受け入れるのもありかな。

 更には価格面から見ることだって興味あると思います。インターネットの普及によってタイヤもネットで買う時代。でも脱着交換等はどうしよう?

 またメーカーの主張を受け入れる。その為には現状や過去の歴史、企業理念なども探ってみると面白いのでは。

人気銘柄を把握

 売れ筋は、高価(7~8万円)よりそのワンランク下の価格帯(4~5万円)を購入する人が圧倒的に多いよう。カテゴリーとしては プレミアムコンフォート より、コンフォート や スタンダード などがそれに該当します。

 しかし、タイヤそのものに特徴があり高い評価を得ているもは、価格面やメーカーなどに係わらず人気です。

 例えばカテゴリー認知はいまひとつのスポーツコンフォートに、ピレリ「Cinturato P1」が配置されています。この製品に対する注目は非常に高い。ただ販売データの公表に積極性を示さないのがメーカーなので裏付けは当サイトのランキングから、となりますが。

 というように、毎週金曜日に更新する当サイトのランキングを活用することが可能です。実販売ではなく飽くまでも興味、しかしそれを人気に置き換えても耐えられる数値の多さを誇ります。

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  • コンテンツランキングの推移
  • 当サイトにおけるタイヤの週別コンテンツランキングの推移。実販売数ではないけれど興味の対象が確認出来る。

サイズ検索

 愛車の装着サイズを知らない人が所有者の半分ぐらい居るという。そんな人にとってはいったいどのようなタイヤを購入すれば良いのか ??? でしょうね。ただサイズは理解してもらった方がいい。

 サイズを確認する方法は2つあります。ひとつは装着しているタイヤを見る、もうひとつはフロントドア付近を見るです。タイヤのサイドには、メーカー名や商品名、そして 195/65R15 91H といった表示があります。これがサイズです。またフロントドア付近には空気圧と共にサイズ、そして応急用サイズが記載されている場合が多いのでこれでも確認可能です。

 サイズを理解したら新たなタイヤを探すことが可能です。そのコンテンツを構築しました。楽天市場に掲載される製品をサイズで検索済み。設定範囲は22 ~ 12インチまで。国内外のメジャー7メーカーです。その結果を横断で比較出来ます。

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インターネット購入

 タイヤ選択ではどうしても価格に拘ること多いかと。1円でも安く購入したい、と願うのは当然のことです。購入の平均的な価格帯は、ファミリーカーユースで約5万円ほど。当然この中には脱着交換等すべてが含まれており、実質的な価格はこれより安価になります。

 価格比較は、近所の専門タイヤショップや量販カー用品店は当然のこと、ガソリンスタンド、車を購入したカーディーラーなども対象になりますね。但し、実際に出向くのはなかなか面倒。そこでインターネットで価格の相場を調べることは今や常識。その流れからインターネット購入も手段として確立されています。

 ただインターネット購入は、脱着交換等の手間を考えると消極的に考える人もいるでしょう。しかし、近年はインターネットで安価に購入し、同時に組み換えまでも予約可能。タイヤをショップへ直送すれば当日組み換え作業に向かうだけ。システムはかなり有効だし是非活用したい。

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メーカーの特徴など

 タイヤのルーツを辿れば行き着くところは海外メーカーです。約120年前に自転車用の空気入りタイヤを、初めて実用化したのは ダンロップ だと言われています。

 しかし国内でダンロップは住友ゴムのブランドだし、また世界3大メーカーのひとつ、いや世界トップはブリヂストンです。国内メーカーはグローバル企業として世界的展開を繰り広げています。一方ミシュランやピレリなども、スタッドレスタイヤは日本国内の雪質を研究し国内で開発するなどボーダーレスが進んでいます。

 このような背景の中で国内と海外の比較は、ブランドイメージや歴史的伝統などからはその違いを以前ほど見出せなくなっています。メーカーの国籍だけに拘った比較は意味が薄れていると考えます。

 ただそれでも国内メーカーへの信頼は根強く、タイヤに限らず国内の工業製品に関する絶対的な信頼性が根付いている証であると思います。そこで拘るメーカーの詳細について触れてみました。参考に。

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  • メーカーの特徴
  • メーカーに関する歴史、ブランド誕生の由来、そして拘りなど。メーカーに詳しく迫るその情報は大注目!

タイヤに関する様々な知識

  タイヤはスリップサインが露出すると危険信号。法令(道路運送車両法)でも禁止され新品への交換が必要です。また新品にすることでどのような恩恵を得ることが出来るのでしょうか?

 注目して欲しいのは交換時期、目安です。人によりそのタイミングは微妙、でもメーカーでは指針として気温7℃を明確にしています。拘るのはそれなりの根拠があってのことです。

 更に重要なのは定期点検。空気圧と摩耗等のチェック、月に1度は必ず実施したい。怠ることでダメージを見逃すと重大な事故に繋がる可能性があります。などの知識をより深める為に4つに大別し詳細化しました。

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  • タイヤの知識
  • 知識をより深める為に4つに大別! 役割・新品のメリット・長く持たせる為に・交換から構成!

タイヤ比較をまとめる(損をしない為の選び方)

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 タイヤ比較でカテゴリーが大切なのは間違いない。特徴の方向性を束ねており、製品選択のズレを最小限に抑えられます。従ってそこに括られる製品から比較検討するのが最も重要、そして安易でしょう。

 対してカテゴリー横断は弊害が出る可能性を含みます。目指す方向性がバラバラの中で、求める一定の性能を見出すのはかなり難儀します。それでもこれが必ずしも否定的見解にならないのがタイヤ選びの難しいところです。

 最新タイヤ比較は、カテゴリーの尊重を謳いながらも様々な手法を受け入れます。本質はクルマとのマッチング、その点から多面的な比較観点を鑑みて納得出来る製品を選びましょう。

 繰り返すけれど飽くまでもカテゴリーを尊重した上で行うのがベスト、そして2重、3重の知識を備えれば更なるフォローアップが適うかと。

 バイヤーズガイドなら明確な製品指定がなされるはず。しかし、残念その役割は持たせていません。というか、そこまでのおこまがしさは持っていませんから。謙虚に、でもこれまで養った知識を最大披露するのが役割です。比較検討するのは飽くまでも皆様、当サイトはその材料を提供するのが使命です。

 いろいろ示したけれどタイヤ比較の論点、最終結論は製品選択のズレを最小限に抑えること。率直に言えば損をしない選び方です。実際の購入では数万円もの費用が、もしレベルアップとなれば更にかさみます。だからこそ、タイヤ選びは慎重に行いたい。知識を重ね吟味すれば思いのほか恩恵が受けられる可能性があるのです。