積雪時にスタッドレスタイヤ等装着無しは条例違反

ihan

 降雪時にはスタッドレス又はチェーン装着が当然のことでは、と捉えています。

 しかし、首都圏などで積雪があった場合、夏タイヤのままで走行し立ち往生しているクルマの多いこと。そもそも降雪時に夏タイヤで走行すること自体恐くて出来ません。ある意味チャレンジャーでは。

 2014年の東京、2月8日と2月15日だったかな、30cm近い積雪となりました。2週続けて記録的な大雪です。この影響でクルマは各地で立ち往生、事故も発生し東名高速では上下線とも事故車両が車線をふさぎ渋滞、ほとんど動けない状態になりました。

 東京に雪が積もるのは年に1回あるかないかです。しかも道路に積雪、となると何年に1回です。なので冬タイヤ等の準備を整える人は少ない。だからと言って夏タイヤでの走行はあまりにも危険です。

(2017.9更新)

条例違反になる可能性

 これって実は条例違反になる可能性があるんです。日本では沖縄を除き、北海道から鹿児島まで46都道府県で降雪時の冬タイヤ等の装着に関して条例で定めています。例えば東京都、

東京都道路交通規則 第8条第6号

「積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること」

 となっています。罰則等は不明ながら事故等が非常に懸念されます。私などスタッドレス装着でも毎年雪道走行には気を使います。それほど危険度が高い走行環境となるのです。

 JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)では「都道府県道路交通法施行細則 又は 道路交通規則における積雪、凍結時の防滑措置」として、46都道府県の条例を抜粋掲載しています。是非一度確認して欲しい。