スポーツタイヤ性能比較表

スポーツタイヤ性能比較表

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 スポーツタイヤの特徴は優れたグリップ性能です。スポーツドライビングをメインに、サーキットから街乗りまでをカバーするハイパフォーマンスタイヤとして、各タイヤメーカーがフラッグシップにポジショニングしています。

 スポーツタイヤのトレッドデザインは、路面との接地性を稼ぎ高いグリップ性能を得るためにブロック面が広く確保されています。これがスパルタンさを演出し、そこからタイヤの効きに対する印象を大きく左右することもあるんです。

 レーシングテクノロジー注入によるハイパフォーマンス化は、一昔前のSタイヤ並みとの評価に繋がります。最新はサーキット走行でラップタイムの更新を狙うなど、正にレーシングタイヤとしての役割も持たせているのです。このように最新技術によるグリップ重視の姿勢は、スポーツカーや高出力車をメインにハイレベルな走りを目指すユーザーへ向けられています。

 しかしながら、タイヤの基本形であることも理解したい。グァーと走り出す加速時の食い付き、ググッと止まる制動性能、そしてグリップと剛性によるコーナーリング性能、更にはウェットなど、基本形を高位に実現するのがスポーツタイヤの特性でもあります。

 ここに様々な特徴付け、そう味付けを施し個性化を果たすのが最新スポーツタイヤと言えるのでは。現状メーカーによる違いは大きく、例えば圧倒的なグリップ性能を謳うも体感は異なります。フィットする感触を是非見つけて欲しい。

(2016.2更新)

スポーツタイヤの多様性

 スポーツタイヤは市販製品として、日常走行に対しても十分な性能を求めたいもの。サーキット走行オンリーではなく、快適なタイヤとしての役割も備わっているのが理想です。一般に求められるタイヤの基本性能は、グリップ性能、ウェット性能、静粛性、快適性、寿命などですが、これらを程よく持ち合わせることがスポーツタイヤにも期待されます。

 国内メーカーのタイヤはグリップ性能とウェット性能へ偏向した傾向があり、静粛性や快適性は最小というイメージかと。それでもスポーツタイヤの特徴として受け入れられ、タイヤレベルが過小に評価されることは少ないのです。

 一方、海外メーカーのスポーツタイヤは、圧倒的グリップ性能に特化した国産スポーツタイヤのような傾向は少なく、スーパープレミアムタイヤとしての総合的なバランス性能に特化した位置付けや、コンフォート性能を併せ持つやや快適性に振った方向性が見出されています。タイヤコンセプトの方向付けがやや異なるということです。

 ただハイレベルなコンフォート性能を持つスポーツタイヤは、国産タイヤと比べレベルダウンした性能のイメージが持たれてしまうこともあり、国内ユーザーの圧倒的なグリップ神話に対する満足感を必ずしも得られるかは微妙です。しかし、タイヤ性能比較での追求は必ずしも一つの方向性とは限りません。上述した特徴はスポーツタイヤのひとつとしてそれぞれに求めるべきでは。

 スポーツタイヤは、スポーツ走行などを楽しむユーザーや、スポーツカーのオーナーからは常に注目されているカテゴリーです。それでも最近の環境性能に拘るタイヤ事情とは距離があり、スポーツタイヤとしての独自性をどう広めていくかが今後の課題となります。

【2016 ラインアップ全体の特徴】

 2016年のスポーツタイヤカテゴリーは、一部で展開の変化が見られるものの昨シーズンの踏襲です。しかし、昨シーズンのライナップはかなり激しい展開となり、その余波は今シーズンも十分な魅力を与えてくれます。

 国内3メーカー(ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ)にプラスしてグッドイヤーが投入するスポーツタイヤは、フラッグシップにもなる圧倒的な性能を搭載しています。最大特徴、そう主張点はドライグリップです。いずれもサーキット走行を念頭にラップタイムの向上を訴えます。

 決して街中での快適性など半端な姿勢は示さず、アグレッシブなタイヤイメージを定着させています。過去エコタイヤから低燃費タイヤ導入初期まで、スポーツタイヤにとっては正に暗黒時代が続きました。その鬱憤を全て吐き出すような現在の姿勢はタイヤ好きにとっては最高に楽しい。

 暗黒時代のフラッグシップは常に低燃費、コンフォート系にその役割を託していました。しかし、飽くまでもフラッグシップはスポーツタイヤであって欲しい。そしていまその動きは戻った、と言ってもいいのでは。

 ただ、さすがにドライグリップ重視の既存スポーツタイヤが一般的にはなりにくい。それでもレースシーンからのフィードバック、そしてナノレベルでの素材技術、更にはラベリング制度適用サイズも出現するなど、ワクワクする搭載技術が満載です。

 トーヨーがここに加わることが出来ないのは寂しい。PROXES の展開は全体的な整理が必要では。またグッドイヤーは別として、ミシュラン、ピレリはこれまで通りの自己主張を継続しています。築き上げたブランドイメージを踏襲することがポリシーかと。この展開には歴史的伝統を強く感じます。

 最後に注目製品に関して。ミシュラン「Pilot Sport 4」です。これフォーミュラEの装着タイヤからフィードバックされた技術が主張点となり、次世代スポーツタイヤを謳います。

関連情報

スポーツタイヤ性能比較

*性能評価バーは各カテゴリー内での評価を対象としています。他のカテゴリーとの評価を比較するものではありません。
*性能評価バーはタイヤメーカー等の指針を参考にしたものであり、タイヤの絶対的な性能を示すものではありません。

ブリヂストン

伝説の「RE-71」が復活。POTENZA 史上最速ドライグリップへ
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最適な設計を実施する独自技術「アルティメット アイ」を駆使。モータースポーツ用タイヤ開発で培ったハイグリップポリマーと補強剤の最適化により路面との接地性向上。従来品「RE11A」に比較して最速ラップタイムは1.4%短縮。

プレミアム性能を更に向上、エコスポーツタイヤとして誕生
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「POTENZA RE050」の後継。プレミアムタイヤとしての性格はそのままに、左右非対称パターンにより、ウェット性能とドライ性能が追求されている。フェラーリなどの世界的なハイパフォーマンスカーにも標準装着。

「Adrenalin RE002」の進化。裾野を広げたタイヤ性能に注目
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ターゲットは従来を踏襲、スポーツカーのみならず、セダンやミニバンなどのスポーツ志向の高いユーザーへのニーズにも対応。モータースポーツ用タイヤ開発で培った高いブロック剛性と排水性の両立を図った新パタンを採用している。

ヨコハマ

グローバルフラッグシップブランド ADVAN の頂点に立つ
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ハイパフォーマンスプレミアムカーへの新車装着が際立性格から、一般市販タイヤとしてやや馴染み難いのはショウガナイ。しかしながら、トータルバランスを損なうことなく従来を凌ぐ性能には最大の興味が示される。

詳細は ヨコハマ ADVAN Sport V105 の特徴 で確認を。
「AD08」をチューニングし R への更なる進化
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トレッドパターンはドライ、ウェット性能と耐磨耗性能が評価された従来品の唐草模様にも似たデザインを継承。コンパウンドは従来に対して初期グリップ力とコントロール性の向上を目標に開発された「MSコンパウンド2R」に進化。

スポーツタイヤとして新たなポジショニングを提唱する
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転がり抵抗低減によるスポーツ低燃費タイヤを謳う。素直な操作性、高いウェット性能、そして静粛性に優れる。街中での快適性とスポーツ性能に対する要求を底辺から支える懐の広いタイヤ性能を備える。

詳細は ヨコハマ ADVAN FLEVA V701 の特徴 で確認を。

ダンロップ

「DIREZZA ZⅡ」の最上級進化系、ラップタイム短縮を宿命とする
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「DIREZZA ZⅡ」の正統進化を果たし、ドライグリップ性能をさらに向上、サーキットでのラップタイム短縮を強烈に訴える。サーキット走行で1周目、最速、平均すべてのラップタイムを1.0%以上短縮させている。

トーヨー

PROXES ブランドのプレミアムスポーツタイヤ
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ドライ、ウェット性能を高次元で発揮しながらも静粛性や偏磨耗への対応も実現。「PROXES R1R」がサーキット走行などでの得意性を訴えるのに対して、「PROXES T1 Sport」はスポーツタイヤとしての運動性能と快適性を両立。

詳細は トーヨー PROXES T1 Sport の特徴 で確認を。
未だ D1 でも大活躍。まだまだ注目は尽きない
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トレッドパターンが斜めカット。Sタイヤのコンパウンドを使いパターンもレイン用Sタイヤと見間違えるほど。グリップ性能に限れば POTENZA や ADVAN にも勝る性能を持つと言われた。見た目の精悍さもいかにもグリップしそう。

詳細は トーヨー PROXES R1R の特徴 で確認を。

ファルケン

闘えるタイヤとしてハードな限界走行のサーキットランに集約される
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「AZENIS RT615」を踏襲、北米向けのタイヤ「AZENIS RT615K」として蘇る。国内へは逆輸入形態で導入される。ドライグリップに留まらずロングライフ性能やウェット性能も確保。

詳細は ファルケン AZENIS RT615K の特徴 で確認を。
アウトバーンで培われたファルケンのフラグシップモデル
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ターゲットはプレミアム・ハイパフォーマンスカーを想定、ブリヂストン「POTENZA S001」やトーヨー「PROXES T1 Sport」などを競合として指名。ドライグリップへ傾向する「AZENIS RT615K」とは差別化を図る。

詳細は ファルケン AZENIS FK453 の特徴 で確認を。

グッドイヤー

「EAGLE RS Sport」後継。グリップ性能向上のストリートハイブリップ
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注目点は進化したS-SPECコンパウンド。パターンデザインはそのままに、従来のグリップ性能と高速走行での操縦安定性を高め、サーキット走行そして街乗りでの安定したハンドリングレスポンスを求めるユーザーをターゲット。

ミシュラン

ポルシェ、BMW Mモデル、フェラーリとの共同開発
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ウルトラハイパフォーマンスカーを主なターゲット。トワロン(特殊繊維)を使用したベルトの採用によりトレッド部でのテンションを最適化し、遠心力によるタイヤの変形をコントロール。結果、超高速走行時に優れた安定性をもたらす。

直感的な走りを愉しむダイナミックグリップスポーツタイヤ
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EVのフォーミュラレースである フォーミュラE で磨かれたレースタイヤの技術を応用。接地面に対する溝の割合を示すボイドレシオが、フォーミュラEレース用タイヤと同じ26.4%を誇り高いグリップ性能を発揮する。

詳細は ミシュラン PILOT SPORT 4 の特徴 で確認を。
クルマとの一体感を引き出すプレジャーグリップスポーツタイヤ
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運動性能、静粛性、耐摩耗性、そしてウェット性能まで強く訴える。スポーツタイヤ「Pilot Sport ps2」の運動性能と、スポーツコンフォートタイヤ「Pilot Preseda pp2」が持つ快適性、更にウェット性能の向上がプラスされたイメージか。

詳細は ミシュラン Pilot Sport 3 の特徴 で確認を。
スポーツタイヤの新たなポジション、快適なスポーツタイヤ
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ミシュランは好みにより評価が分かれる。「ps2」もドライグリップ好みのユーザーは評価厳しい。ハンドル操作の感触と剛性に違和感を感じるときがあるよう。ただ全体的には快適なスポーツタイヤの評価に落ち着きそう。

ピレリ

「P ZERO NERO」からコンパウンド系の進化を果たす
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「P ZERO NERO」のパターンは継承し、コンパウンド系の進化を果たす。スポーツ性能と快適性、そして静粛性を持つオールラウンド性の高いタイヤ。車の速さを求め大径のホイールと超偏平タイヤを求める人に最適。

詳細は ピレリ P ZERO NERO GT の特徴 で確認を。

コンチネンタル

安全性に優れたプレミアムスポーツ
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ストリート用としては強烈なグリップ性能を誇る「ContiSportContact 5P」と基本コンセプトを同じにする。ウェットグリップ性能や耐摩耗性能など安全性能を高め、ストリートでの扱い易さを高めたのが特徴。

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