SUVタイヤ性能比較表(H/T・S/T)

SUVタイヤ性能比較表(H/T・S/T)

suv

 SUVは街中でもその姿にも違和感を覚えることがなくなった車のジャンルです。最近では高性能スポーツカーにも勝るエンジン性能や、プレミアムセダンのような豪華さ、乗り心地の良さから高級車の位置付けが定着しているものも少なくありません。

 その為にSUV用タイヤが果たす役割は年々大きくなっています。ふらつきや片減り、偏磨耗の対策を施し、重量あるボディー支え、乗り心地や静粛性、更にはエマージェンシー的にオフロードもこなす高性能タイヤが誕生しています。またSUVタイヤはミニバンタイヤとの共通点が多いものの、より大型ボディであるケースを想定し剛性強化を図り、安定ある走りを実現します。

 現状のカテゴリーラインアップは、H/T・S/T含めコンフォート系が中心に添えられる展開です。H/Tは高速走行対応を謳う性格から高性能さが期待され、S/Tは街中でのオンロード対応として標準性能への拘りが特徴です。

 このあたり明確な差別化にはやや難しい点も存在します。しかしプレミアムへの動きでは、極上の乗り心地や耐久性、高速での安定性など性能追及は高レベル化しています。

 低燃費性能が主流にあるタイヤ事情ではこの実現も見逃せません。最新なら低燃費タイヤの規定を満たした製品も登場、先進技術の搭載を実現しています。一方でモデル周期が比較的長く、最新と従来品との性能差が大きい印象もあります。

 車種としてのSUVは注目が高い。新たな動きは軽やコンパクトSUVの登場です。小さいながらSUVとしての性格を備え、走り、そして見た目の拘りも十分。しかし、これに装着するタイヤはミニバンやスタンダードなど半端な装着に甘んじています。やはりそこはSUVカテゴリーに拘るべきでは。SUV専用タイヤの装着が望まれます。

(2016.3更新)

SUVタイヤの分類

 SUVタイヤは4×4タイヤも含めると、車種特性に沿うよう搭載性能の拘りが明確です。大きくは オンロード と オフロード。更にそこから細分化され、Terrain(テレーン)=地形 という言葉で示されるケースが多く次のようになります。

・H/T(Highway Terrain)= 高速走行対応
・A/T(All Terrain)= オン・オフ対応のオールラウンド
・M/T(Mud Terrain)= オフロード対応

 最近はS/Tとすることもある。これ2つの意味を持ち、(Sport Terrain)= 運動性能強化は、SUV用スポーツタイヤとしてより運動性能に優れた傾向を持っています。対して(Street Terrain)= 街中でのオンロード対応は、 街中での日常走行でも快適性を高めるのがその性能かと。

【ラインアップ全体の特徴】

 昨シーズンはラインアップの活性化によって、SUVカテゴリーとしての低燃費タイヤ化をようやく果たしました。夏用の市販乗用車用タイヤに限定される指針では、M+S などの冬用タイヤ性能を搭載するケースが多いSUVタイヤにとってハードルは高かった。この足枷を自ら外したのが、ミシュラン「LATITUDE Sport3」、トーヨー「PROXES CF2 SUV」です。

 また従来品も低燃費性能への拘りは非常に高い。上述した理由によって低燃費タイヤ規定を満たさないまでも、前作からの転がり抵抗低減は際立つレベルで達成しています。同時に耐磨耗性にも拘り、コンフォート性能やスポーツ性能などの主張性をも高めています。

 2016年の展開は、トーヨー PROXESシリーズが相変わらず目立っています。プレミアムスポーツとコンフォートに差別化され、ターゲットの明確さを示します。また「E-Grip(いいグリップ)」の略称をアナウンスしたグッドイヤー、「EfficientGrip SUV HP01」の実現性能は更に注目かと。

 ブリヂストンは2014年投入の「DUELER H/L 850」、ダンロップも2014年投入の「GRANDTREK PT3」は信頼性への評価を意識します。ヨコハマはSUV用ハイウェイテレーン(H/T)として中・大型のSUVをターゲットにした「GEORANDAR H/T G056」、中・小型向けは「GEOLANDAR SUV」、双方でオンロードにおける強固なフォロー体制を実現します。

 ピレリ ScorpionシリーズはハイパフォーマンスSUVへ向けられたより高位モデルをラインアップしているものの、現状の「Scorpion STR」はやや厳しいかな。ラインアップされるウルトラハイパフォーマンスへも目を向ける必要ありですね。

 最後新製品はミシュラン、アクティブコンフォートSUVとして「Premier LTX」が登場しました。ターゲットは 静かでゆったり であるけれど 高速での爽快感 も譲れないSUVユーザー。快適性と高速安定性を融合したタイヤ特性を謳います。

SUVタイヤ性能比較

*性能評価バーは各カテゴリー内での評価を対象としています。他のカテゴリーとの評価を比較するものではありません。
*性能評価バーはタイヤメーカー等の指針を参考にしたものであり、タイヤの絶対的な性能を示すものではありません。

ブリヂストン

「DUELER H/L683」の後継。静粛性と低燃費性が向上
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トレッドパターンはSUVオンロード向けに新開発。ブロック剛性を最適化し音の発生を抑制する新パタンを採用。高い静粛性や快適な乗り心地を実現。低燃費タイヤブランド ECOPIA のエコ形状も搭載し優れた低燃費性能を実現。

ヨコハマ

「GEOLANDAR H/T-S」の後継。中・大型のSUVをターゲット
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中・大型SUVの特性に合わせてチューニング。耐磨耗性・耐久性、静粛性・快適性、ハンドリング性能などの追求により、都市やハイウェイでの快適な走りを発揮する真のハイウェイテレーンを目指して開発された。

詳細は ヨコハマ GEOLANDAR H/T G056 で確認を。
「GEOLANDAR H/T-S」を凌ぎ、BluEarth コンセプトを踏襲
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従来品「GEOLANDAR H/T-S」を凌ぎ、BluEarth コンセプトと技術をSUV用に進化させたタイヤ。これまでのSUV用コンフォートタイヤを超えるプレミアムコンフォートタイヤであることをを訴える。

詳細は ヨコハマ GEOLANDAR SUV の特徴 で確認を。

ダンロップ

「GRANDTREK PT2」後継。ウェット、転がり抵抗、耐磨耗性向上
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新パターン と サイドウォール部を均一にたわませることの出来る 真円プロファイル を採用。SUV専用低発熱密着ゴム との効果でウェット性能6%向上、転がり抵抗11%低減、耐磨耗性能35%向上。従来を大きく上回る性能。

詳細は ダンロップ GRANDTREK PT3 の特徴 で確認を。

トーヨー

PROXES ブランドのプレミアムSUVタイヤ
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プレミアムスポーツタイヤ「PROXES T1 Sport」との共通点が示されSUVスポーツタイヤとしての性格を訴える。ドライ、ウェット性能を高次元で発揮しながらも、静粛性や偏磨耗への対応も強調。

SUVタイヤとして低燃費タイヤ実現。優れた低燃費性能に注目
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ラベリング制度での転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を達成。剛性を強化しながらも熱伝導の抑制により、SUV低燃費タイヤとして優れた性能を発揮する。PROXES CF2シリーズとしての展開は期待が大きい。

詳細は トーヨー PROXES CF2 SUV の特徴 で確認を。

ファルケン

FK453シリース、プレミアムSUVを謳う
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ベースはプレミアム「AZENIS FK453」。パターンデザインに共通性を持たせながらもSUV特有のふらつき等に対応し専用性を高める。プレミアムSUVとしてライバルとは一線を画す。

グッドイヤー

SUV専用としての低燃費性能を実現したハイパフォーマンスタイヤ
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低燃費タイヤ化ではないものの、従来品「WRANGLER HP」に比較して転がり抵抗を15%低減。更にはパターンノイズ38.3%、ロードノイズ12.9%、ロングライフ性能42%、ウェットブレーキ性能6%向上など進化レベルは大きい。

ミシュラン

アクティブコンフォートSUVタイヤ。安定した走り、快適な乗り心地
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ターゲットは 静かでゆったり であるけれど 高速での爽快感 も譲れないSUVユーザー。コンフォート系 PRIMACY が持つ極上の快適性能と走りをSUVへも波及、その為にブランドとして Premier 採用で新たな構築を図る。

詳細は ミシュラン Premier LTX の特徴 で確認を。
SUV専用として初の低燃費タイヤを実現。スポーツ性能にも拘る
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SUVタイヤとして国内タイヤラベリング制度に初めて対応した。転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を実現している。「LATITUDE Sport」の実質後継となり、ハイパフォーマンスSUV用スポーツにも拘る。

オンロードでの快適性と静粛性に優れたコンフォートSUVタイヤ
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大型のSUVに対応できる高性能タイヤ。特に高速走行での快適性と静粛性は評価が高い。トレッド面のブロック剛性を高めたことで、全体的にしっかりとした走りが実現できる。ハンドリングも自然なフィーリングで違和感なし。

ピレリ

高い剛性から高速域での走行安定性に優れている
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ヨーロッパのアウトバーンも想定されたSUVタイヤ。その為に重量あるSUV車にも高い安定性を誇る。剛性感の高さは、硬さを感じる場合もあるようだ。しかし、国内メーカーのタイヤに不満を持つ人にはお勧め。

詳細は ピレリ Scorpion STR の特徴 で確認を。

コンチネンタル

「ContiSportContact 5」とテーマを同じく開発されたSUV専用タイヤ
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ストリート用として強烈なグリップ性能を誇る「ContiSportContact 5P」を受け継ぎながら、開発テーマは安全性に優れたプレミアムスポーツSUV。それまでのSUV用フラッグシップ「ContiCrossContact UHP」の後継。

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