トーヨー OBSERVE GARIT GIZ

トーヨー OBSERVE GARIT GIZ の特徴

  • カテゴリー:スタッドレスタイヤ 
  • サイズ:13~18インチ
  • 扁平率:80~45%
  • 発売:2014年8月

タイヤ性能

 トーヨー「OBSERVE GARIT GIZ(オブザーブ・ガリット ギズ)」(以下GARIT GIZ)は、従来品「GARIT G5」(以下G5)の後継となる乗用車用スタッドレスタイヤです。足かけ5年におよぶ歳月をかけて開発したというトーヨーの自信作です。

OBSERVE の完全復活

 商品名の「GIZ」は、グリップの G、アイスの I、究極をめざす Z から創った造語。それよりも注目は旧ブランド名である OBSERVE ブランドの復活でしょう。既にSUVスタッドレス「OBSERVE GSi-5」が発売済みであり、「GARIT GIZ」の投入で完全復帰間違いないようですね。

 これまでトーヨーのスタッドレス戦略は、ミニバン用 Winter TRANPATH への注力を強く感じていました。「GARIT GIZ」はミニバンへの傾倒を払拭し、フォロー範囲拡大による高性能化への導きを感じさせるものです。

開発に5年の歳月

 同社が実施した消費者調査では、スタッドレスに求めるのは「凍った路面での走行性能」が79.7%と最も多く、「雪が積もった路面での走行性能」67.0%、「雪がシャーベット状になった路面での走行性能」62.0%と続いたという。

 従って5年におよぶ「GARIT GIZ」の開発は「G5」からアイス性能を引き上げること。アイス路面での制動距離、コーナリング性能を10%以上高めることが目標です。性能確保の為に、氷の表面に出来るミクロ単位の水膜にどう対処するかを追求点としました。

 凍結路面のみに性能特化してしまえば目標値向上は可能です。しかし、積雪、シャーベット、ドライ、ウェットなど、様々な走行環境に対応する実用性能は無視できず。高度にバランスを取ることは難易度を高めます。

 そこで開発をトーヨースタッドレスの主張である、吸水、吸着、ひっかき のすべてを活かしつつも 吸水 を大きく引き上げることで、10%のアイス性能向上を目指します。

 開発されたのは全く新しいコンパウンド NEO吸着ナノゲルゴム です。配合の NEO吸水カーボニックセル は従来の カーボニックパウダー に比較して、標準的な大きさのものでも直径が約20倍にも拡大され吸水力を高めます。

 また、氷点下でもゴムの柔らかさを保つ ナノゲル を配合し路面への密着性を向上。ただトレッドに配置されるすべてのブロックで、アイス路面に対応する吸水性能だけを追求することは他の性能に課題が残ります。そこで路面に接地する際に最も重要となる、センターブロックに吸水性能をピンポイントで委ねることにしました。

 採用されたのはトーヨーの技術で培ってきた 3Dサイプ です。3D構造のサイプの内側に制動時でも空洞を保つ仕組みを持たせ、接地時にかかる力が内向きに分散、接地面をより均一となりました。

 しかもサイプの溝の空間をつぶさないので、その空間がスポイトのように吸水性を発揮し、制動時のエッジ効果も一段と高められています。新吸着3Dサイプ と名付けられ、ゴム素材の ミクロの吸水 と、トレッドパターンによる マクロの吸水 の両立を果たしています。また20年以上培ってきた鬼クルミの殻も配合、ひっかき効果を発揮しても環境に配慮しています。

技術をまとめる

 まとめると、NEO吸着ナノゲルゴム をトレッドコンパウンドへ導入、トレッドパターンは 新吸着3Dサイプ、コンビネーションブロック を採用し、吸水・密着・ひっかきの3大効果を訴える訳です。

 雪路からシャーベットに至る路面変化に対しては、センター付近からショルダーに通じる 連通スリット(横溝)の容積を増加させ、排水・排雪性能が向上しています。ブロック剛性を維持したままサイプ本数を増やすことが可能とした 小振幅3Dグリップサイプ は、アイス性能とドライ・ウェット性能両立を謳います。

 また燃費の指標ともなる転がり抵抗は夏タイヤ「TEO plus」より優れているらしい。いまや低燃費タイヤレベルに到達する製品もありこの点はもう少し・・ かな。

インプレッション

のら さん
【購入年月】
2017年1月
【装着車種】
BMW318Ci
【装着サイズ】
225/45R17
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 2
【インプレッション】

大雪の後、買い換えして乾燥路面で装着約300Km慣らしました。圧雪の表面が溶けてツルツル路面では滑りまくり雪上ではひっかく感じですが、凍結路面ではレポ2の方が良かった。シーズン始めで買い換えたので、値段だけで決めたけど。今シーズンは北海道でも積雪の少ない地域でしたが、来シーズンは多雪地域に転居するのでおそらく買い換えます。ピレリの価格が上がってなければ再度ピレリにします。またはVRX履いてみようかとも思ってるんですが、FF車の弟の評価がイマイチなんで検討中です。

(2017/3/13)

詳細情報・購入

(2016.8更新)

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