タイヤチェーン比較(選び方)

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 スタッドレスタイヤを装着することで、冬の雪道をすべて快適安全に走行できる訳ではありません。万能な印象ですが急な長い上り坂や下り坂、テカテカのミラーバーンなら危険な時が多いのです。

 特にFR車は、FF車そして4WD車に比較して走破性は乏しい。そんな時、スタッドレスにもタイヤチェーンを備えておくことで安全性、安心感が高まります。また、突然の降雪対応や年に数回スキーなどへ行く可能性がある、という程度ならチェーンの方が何かと便利かもしれません。

 スタッドレスタイヤはその性能が飛躍的に向上しています。しかしながら、豪雪時にはチェーンが勝ることもあるんです。それぞれのプラス、マイナスを判断し、利用環境によって的確な選択をしたいものです。

 チェーンは装着の面倒臭さで敬遠する人もいます。でも最新ならジャッキアップ不要で装着簡単、乗り心地も快適です。最新技術の性能は今までの見方が覆されます。

(2018.9更新)
【TOPICS】

タイヤチェーン性能比較

 2018-2019年に向けた最新タイヤチェーンに関する、タイプ別製品詳細情報です。タイプによって異なる特性や装着方法など、いろんな観点を織り交ぜオリジナル企画でお伝えします。

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最新タイヤチェーン事情

 チェーンはタイヤに装着することで凹凸が出来て大きな摩擦となります。これにより氷雪路面でグリップし滑りを防ぐことが可能です。タイプは大きく分けてニッケルなどを利用した「金属チェーン」とゴムや樹脂などを利用した「非金属チェーン」、そして最近では「布製タイヤカバー」も普及しそれぞれに特徴があります。

非金属チェーン

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 非金属チェーン、一般にはゴムや樹脂を素材としておりゴムチェーン、と呼ばれることも。樹脂はいくつかあるけれど、近年はポリウレタンエラストマーを採用するのが増えているよう。弾性、強度性、低温性、耐摩擦性、耐候性、耐油性などを特性とし、様々な形状に加工することが可能です。

 チェーンに採用される要因は主に強度、低温、耐摩耗かと。マイナス20℃の極寒でも固くならず切れ難い。冬製品にとっては非常に重要なこと。高性能への実現に大きな役割を果たします。また加工のし易さからタイヤを包むネット型や、全体をいくつかのブロックに分けて包み込む分離型などコンセプトに沿う様々な形状が可能です。

 トレッド面は、アイスバーンで強力なグリップ力を発揮するスパイクピンを装填します。超硬材質&マカロニ型、更に充填数を増やすなど、厳しい冬の路面に対し確実に食い込みグリップし走行安定性を実現します。

 スパイクピンと言ってもチェーンの性格から、雪の無いドライ路では取り外すため、かつてのスパイクタイヤのような公害問題への懸念はありません。メーカーによっては 取り付けるスパイク と表現しているところもあるよう。正にその通りでは。

 そして走行時のガタガタ、そうチェーンのイメージに付きまとう乗り心地の悪さが改善されているのも見逃せない。素材の特性とデザインの最適化により、乗り心地ばかりではなく静粛性も随分向上しています。どれも同じように見える構造ながらメーカー間の差は大きい。差は効き、そして快適性への違いとなって表れます。

 また装着の容易さ、これ非金属チェーンにとって譲れない特性のひとつです。全体形状の特殊性から実現することですが、以前はゴムバンド式やフックによる固定が一般的。対して最新は最小レベルのロック機構を採用し、僅かな力で面倒な締め上げとロックを同時に完結します。

 寿命も実は長いのが特性として挙げられています。モノによるけれど金属チェーンに比較して5倍もの耐久性を誇る製品も登場。いずれも素材の先進性が果たす結果かと。

 このシステムは締め付け部品がホイールを跨ぐことがないので、ホイールを傷つける懸念が最小化出来るのも大きい。但し価格的にワンランクアップするのが難点かな。それでも注目は随一だしまず検討される第一候補です。

布製タイヤカバー

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 近年新車の純正品扱いにもなっている布製タイヤカバー、布製タイヤすべり止めとも言われるか。布と言っても撥水性・通気性に優れた、特殊合成繊維であるポリエステルなどの専用素材です。

 普及要因は非金属チェーンを上回る装着の容易さであり、タイヤに被せるだけのお手軽さが受けた結果でしょう。北欧のノルウェーで開発された「オートソック」が先駆けになるのかな。

 またミシュランが開発したというテキスタイルネットタイプのカバー、一見その形態からネットタイプの非金属チェーンをイメージさせるも、素材はアラミドファイバーを含む複合繊維素材で、基本的に布製タイヤカバーに属します。など近年個性化した製品も出現しています。

 装着はいずれも非常に簡単。タイヤに被せるだけですから。まず上半分を被せたらタイヤ半回転分だけ移動、残り半分を被せれば完了です。センターがズレていても走り出せば遠心力によってしっかりと馴染じみます。逆にしっかり装着されるので、外す時の方が時間が掛かるかも。

 トレッド面は高いトラクションを得ることが出来るようリブ(畝)構造を採用、サイドも強度の高い特殊合成繊維です。効きは一時のエマージェンシー、というレベルはとうに越え、限界距離範囲内で高い対応性を示します。雪路、アイスバーン共に安心感が持てる。深雪に対しては慎重さが求められるも、それでも全体バランスはかなりいい。

 寿命は概ね時速50km未満厳守なら、乾燥路面のみの使用で50km以上、雪道で100km以上の走行が可能。但し、その性格から使用が進めば従来の金属や非金属チェーンと比べ明らかに性能劣化は進みます。

 収納は極めてコンパクト、畳んで専用ケースに入れるだけのこれまた簡単が受けているかと。万全を期すなら、使用後に水洗い、乾燥させればベストです。

 但し「高速道路のチェーン規制時には現場係官の指示に従ってください」という表示が。場合によってだけれど、係官の判断次第で最悪は通行出来ない可能性があるという。残念、これがチェーンの位置付けにやや曖昧さを残すところです。

金属チェーン

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 金属チェーンの形状は、亀甲型(亀の甲羅:近年はダイヤモンドパターンとも言われる)やラダー型(ハシゴ)があります。安価な製品にはラダー型が多く、横滑りにやや弱さが。対して亀甲型なら縦横への効きを高め走行への安心感がグッと高まります。

 寿命と効きに高度な信頼性を得るのが金属チェーン最大の特徴かと。しかし、非金属や布製カバーの進化はかなりのもの、当初指摘されたマイナス面も改善が進みます。ならその差は無くなっている? いや金属タイプも同様レベルで進化しており相当な域に到達しています。

 金属チェーンの素材で代表的なものは、ニッケルクロムモリブデン合金など。熱処理によって高強度に調整可能、最高クラスの強度にまで実現できるほどだという。航空機に多用され、またエンジン部品としても使われるケースも。

 全体はこれを素材とするリングで構成され、標準9mmに対して10mmを採用する製品も出現しています。耐久性と効きへの効果は抜群です。更には従来のダイヤモンドパターンからNEWダイヤモンドパターンへ進化、直進安定性、横揺れ・横滑りを防ぎ、強いグリップ力を発揮します。

 懸念される乗り心地、その振動から金属タイプが最も不利と言われています。しかも、シャッカ、シャッカ、シャッカ‥音もうるさい。これを覆すほどの進化は無理だけれど、最新パターンで改良が進みます。フィット性を高め、剛性アップが乗り心と静粛性にも改善を施します。

 また取り付けの煩わしさも懸念材料かと。これに対し訴えを強化するのは、ジャッキアップ不要でクイック装着の実現です。製品により30秒装着を謳うものまで出現しています。

 ただ取り付けには注意しないと。装着の緩みや破損などがあると車体に傷が付いたり、ブレーキホース等に巻き付いて損傷させなど思わぬ事故に繋がる可能性があります。まぁ他のタイプでも不完全な取り付けは同様の懸念に繋がりますが。

 実は最も売れているのが金属チェーンだという。2016年度の販売数は金属製チェーンが約40万ペア、非金属製チェーンは約24万ペアだそう。非金属製に比較して流通量、そして手頃な価格の製品が多い為では。

JASAA認定タイヤチェーン

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 JASAA認定タイヤチェーンとは、JASAAが認定しているタイヤ滑り止め装置のこと。タイヤ滑り止め装置、いわゆるチェーンです。認定されると「S」マークが表示されます。「S」マークはSafetyの頭文字、安全に対してお墨付き、と捉えて良いかと。

 JASAA(ジャサ)とはどんなところ? JASAA(一般財団法人日本自動車交通安全用品協会)は、Japan Automobile Traffic Safety Accessories Association の略称です。タイヤチェーンのうち、非金属製タイヤチェーン及びケーブル式タイヤチェーンについて、性能に関する基準を作成、その性能の審査を行い合格品について認定を行います。

 協会内に滑りに関する学識経験者、交通に関する行政機関の職員等で構成する「認定委員会」を設置し、認定委員会が中心となり、基準の作成及び実車走行試験を行い、認定を行っています。認定された商品は、収納ケースの外側に「S」マークを、滑り止め装置本体には認定票が表示されます。

 「S」マーク製品は、群馬県と新潟県をつなぐ日本一長い関越トンネル(10km以上)も、装着したままで走行することが出来る(係員の指示を守る)など、以下のような特徴を備えています。

1、道路の破損が少ない
2、着脱が容易
3、滑らかな走行
4、アイスバーンに強い
5、600km以上の耐久性
6、高速道路の本線やインターチェンジの坂道をすべてクリア
7、関越トンネルを装着したまま走行できる

 この特徴を得た製品がJASSA認定品となる訳です。注目するのは非金属製タイヤチェーン及びケーブル式タイヤチェーンと限定していること。

 非金属はゴムやウレタンを利用したチェーンです。対してケーブル式は金属に括られますが、一般的なリングを繋ぐ亀甲パターンとは区分けし、接地部を構成するのはスプリング、ワイヤー、ケーブルなど。600km以上の耐久性が認定要件のひとつとなっており、ここに絡むところなのでは。

 なおJASSA認定品メーカーと製品を一部示すと以下の通りとなります。

・合同会社アイコ  FEC ECOMESH Ⅱ
・株式会社カーメイト  バイアスロン クイックイージー
・株式会社コイズミ  イエティ スノーネット
・株式会社ソフト99  救急隊ネット など

 チェーンの購入条件としてJASSA認定品は信頼性が高まります。ただこの認定品でないものが安全性に問題あり、という訳ではありません。今人気の布製タイヤカバーは認定にはなりません。また国際的な第三者機関による認定を謳う製品もあります。

【公式】一般財団法人日本自動車交通安全用品協会

チェーン Vs.スタッドレス

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 スタッドレスタイヤとチェーンはどちらがいいのか? という問いにはどう答えるべきか。どちらでも買える、というのなら迷わずスタッドレスを勧める。その理由は優位性から!

 快適性そして雪が降る度に装着する手間が必要ないこと。最新なら夏タイヤに迫る低燃費性能やドライ性能も高度化しています。乗り心地と静粛性も優れています。また雪の無い冬の路面では、柔らかいゴムの特性から夏用よりもグリップ効果が得られることで安全性が高まります。そして何よりも、アイス、スノー、シャーベットなど変化する路面環境に対応する性能を備えています。

 マイナスは高価なこと。そして氷雪路での絶対的な効きは劣るかな。使用しない時の保管場所も必要です。

 一方チェーンはどうよ? アイスとスノー、特に深雪ではスタッドレスタイヤよりも大きな効果を発揮します。走破性というべきか、これが高い。アイスでも抵抗の大きさから有利では。非金属製タイプの場合、トレッドには数多くのスパイクピンが装填されており効きを高めます。更に比較すれば安価、使用しない場合はトランクに収納可能。

 マイナスは装着の煩わしさ、常に着脱が必要ですから。また装着時は乗り心地の悪さ、音も大きい。寿命の点でも厳しいかな。

 それぞれに優位性と劣位性があります。居住地域によって使い分けるべきでは。ただ市場はスタッドレスタイヤが圧倒的。クルマにとって重要な部品となるタイヤだしこれが無いと走らない。そのことからも違いは大きい。チェーンは飽くまでもエマージェンシー(非常用)としての役割に徹します。

 発展的にはこう考えます。スタッドレス+チェーン=完全。最大ピンチならこの可能性を求めたい。スタッドレスタイヤ装着でもトランクにはチェーンを備えておく。日常はそれぞれのプラスとマイナスを理解、利用環境により選択したい。

タイヤチェーンの基礎知識

4WDの装着はどっち?

 チェーンは駆動輪へ装着します。FFなら前輪、FRなら後輪です。では4WDは4輪全部へ装着するの? いやいやそうではないでしょう。前輪のどちらか1輪と後輪はそれに相対する1輪で前後計2輪へ装着する‥ まさか! トルク配分が大きい方に装着する、が一般的考え方になるかと。

 明確なのはクルマの取扱説明書を確認すること。取扱説明書って意外と見る人が少ない。でも例えばタイヤの適正空気圧や交換時のナットを締め付けるトルク配分など、重要な情報が記載されています。チェーン装着に関しても記載があるはず。

 で、身近に4WDはないし・・ いやありました。実家の軽トラ ホンダ「アクティ」は4WDだ。どちらに装着するか取扱説明書を確認してみました。

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 それによると「タイヤチェーンは、2WD車、4WD車ともに後輪に装着します。前輪にはタイヤチェーンを装着しないで下さい。」

 そうホンダ「アクティ」なら後輪のみ。でも軽トラなので乗用車と異なるのでは?

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 一応愛車アコードの取扱説明書も見ておくか。私の「ユーロR」はFFです。でも取扱説明書には4WDの対応も記載してあります。

 それによると「4WDの場合も前輪駆動を主とした四輪駆動なので、チェーンは前輪に装着してください。後輪にはタイヤチェーンを装着しないでください。」

 やはり先に触れたように4WDの場合、『FFベースは前輪、FRベースは後輪に装着する。トルク配分が大きい方に装着する』です。

 迷った時には是非愛車の取扱説明書を見て欲しい。チェーン装着の正しい取り付け方が示されています。ネットの情報も重要、でもここは取扱説明書で確認する、がいいようです

装着のタイミングは? 判断が意外に難しい

 いきなりの雪、スタッドレスタイヤは履いていない。なら即チェーン装着が必要と判断出来るでしょう。しかし、周りには雪が無い、道路は僅かに湿っているのみ。さぁ、これからスキーへ出発だ‥ でもこの先いったいどのタイミングで装着する? その判断は意外と難しいのです。

 安全を第一に考えれば早期の装着が理想、と言われます。しかし、その早期が中々判断出来ない。だから迷う人も多い。ここではそのタイミングを確認しようと思います。

 分かり易いように例を。これから雪国へ向かう、まぁスキーでも温泉でも何でもいいんです。想像しよう。自宅を出る時はいい天気です。これから向かう雪国は天気が一変することなど全く想像出来ません。

 高速走行を続け1時間半以上経過、SAで休憩だ。遠くの山は雪景色、でもこのあたりまだ雪はないっすね。そこに入って来たクルマ、何だか酷く汚れている。そして屋根には雪が。ああこの先は雪なんだ、と思う。

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 さぁ、用も足したし出発です。暫く走ると外はどんより曇りやや怪しい雰囲気。そして少しずつ雪が。ならここで装着か? 道路状況はどうだろう、まずその確認を。ドライから少しウェットに変わり始めている程度。景色は雪に覆われる状況にはまだありません。ならまだ先でいいかな。

 徐々に雪が激しくなってきた。でも対向車はチェーンを装着している気配ありません。まだ大丈夫では、でも一旦ここで考えたい。雪国ならスタッドレスタイヤ装着が通常。それに最近は非降雪地域でも推奨されていますから。ん・・どうしよう?

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 トラックや観光バスなどもチェック対象としたらいい。もし1台でもチェーン装着で通過したらここは早期のタイミングと判断出来そう。そして路面がシャーベットに近い、更にはウェットながら外気温が5℃以下位からは注意したい。景色が一気に冬、路面も真っ白ではもうヤバイ!

 但し、一般に高速なら規制は事前に電光掲示板に表示されます。この先「スベリ止必要」や「冬用タイヤ規制」、「チェーン規制」などが見られたら装着のタイミングを示すことになります。見逃さないようにしたい。

 装着は大変危険なので決して路肩では行わないように。最寄のチェーン着脱場、PA、SAなど決まった場所で行いましょう。

 そして帰り、対向車がチェーンを付け始めたらこちらは外すタイミングです。雪の無いドライ路面を長く使用すると、チェーン切れを起こす可能性があります。外すタイミングも重要。この際も路肩では行わないようにしましょう。

適合サイズとクリアランス

 購入前に、適合サイズとタイヤハウス等のクリアランスをしっかり確認しておく必要があります。悩みに悩んで高価な製品を購入したけれど、いざ装着しようとしたらサイズが合わない! また何とか装着出来るけれどクリアランスがギリギリ、ハンドルを切ったら当たる、では走行出来ません。

 適合サイズは、タイヤの純正サイズを基に適合表で確認します。もしインチアップなどで純正装着サイズ以外を装着しているのなら、面倒ながらショップ等で必ずフィッティング確認をした方がいい。

 スタッドレスに装着する場合にも注意が必要です。夏タイヤと同サイズでも装着出来ないケースがあります。スタッドレスはブロック形状が特殊、ショルダーからサイドにかけては角ばっています。従って大きめでないと装着出来ない製品があります。

 これ全てではないので紛らわしい。製品により異なる、ということ。適合表はメーカーの公式サイト、またショップ等のサイトでも確認出来ます。

 次にクリアランスについて。クリアランスとはタイヤと車体の隙間です。チェーンはクルマの走行、というかタイヤの回転による遠心力で膨らみます。隙間が一定幅無いと車体に干渉し走行に支障が出ます。そもそも装着自体が難しい。製品により確認箇所が指定されていますが、一般的な目安としては以下の場所です。

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■左:トレッド面とフェンダーのクリアランス(横からのイメージ)
■右:サスペンションやブレーキ回りのクリアランス(前からのイメージ)

 一部製品を取り上げるとこうなっています。メーカーの記載をそのまま載せておきますね。

【カーメイト バイアスロン クイックイージー】
フェンダーまわりで3cm以上、タイヤ裏側で2cmのクリアランスがあること。

【イエティ スノーネット】
指定する各クリアランスが2cm以上あること。

【ソフト99 救急隊ネット】
タイヤハウスやサスペンションなどと、タイヤやホイールが3cm以上あること。前輪に取り付ける際はハンドルをいっぱいに回した状態でも確認を。

 そして、実走行前に必ず装着をしてみましょう。本番で装着しようとしたら方法が分からない、などその場で混乱することがないようにしたいものです。装着は雪の中、寒さで手はかじかみ気持ちもあせります。その際スムーズに装着出来るよう、事前の装着確認は重要です。

スピードの出しすぎに注意!

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 氷雪路では当然のことですが、急の付く運転は避けなければなりません。急停止、急ハンドル、急発進、いずれも操縦安定性が著しく低下して大変危険です。また。チェーンに損傷が付き寿命が短くなる恐れがあります。スピードの出し過ぎには注意を。メーカー指針としても‥

【詳細】チェーン装着時には指針となる最高速度の厳守を!

金属製チェーン使用時のトラブルに注意

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 国民生活センターでは、金属製タイヤチェーン使用時のトラブルに注意喚起。装着の緩みや破損では車体に傷が付いたり、ブレーキホース等に巻き付いて損傷させなど思わぬ事故に繋がる可能性があるという。アンケート調査では約4割の人が使用時に何らかのトラブルを経験していたよう。

【詳細】金属製チェーン使用時のトラブルに注意

チェーン不適合タイヤ

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 チェーンには装着に適しない不適合タイヤというものがあります。タイヤの構造・形状により装着出来ないのです。で、どんなタイヤが該当するのか調べたら、多くは4×4に装着されるM/T(Mud Terrain)=オフロード対応などがそれ。

【詳細】構造・形状によるチェーン不適合タイヤがある

使用限度は5年!

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 JASAA認定品共通警告書によると、非金属製及びケーブル式チェーンは5年間継続使用すると、経年劣化し性能が十分発揮出来ない場合があるという。5年経過した製品は、たとえ全く使用していなくとも、劣化等により安全性能低下が懸念されるということ。

【詳細】チェーンの使用限度は5年! 限度超えは安全性能が低下

チェーンの廃棄は?

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 チェーンを使わなくなった理由はいくつかあるでしょう。新たにクルマを購入しサイズが合わなくなった。摩耗が激しく使用の限界。まだ使えそうながら5年以上経過で使用期限と判断、などかな。使わないし保管しておいても意味が無いので処分したい。ただゴミに出して良いものか?

【詳細】使わなくなったチェーンの廃棄はどうすればいいの?

タイヤチェーン規制とは

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 冬の道、特に雪国の高速道路では、雪による規制が布かれることがあります。一般的には「チェーン規制」です。しかし、この言葉からするとスタッドレスを装着している場合でも、タイヤチェーンの装着は必要なのでしょうか。

 実は「チェーン規制」には2種類の意味合いがあります。ひとつは「すべり止め装置装着規制」、もうひとつは「全車両チェーン装着規制」です。

すべり止め装置装着規制

 「すべり止め装置装着規制」とは、冬用タイヤ(スタッドレス)もしくは夏タイヤならタイヤチェーンの装着が必要となるもの。冬用タイヤを装着していればタイヤチェーンの装着なしで通行可能です。

 規制の表示は「スベリ止必要」や「冬用タイヤ規制」とする地域もあれば「チェーン規制」とする地域もあります。

全車両チェーン装着規制

 一方「全車両チェーン装着規制」は、たとえ冬用タイヤでもタイヤチェーンの装着が必要となります。「チェーン装着車以外通行止め」となるこの規制は、険しい山道などでタイヤチェーンがないと走れなくなったり、スリップ事故多発など渋滞防止や事故防止の為に、冬用タイヤでもタイヤチェーンの装着が必須となるのです。より深刻ならば「全車両チェーン装着規制」が布かれることもあるということです。

 「チェーン規制」は、冬用タイヤ装着ならタイヤチェーンなしでOKの場合と、タイヤチェーン装着が必須の場合があるということ。冬用タイヤを履いているからといって、すべての雪道に万全とは言えません。念の為タイヤチェーンの装備をお忘れなく。

 序でに触れておきます。冬用タイヤという言葉に注目して欲しい。スタッドレスを指すものでは、と思われるの間違いではありません。しかし実は幅が持たせてあるのです。

 各高速道路会社が示すものとして、冬用タイヤのサイドウォール(側面部)には、冬用タイヤであることを示す次のいずれかの記号が表示されています、となっている。それは STUDLESS、SNOW、M+S、M.S、M&S、M/S です。STUDLESS はスタッドレスタイヤ、SNOW はスノータイヤ、M+S、M.S、M&S、M/S は マッド&スノー です。

 一般的には冬用タイヤ=スタッドレスタイヤであり、雪路+アイス路での効きに最も信頼性を得ています。厳密さ云々は別として、特にアイス路における安全性を最も強く考えるなら必ずスタッドレス、もしくはタイヤチェーンの装着を意識したい。

昔話です・・

 私もかつて新潟方面へスキーに出かけた際にはよくこの規制を受けました。今でこそ関越トンネルはJASAAの「S」マークが貼付されたタイヤチェーンは装着したまま走行可能となっていますが、昔はそんなのなかった。

 なので当時スタッドレスを装着していない私は、群馬の赤城辺りから?「チェーン規制」によりタイヤチェーンを装着し走行。関越トンネル前では一旦外し、トンネルを出るとまた装着という厳しい修行を受けました。その都度チェックを受けねばならず手間と渋滞で本当に大変だったんです。

 ただそれにより安全を得ていたことは明らかなので、タイヤチェーンの偉大さは感じています。いずれにしても冬の道はスタッドレスは当然ですが、タイヤチェーンも装備しておくことで安心・安全は高まります。更にはスコップや滑り止め用の砂など、もしもの為に冬の緊急用品も備えておきたい。

製品比較は タイヤチェーン性能比較表 で確認!