NANKANG(ナンカン)-アジアンタイヤ比較

NANKANG(ナンカン)-アジアンタイヤ比較

nankang

 NANKANG(ナンカン)は台湾のタイヤメーカー。英語名で NANKANG Rubber Tire、中国語名で 南港輪胎 となります。

 1959年創業、50年間以上 誠実、実務、革新 という経営理念を維持し、創業当初から同じ企業ロゴを使用しています。

 NANKANG のラインアップはスポーツからSUV、そしてスタッドレスまで構築し、欧州、北米、オセアニアなどをメイン市場とし実績を拡大しています。台湾では最も長い歴史をもつタイヤメーカーのひとつです。

 近年はグローバル市場での競争が激しさを増し企業がモデルチェンジを迫られる中、NANKANG は2010年からCIS導入に着手、新たな企業イメージを確立し全世界共通のブランド規範を適用し、次なる50年にチャレンジしています。

 長期にわたる横浜ゴムとの提携では技術指導、品質改善など積極的に行われ、1991年に欧州向けの輸出を開始しています。

(2017.9更新)
【TOPICS】

2017年の NANKANG ラインアップ

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 NANKANG のラインアップの中心に据えられるのはスポーツ系、「NS-2R」、「NS-2」、「NS-20」の3つです。いずれも本質は踏襲しながらも、特性の異なる3つを展開することで多様なニーズに応えます。更に注目の「AR-1」が加わりドライグリップに拘るメーカー姿勢を強固にします。

 続くのは ASシリーズの「AS-1」、「AS-2+」です。NS-2シリーズに比較して快適性に拘り、スポーツとコンフォートのバランス性能を発揮します。特に後発となる「AS-2+」は素材技術となるコンパウンドの進化を果たしており注目では。

グローバル展開(参考)

 2017年の最新、グローバル展開も触れておきましょう。NANKANG は新たな括りを示します。スポーツには「NS-2」、「NS-20」、そして「AS-2+」がラインアップされる新構成です。更には「NS-25」も展開されます。

 しかし、NANKANG の新たなポジション関係にはやや混乱も。これまでを一新し「AS-2+」がスポーツの筆頭になる。従来はスポーツコンフォートとしての器用さが最大主張だったはずでは・・ 「AS-1」とは完全に袂を分かつ。

 また「AR-1」と「NS-2R」はスポーツを超えたレーシングに。圧倒的なドライグリップはスポーツのそれを超えている、ということかと。これは納得かな。参考までに。

NANKANG の勢い衰えず!

 NANKANG の沿革によると、2006年に左右非対称パターンを採用した「AS-1」の開発に成功。同時に北海道のアイスバーンを想定したスタッドレスタイヤ「SN-1」の開発が行われています。

 新パターンを持つスタッドレス「SV-2」の開発に着手したのが2008年、スポーツコンフォート「NS-20」もこの年に投入しています。2010年には日本向けを謳う左右非対称スタッドレスタイヤ「ESSN-1」が完成しています。

NS2R

更に過激へ向かう

 2013年、Sタイヤにも通ずるようなトレッドデザインから、ヘビーなスポーツタイヤとしての期待を背負う「NS-2R」が発売されました。

 「NS-2」の進化であることは名称からも明らか、しかしそのデザインは想像を超えるスパルタン。洗練というよりスポーツタイヤの限界を確かめる、そんな様を感じ取ることが出来ます。

 これに満足していないのが凄い。2016年、更なるハイパフォーマンス「AR-1」の登場は驚くばかりです。「NS-2R」をも超えるのでは、とも思わせるトレッドデザインは圧巻です。ドライグリップにおける競演、いや競合も危惧される中で NANKANG のチャレンジを強く感じるものとなっています。

台湾勢 No.1を目指す

 少し前、2015年に NANKAG の社長が国内へ向けてコメントを発しています。「日本は NANKANG にとって2番目の市場。発展の過程においても特別な縁があり特に重要視しています‥ 日本市場において販売拡大の重要なキーとなっているのは、オートウェイ とのパートナーシップです。提携関係は15年に及び最大の提携先となっています・・」

 実際、東京オートサロン2015、そして2017年も、オートウェイブースで NANKANG が共同展開されています。国内拡充のパートナーとしてWin-Winの関係が構築されているのでは。

争いは熾烈

 しかし、台湾メーカーによる国内展開、MAXXIS、KENDA、FEDERAL、そして NANKANG を加えた4メーカーが熾烈を極めます。因みにこれらを中国名で示すと、MAXXISは「正新」、KENDAは「建大」、FEDERALは「飛達」、そしてNANKANGは「南港」です。タイヤは「輪胎」か。

 世界ランキングでは、MAXXIS はトップ10にも入る、KENDA は25位前後、NANKANG は45位前後、FEDERAL は60位前後。

 決して上位ではない NANKANG、このポジションから日本国内では露出の多さを誇るのが非常に興味深い。販路が大きな影響を与えているのでは。一方で独自展開に舵を切ったメーカーもあり、それぞれの思惑が交錯します。

アジアンタイヤ=NANKANG

 かつて FEDERAL も オートウェイ で展開されたブランドです。また台湾勢ではないけれど、黎明期から双璧として常に比較された NEXEN が2017年に新たな展開へ舵を切りました。NEXENタイヤジャパンを設立し日本における正規輸入代理事業を行っています。

 対して NANKANG は、これまでを踏襲する、いやそれ以上の強化を図っています。年初における 東京オートサロン への出展や、スタッドレスタイヤ「ESSN-1」のTVCM放映などは国内市場の重要性を認識、更なる認知拡大を進めます。

タイヤ情報

NANKANGタイヤ性能比較

スポーツ

「NS-2R」を更に凌ぐドライグリップ向上にはシビレル
-オートウェイ-

ドライグリップに拘る姿勢は本物。性能を極限まで高めたハイグリップタイヤとして、サーキットやスポーツ走行で気合を入れたいユーザーへ向けられている。ラップタイム向上などより速く、より洗練されたタイヤを実現。

≫ 詳細は NANKANG AR-1 の特徴 で確認を。
「NS-2」究極進化。ドライグリップの飛躍的な向上を果たす
-オートウェイ-

従来品となる「NS-2」とは全くの別物では。見た目のスパルタンさはSタイヤに通ずるような風格さえあり、R の称号がこれまで以上に走りに特化した、いわゆるハイグリップタイヤへ進化していることを物語る。

≫ 詳細は NANKANG NS-2R の特徴 で確認を。
アジアンタイヤの代名詞、継続的人気を誇る正統派スポーツ
-オートウェイ-

パターンは一昔前の国産スポーツタイヤにも共通点を感じる。街中走行でも安定した走りが期待でき、サイズバリエーションは豊富。軽カーからコンパクトカー、セダンやミニバンまで幅広い使用実績があり NANKANGラインアップで継続した人気商品。

≫ 詳細は NANKANG NS-2 の特徴 で確認を。

スポーツコンフォート

快適性へ傾倒するスポーツコンフォート
-オートウェイ-

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動き NANKANG における国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

≫ 詳細は NANKANG NS-25 の特徴 で確認を。
バランス性能に長けた扱いやすさが好印象
-オートウェイ-

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大したタイヤ、という捉え方が理解しやすいか。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車より、走りと快適性を求める方向付けがマッチする。

≫ 詳細は NANKANG NS-20 の特徴 で確認を。
「AS-2」からコンパウンドの進化で快適性更に向上
-オートウェイ-

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能は NANKANG 随一では。サイズ拡大も進む。

≫ 詳細は NANKANG AS-2+ の特徴 で確認を。
継続的な人気、高性能な印象を誇る左右非対称パターン
-オートウェイ-

NANKANG 最初の左右非対称パターン採用。OUT側でコーナーリングの旋回性とウェット性能を高め、IN側のマルチピッチデザインは静粛性と乗り心地の良さを図る。スポーツとコンフォートを併せ持ち走行安定性を確保、乗り心地も悪くない。

≫ 詳細は NANKANG AS-1 の特徴 で確認を。

エコ/コンフォート/ミニバン

より静粛性の追求に重点が置かれている
-オートウェイ-

コンフォートタイヤに位置付けられ静粛性の高さが謳われる。アジアンタイヤレベルとして先進的なデザインが採用され、複雑に刻まれた溝の効果はタイヤの性能を大きく左右する。

≫ 詳細は NANKANG RX615 の特徴 で確認を。
「ECO-2」の後継。コンパウンド技術の向上を訴える
-オートウェイ-

「ECO-2」の後継。独自配合によるシリカをコンパウンドに採用しポリマーの連結を果たすことで転がり抵抗低減に加えウェットグリップの向上も実現。センターリブの両サイドに配置されるブロック構造を踏襲し、エネルギーロスの低減へ貢献する。

≫ 詳細は NANKANG ECO-2+ の特徴 で確認を。
カテゴリーを横断したフォローを実現する器用さが評価
-オートウェイ-

ウェット性能と静粛性、そして偏磨耗の抑制に優れたコンフォートタイヤ。国内導入サイズはカテゴリーを横断する汎用性は感じられるものの、車種の絞込みが強く、カテゴリー内での車種フォローは随分限定されるかも

≫ 詳細は NANKANG N-605 の特徴 で確認を。
ミニバン専用タイヤとしても耐えられる使い勝手の良さ
-オートウェイ-

ノイズを抑えた高い静粛性能と高品質ラバーコンパウンドの使用により、安定したグリップ力と排水性を高めウェットでの安定性を発揮。軽カーからセダン、ミニバンまで対象にし使い勝手の良さがある。

≫ 詳細は NANKANG XR611 の特徴 で確認を。

スタンダード

コンフォート並みの性能を誇るNANKANGの自信作
-オートウェイ-

メーカー指針はコンフォートタイヤとしてのポジショニング、でもサイズ設定やタイヤ性能からはスタンダードタイヤとしての位置付けがフィットする。コストパフォーマンス重視でタイヤ選択を考えている人に最もお勧めなタイヤのひとつでは。

≫ 詳細は NANKANG CX668 の特徴 で確認を。
ホワイトレターで演出したスタンダード
-オートウェイ-

導入サイズは13~14インチが中心、軽カーやコンパクトカーに向けられたサイズ展開。基本性能を踏襲しタイヤへ見た目の個性を求めるなら結構いい。耐磨耗性に優れた特殊コンパウンドを採用、コストパフォーマンス向上を謳う。

≫ 詳細は NANKANG N-729 の特徴 で確認を。

SUV

SP-9 (H/T)
SUVコンフォート最上級に位置付け
-オートウェイ-

オンロード用となるH/Tに括られ快適性と静粛性、更にはプレミアムを演出する走りを極める。高速走行の得意性を訴えた「N990」が起点。ここから快適性の向上を果たした「SP-7」に進化、更なる発展が「SP-9」。

≫ 詳細は NANKANG SP-9 の特徴 で確認を。
SP-7 (H/T)
「N990」の継承。国内導入サイズは大径化へ
-オートウェイ-

「SP-7」の国内導入サイズは大径化傾向、「N990」の継承となればフラッグシップとしてのポジショニングは確立したい。H/Tとしての安定性と快適性へ期待を込め、序列化では「SP-7」>「SP-5」>「FT-4」とこれまでのイメージを踏襲する。

≫ 詳細は NANKANG SP-7 の特徴 で確認を。
SP-5 (H/T)
「SP-7」に次ぐ高速安定性。繊細さはこちらが上かも?
-オートウェイ-

オンロードでの快適性を謳う。NANKANG のSUVタイヤ選択では、高速での走行や大型の車種、オンロード性能を強調している「SP-7」、街中走行からスポーツまでをフォローする「SP-5」、同じ街中でもスタンダード「FT-4」というイメージ。

≫ 詳細は NANKANG SP-5 の特徴 で確認を。
FT-4 (S/T)
街中での快適性に優れたSUVスタンダード
-オートウェイ-

SUVタイヤでもオンロード走行、特に街中走行をメインとするS/T(Street Terrain)にポジショニングされるタイヤ。標準性能を併せ持つことで、街中での快適な走りに貢献する。乗り心地に対する評価も悪くない。

≫ 詳細は NANKANG FT-4 の特徴 で確認を。
FT-7 (A/T)
オン・オフ対応のオールラウンドにポジショニングされる
-オートウェイ-

SUVタイヤのオールラウンドにポジショニングされる。センターリブを挟む2本の縦溝と、変則的ブロックを形成する横溝の組み合わせによってオフロード性能を実現し、オンロードでは静粛性への貢献と快適性の向上が果されている。

≫ 詳細は NANKANG FT-7 の特徴 で確認を。
N889 (M/T)
オフロードを得意とする4×4タイヤ。このカテゴリーでは貴重だ
-オートウェイ-

SUVタイヤとしてはM/Tに分類される。オフロード走行を得意とする4×4タイヤとも言い換えられる。アジアンタイヤでM/Tはまだ貴重な存在、その点でトータルでは価格との兼ね合いも十分。ホワイトレターのデザインも見た目が格好いい。

≫ 詳細は NANKANG N889 の特徴 で確認を。
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