アジアンミニバンタイヤ性能比較表

アジアンミニバンタイヤ性能比較表

minivan

 ミニバンは車重があり重心が高い為に、コーナーリング時にタイヤの外側へ荷重が移りやすくふらつく傾向があります。安定性を保つには大きな荷重に耐えられるタイヤでなくてはなりません。これを第一に、更には快適性をも発揮するのが専用となるミニバンタイヤです。

 この実現には、外側と内側のサイドウォールの強度を変えることをメインに最適化を施します。クルマをしっかりと支え片減りや偏摩耗、走行時のふらつきなどにも対応し、快適な乗り心地へ導きます。

 しかしミニバンカテゴリーは後発です。かつては剛性の高いスポーツやコンフォートなどによってフォーローがなされていました。さて最新のアジアンミニバンはどうよ?

(2018.2更新)
【TOPICS】

アジアンミニバンタイヤの位置付け

 アジアンタイヤで明確にミニバン専用を主張する製品は最小かな。既存はスポーツやスポーツコンフォート、そしてコンフォートなどの一部が代用として役割を果たしています。

 ミニバンタイヤに最も求められるのがふらつきや偏摩耗などの抑制です。この点は剛性が影響するところ、従ってスポーツの代用でも可能です。但し、安定性と快適性のバランスが必ずしも一致したものにはなりません。その為、高い満足感を得ることは難しい、と考えます。

 対してコンフォートなら快適性への実現が高まるのでは。しかし、今度は剛性面で不安が残ります。なら中間となるスポーツコンフォートがいい。剛性と快適性双方の期待が得られそう。SUVも可能性は高いかな。しかし、サイズ設定が問題。アジアンSUVは大口径が多くミニバンへのフィットが難しい。

 など代用であることは、専用に比較し見劣り感が完全払拭出来ていません。より安定性と快適性を高位に求めるなら専用に勝るものはなし、です。ではなぜアジアンメーカーがミニバンへは消極的なのか。

 恐らく世界的規模での需要が問題かと。海外ではミニバンに対して商用バンのイメージが強い、ここに専用タイヤを投入しても乗用車並みの大きな需要になり難い。また先進技術の投入は高性能化への道筋が期待され、その実現は既に可能なレベルに到達しています。しかし価格への影響もあり積極性が発揮されないのでは。

 日本国内でミニバンは既にカテゴリーとして熟成された分野です。アジアンタイヤとしてのミニバン専用の出現は最も望まれるところです。

2018年はこう展開する

momo_m3

 専用性を欠く現状は、2018年のラインアップも正直苦しい展開が見えています。可能性を高めているのがFEDERAL「FORMOZA AZ01」や「FORMOZA FD2」くらい、やはり代用を強いられるのはショウガナイ。

 そこでバランス重視を念頭に、スポーツコンフォートと剛性を保持するコンフォートからピックアップしています。まずはNANKANGから。「NS-25」、「NS-20」、そして「AS-2+」を挙げます。サイズ設定数が多くミドルクラスまでなら耐えられるかと。

 HIFLYからは快適性にプラスした運動性能を特徴とする「HF805」、MOMOは高速安定性に優れた「OUTRUN M-3」、RADARはDimaxシリーズの最新高性を謳う「Dimax R8+」です。そしてROADSTONEからも剛性に優れる「EUROVIS SPORT 04」を共有したい。

 NEXENは「N8000」と「N7000 Plus」を位置付けますが、やや展開に不安があるのでどうかな?

アジアンミニバンタイヤ性能比較

*性能評価バーは各カテゴリー内での評価を対象としています。他のカテゴリーとの評価を比較するものではありません。
*性能評価バーは商品販売先等の評価を参考にしており、タイヤの絶対的な性能を示すものではありません。

NANKANG

快適性へ傾倒するスポーツコンフォート
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

詳細は NANKANG NS-25 の特徴 で確認を。
バランス性能に長けた扱いやすさが好印象
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大した、という捉え方が理解しやすい。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車より、走りと快適性を求める方向付けがマッチする。

詳細は NANKANG NS-20 の特徴 で確認を。
「AS-2」からコンパウンドの進化で快適性更に向上
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能はNANKANG随一では。サイズ拡大も進む。

詳細は NANKANG AS-2+ の特徴 で確認を。
カテゴリーを横断したフォローを実現する器用さが評価
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4

ウェット性能と静粛性、そして偏摩耗の抑制に優れたコンフォート。国内導入サイズはカテゴリーを横断する汎用性は感じられるものの車種の絞込みが強く、カテゴリー内での車種フォローは随分限定されるかも。

詳細は NANKANG N-605 の特徴 で確認を。
ミニバン専用タイヤとしても耐えられる使い勝手の良さが評価
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 3
  • 3
  • 4

ノイズを抑えた高い静粛性能と高品質ラバーコンパウンドの使用により、安定したグリップ力と排水性を高めウェットでの安定性を発揮。軽カーからセダン、ミニバンまで対象にし使い勝手の良さがある。

詳細は NANKANG XR611 の特徴 で確認を。

ATR RADIAL

CORSAは快適性を高め独自の進化を遂げる
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3
  • 5

ブランドとの差別化で快適性へ独自の進化を遂げる。左右非対称パターンを持つコンフォートタイヤ。OUT側のパーターンではハンドリング性能とウェット性能を高め、IN側では静粛性と乗り心地の良さを狙っている。価格面でのメリットも高い。

詳細は CORSA 2233 の特徴 で確認を。

NEXEN

オールラウンドに優れたスポーツコンフォート
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 4

「N8000」のポジションを示すならグリップ性能では「N3000」には敵わない。トータル性能では「N9000」に続く。運動性能にプラスした快適性を搭載し器用なタイヤの代表格では。

詳細は NEXEN N8000 の特徴 で確認を。
「N7000」から Plus 進化で更なる上質さを実現する
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3

Plus の本質はコンパウンドの変更。従来「N7000」の特性は「N5000」の性能を踏襲し乗り心地と静粛性による快適性が更に高性能化したこと。「N7000 Plus」へはこれ以上のオールレベルアップが託されている。

詳細は NEXEN N7000 Plus の特徴 で確認を。

HIFLY

スポーツコンフォートへの可能性も謳っている
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 4
  • 5

快適性にプラスした運動性能を特徴としスポーツコンフォートへの可能性も謳っている。しかし、やはりコンフォートタイヤとしての静粛性と快適性、この点が評価への期待となる。

詳細は HIFLY HF805 の特徴 で確認を。

MOMO

高速安定性に優れたハイパフォーマンス
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4

コンフォートに対する主張はこう。高い静粛性と快適性を保持し、スポーツ性能も誇るMOMO最高グレードのタイヤ。トレッド剛性を高めあらゆる路面環境においても確かなグリップ性能を発揮する。

詳細は MOMO OUTRUN M-3 の特徴 で確認を。

RADAR

Dimaxシリーズの最新高性を謳う
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 3
  • 4
  • 3
  • 4
  • 4

ラインアップでのポジションはUHP(ウルトラ・ハイ・パフォーマンス)、コンフォートに加えレスポンス性能の高さが主張点として添えられる。従来品は「Dimax R8」、そこからプラス進化で得たのは静粛性に耐摩耗性、そして低燃費。

詳細は RADAR Dimax R8+ の特徴 で確認を。

ROADSTONE

ROADSTONEを感じる代表作
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 4
  • 3
  • 3
  • 3
  • 4

ROADSTONEの専有銘柄になるのでは。NEXENとの共有が目立つラインアップではフラッグシップに位置付けしてもいい。ただSPORTに拘る姿勢はハイグリップをイメージさせるも、実質はスポーツコンフォートとしての追求レベルに抑えたい。

≫ 詳細は ROADSTONE EUROVIS SPORT 04 の特徴で確認を。
スポーツコンフォートながら更に快適性に傾倒
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 4

スポーツコンフォートカテゴリーに位置付けられるUHPタイヤ。程よいグリップ性能と快適性を両立するのがスポーツコンフォートの特徴。「N8000」はそこから更に快適性に傾倒し、両立を謳う中でも細分化によるレベル向上を目指す。

詳細は ROADSTONE N8000 の特徴 で確認を。

FEDERAL

FEDERALが誇る最新コンフォート
-楽天市場-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 5
  • 4
  • 4
  • 4
  • 2

ウェットグリップと静かな走りを実現するエコタイヤ。従来品となるのは「FORMOZA FD2」かと。ミニバンをもフォローする特徴を維持、低燃費にも注目する。

詳細は FEDERAL FORMOZA AZ01 の特徴 で確認を。
「FORMOZA FD1」の進化。ミニバン対応にも得意性発揮
-楽天市場-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 5
  • 3
  • 4
  • 3
  • 2

「FORMOZA FD1」の進化。乗り心地と快適性の向上に重点が置かれ、アジアンタイヤでは少数のミニバンの装着も推奨される。3in1の溝を配置したブロックは、ドライバーの目線が高くなっても振動と視線のブレを軽減させる効果を狙う。

詳細は FEDERAL FORMOZA FD2 の特徴 で確認を。