アジアンタイヤの利用術

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 タイヤはクルマのパーツの中で非常に重要なもの。しかし、皆黒くて丸いゴムの塊だし、重要性を見出すのは意外と難しい。アジアンタイヤだって同様です。ならメジャー(国内や海外メジャーメーカー)製品とはいったい何が違うのでしょうか?

 当時、手に入り難い台湾・韓国・中国・インドネシアなどの製品を、安価で日本各地に発送可能にしたのは画期的。世界にはまだ知らないようなメーカーが沢山ある。それらが国内へ導入されたことから認知、普及へ繋がっています。

 近年アジアンタイヤメーカーの技術力は全てではないけれど世界標準に到達している、と言ってもいいでしょう。その結果、世界的クルマメーカーの新車装着としての採用が実現しています。基本的な技術レベルを達成し、あとはその製品に施す味付けに違いを見出す、という意識までに達したと捉えます。

 ということで、当サイトでは購入に関する情報を様々な観点から独自コンテンツ満載でお届けします。ここではその目次、というか概要を示すことで全体構成を理解してもらおうと思います。

(2018.8更新)

特徴をざっくり!

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 最大は安価であること。メジャー製品と比較して半額、いや黎明期には1/4とも謳っていました。1本20,000円なら5,000円で買えてしまう。それ以下3,000円、2,000円台などこれまで見たことの無い価格設定も。

 これに注目したのがドリフトユーザー、一方で懸念も示されました。安かろう悪かろう! の主張が、本来画期的なはずのネット購入でマイナス要因として安易に伝えられたシーンもあったかと。

 アジアンタイヤの販売手法と言えばインターネット購入でしょう。最近ではメジャー製品へも波及し完全に抽象化しています。様々な可能性を持たせるネットの普及がタイヤ購入へも向けられた結果です。

 ただ当初からネット購入が全てウェルカムで受け入れられた訳ではありません。タイヤは安全性に起因する重要なパーツ、リアルショップでキッチリ説明を受けて購入しましょ、というある意味ネットへ危機感を持った対抗策を発したショップもあったかと。

 しかし、ネットの進化に対抗することは難しい。それまで紙カタログとショップ店員から得た情報は、ネット上に溢れる情報でまかない切れる程になったのです。メーカーの取り組みも積極的、いまや情報収集手段で欠かせないモノになっています。

きっかけは世界的な金融危機!

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 アジアンタイヤが黎明期を経て普及への道筋を辿るのに、切っ掛けとなったのは金融危機(リーマンショック)です。2008年9月、大手投資会社リーマン・ブラザーズが経営破たんしたことで起きました。経済危機は米国市場のみならず、世界市場が混乱に陥り株価が急落したのです。

 この問題から米ドルが極端に売られ、代わりに買われたのが財政が安定していた日本円。1ドル104円で取引されていた為替レートが、2008年12月には87円まで円が買われ、急激な円高にシフトしました。

 これにより日本の輸出産業は大打撃を受け、リーマンショックに直接関係していないにもかかわらず日本市場も大暴落。株価低迷から脱することが中々出来ず。そして2011年には東日本大震災が発生し日本経済は大打撃を受ることになります。

 この期間、冷え切った国内市場での共通性はより安く、だったのでは。それこそ1円でも安く購入したい雰囲気が、あらゆる場で求められていったかと。

 そして大注目になったのがアジアンタイヤ。安さを求める社会情勢に乗った、同時にネットは飛躍的に普及し環境整備が更に進みます。一時の避難的意向もあったかと。景気が戻ればこれまでの一般的タイヤへ戻るかな。しかし、使ってみるとそこそこだし、これでもいい! の層が拡大。こうしてアジアンタイヤの普及が進むことになります。

それでもメジャー製品!

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 全てがアジアンタイヤへ向いたような錯覚になるけれど、それは違う。飽くまでも極一部の存在が多少見える程度に膨らんだ、ということ。国内の市場全体シェアからすると7 ~ 8%、いや10%にも期待を持たせていますけどね‥

 一方で人生の先輩方ほどアジア製のタイヤなんて、という全く持って理解を示されない現実もあるかと。そもそもアジアンタイヤって何? というレベル。台湾・韓国・中国・インドネシアなどでタイヤを作っていることがピンと来ない。そして彼らの決まった台詞は タイヤは重要だから‥

 キッチリ調べた訳ではないけれど、アジアンタイヤの年齢別使用状況は、人生の先輩方になればその数は萎んでいく。他方、30~40代あたりが山かな。

 アジアンタイヤの信頼性や興味、押し付けではなかなか受け入れることは難しい。実際、性能をメジャー製品とまったく同じ土俵で評価されたら劣るでしょうね。やはりコストパフォーマンスという点を最大限考慮した上で、理解から受け入れられることが評価を高めることに繋がると考えます。

メーカーとカテゴリー双方から性能比較!

 アジアンタイヤは、メジャー製品とは異なり専門家の試乗レポートも少ない。果たしてどんな感じ? これを実現するのが当サイトのインプレッションです。製品により偏りがあるけれど実体感によるメリハリのある感想を見ることが出来ます。

 『アジアンタイヤ比較(メーカー展開)』と『性能比較表(カテゴリー展開)』は2つの観点から性能比較を実現します。新興メーカーを中心に最新の製品展開を伝えるのが前者、後者は7つのカテゴリー別に比較し、性能を最大限発揮する製品をピックアップし特徴を見出します。

 また『製品詳細ページ』をメーカー別にまとめたのが『製品一覧』です。掲載製品だけを確認したい、という人ヘ向けた製品リストです。更には夏タイヤに留まらず『スタッドレス』も性能追求を図ります。

 『リアルレポート』は掲載するタイヤ情報を有効に伝える役割のひとつです。多彩な条件で体感し、その時々の印象を示します。採用製品はメーカー等のサポートなどありません。その時の興味や注目度の高さなどから独自に判断し自腹購入が基本。

 日々の更新は『タイヤ情報』でお伝えします。最新情報を幅広くオリジナルで、が意識するところ。タイヤへの思いを当サイトならではの切り口で示します。そして『タイヤ動画』はテキストで感じることができない動画ならではの情報を観ることが出来ます。

アジアンタイヤWEBサイトの方向性!

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 メジャー製品をメインにするタイヤWEBサイト同様2006年に開設、アジアンタイヤに傾倒した情報サイトとして既に一時代が経過します。当事は黎明期、存在自体知られたものではありません。しかも製品に対する否定的見解も多かったかな。

 安物買いの銭失い、などアジア諸国製、新興国製に対するイメージだけで評されるケースもありました。そんな中、地味に継続し製品把握に努めます。また価格の安さは当初こそマイナスイメージを強調するものでしたが、社会背景と購入層の新たな発掘でプラス面の受け入れが進みます。

 転換はリアルレポートとしてNEXEN「N6000」を購入、装着しレポートを開始してからです。少しずつですけど理解を高め反映して来たことが、現在の情報ボリュームに繋がっています。

 決してバイヤーズガイドなど名乗らないけれど、辿り着いたのが今のあり方です。『アジアンタイヤの総合情報サイト』が本筋、関連情報を独自の観点から伝えます。情報は直ぐに錆びるし常に最新を意識しないと。今後もオリジナル性を高め専用サイトとしての構築を進めます。