アジアンタイヤ 2024年シーズン最新化を果たす!!
プロモーションが含まれています

アジアンスポーツコンフォートタイヤ性能比較 スポーツをベースにした特性

 一般にスポーツコンフォートカテゴリーは、スポーツの絶対的なグリップ性能には及ばないまでも、程よい快適性を備えることで性能両立を果たします。

 その中でスポーツをベースにコンフォート性能を持つタイプと、コンフォートをベースにグリップ性能を持つタイプに区分けされます。

 アジアンタイヤのスポーツコンフォートは、比較的スポーツをベースにした製品が多い印象です。得意とするグリップ性能を活かしつつコンフォート性能を加味することで、よりハイレベルな性能が強調されます。

 単独での追求は難しさが感じられても、異なる性能が合わさることで相乗効果が示せるということです。ただ課題も残ります。スポーツ性能とコンフォート性能、双方で追求レベルに曖昧さが残るケースが見られます。特徴をどっちに振るか、難しいバランスが求められます。

スポンサーリンク

アジアンスポーツコンフォートタイヤ ラインアップ

 まず注目するのがNANKANGの構成でしょう。「NS-25」と「AS-2+」で新たなスポーツコンフォートのコンビネーションを見出します。そこに従来からの「NS-20」と「AS-1」が加わります。「NS」シリーズと「AS」シリーズを敢えて共存させ、しかも新旧を色濃くするこの展開はNANKANG全体の施策にも大きな影響を与えます。

 MOMOからは従来からの「OUTRUN」を上回る「TOPRUN M-30」が投入されました。コンフォートレベルを脱し従来を超えたレスポンス向上に注目します。更にその上を行くのが「TOPRUN M-300」です。これには大注目。

 一方ZEETEXからは「HP5000 max」が投入されています。ピュアスポーツでは無いけれど、UHPを謳い絶対的な評価獲得に向けた製品です。MOMO「TOPRUN M-300」との対比は興味を得るのでは。

 DAVANTI「DX640」はリアルレポートで実証済み。Engineered in Englandに興味を高めるもMade in Chinaはどうよ? 世間の評価を気にしつつその成果は満足のいくものです。飽くまでも個人的評価ですが。

現状における課題‥ 将来への展望

 メジャーメーカーにおけるスポーツコンフォートへのポジショニングは、性能のフィット感が重要です。一見半端に取れる性能でも、車種マッチングが適正なら見方は変わります。

 しかしながら現状のアジアンタイヤにおけるスポーツコンフォート製品は、快適性にワンランクレベルアップが望まれます。極上とは言わないまでも、静粛性と乗り心地の向上に更なる期待感を示します。装着する車種との相性によっても異なりますが‥

 また投入される製品の絶対数が少ないのも課題です。スポーツに傾倒するメーカー施策はスポーツコンフォートへの興味が上がりません。

 かつてメジャーでも同様の課題を抱えていました。しかし、低燃費タイヤの普及をきっかけにジワリ充実が進みます。更にはライトスポーツを敢えてここに括ることで、露出拡大が実現しました。

 一歩引いた製品アピールが功を奏した訳です。より多くのラインアップを実現するのには必要なことかもしれません。

スポンサーリンク

アジアンスポーツコンフォートタイヤ性能比較

NANKANG

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

NS-25 詳細

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大した、という捉え方が理解しやすい。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車をむ含むけれど、走りと快適性を求める方向付けがよりマッチするのでは。

NS-20 詳細

EV・ハイブリッド専用ながらもスポーツ系を主張。高強度のアラミドを使用し剛性を向上、また転がり抵抗を低減し燃費(電費)アップを実現。EUラベリング制度では、転がり抵抗「B」とウェットグリップ「A」を獲得。

AS-3EV 詳細

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能はNANKANG随一では。サイズ拡大も進む。

AS-2+ 詳細

NANKANG最初の左右非対称パターン採用。OUT側でコーナーリングの旋回性とウェット性能を高め、IN側のマルチピッチデザインは静粛性と乗り心地の良さを図る。スポーツとコンフォートを併せ持ち走行安定性を確保、乗り心地も向上。

AS-1 詳細

ZEETEX

国内ラインアップでUHPを謳うフラッグシップ。トレッドパターンを最適化しサイドウォールも革新的なデザインを採用。更にはトレッド面に衝撃を緩和する特殊コンパウンドを取り入れ、ワンランク上の静粛性を生み出す。

HP5000 max 詳細

DAVANTI

ターゲットはパッセンジャーカーとSUVだという。既存サイズは16 ~ 22インチ、30 ~ 60%扁平まで構築、これならパッセンジャーカー、いわゆるUHPへの主張も頷ける。従ってこれメインにスポーツコンフォートへポジショニング!

DX640 詳細

MOMO

「TOPRUN M-30」を上回るスポーツ性に最大の期待。但しピュアスポーツのよう期待をするとトーンダウン。プラスしてコンフォート性能、特に静粛性は見逃せない。これによりプレミアム・スポーツコンフォートの捉え方がフィット。

TOPRUN M-300 詳細

コンフォートレベルを脱し従来を超えたレスポンス向上に注目。悪条件下でも高いグリップ力とハンドリングの安定性を最大性能として発揮するよう設計されたという。ターゲット車種はスポーツ、プレミアムセダン、そしてSUVまで含める。

TOPRUN M-30 詳細

MINERVA

左右非対称トレッドパターンを採用し高い排水性と静粛性を謳う。更にスポーツへの指針を見出せるもやや物足りない。そこで性能両立を特徴に据えるスポーツコンフォートへ配置するのが最適、折角搭載する運動性能だし前面で捉えたい。

F205 詳細

タイトルとURLをコピーしました