アジアンスタンダードタイヤ性能比較表

standard

 スタンダードカテゴリーは、基本性能と経済性をバランスよく併せ持つタイヤの標準モデルをラインアップします。

 サイズバリエーションが豊富で、軽カーからコンパクトカー、ミニバンやセダンまで幅広い車種フォローを可能とするのが特徴です。しかし、コストパフォーマンスに優れるも飽くまでも標準性能重視で、際立ったタイヤ性能の高さを求めることは困難です。

 また近年は、グローバルで大手と言われるタイヤディーラーが、中国やインドネシア等で製造した製品を展開します。いわゆるプライベートブランド(PB)を謳う傾向に流れています。

 これがかなり注目。実績を示す銘柄が多く、先入観だけで評価判断出来ないレベルにあります。利点を活かし価格の安さを主張、そして相応の性能が魅力となり受け入れられているのでは。

(2018.5更新)
【TOPICS】

カテゴリーの役割は価格追求か?

hifly_hf201

 従来からアジアンスタンダードの役割は価格追求がメインでした。しかし、PBタイヤを謳う製品の出現によりメーカー主導は影が薄くなっています。

 それでも性能主張に転化し価格一辺倒からの脱却を図ります。ただそれに耐えられる製品が決して多くない実情もあり、残念ながら現状ではメーカー主導による製品は限定的です。

 PBタイヤの狙いは隙間を突くこと、その結果スタンダードにおける展開は独壇場の様相を呈しています。価格追求はユーザーに訴える効果があるのは間違いない。競い合うことで更なる安さ期待出来るかも。しかも性能向上が図られるなら尚いい。

 実はここが難しいところで、安さ一辺倒では不安が無い訳ではありません。タイヤが果たすべき役割は非常に重要です。この要求を満たした上で価格へ向かうのが理想です。

2018年のラインアップメインは?

 2018年も価格追求を維持します。HIFLY、ZEETEX、RADAR、そしてMINERVAが圧倒する価格を展開します。以下 195/65R15(いずれも1本当たりの価格、2018年2月現在)で比べてみました。

HIFLY「HF201」→ 2,470円
ZEETEX「ZT1000」→ 2,540円
RADAR「RPX800」→ 3,290円
MINERVA「EMI ZERO HP」→ 3,080円

 この価格どうよ! というレベルでは。正に驚く低価格を実現しています。しかも軽カーサイズなら2,000円を切り1,000円台も、いうから凄いとしか・・ いずれも Made in Chinan であったのは過去、現在はインドネシア、タイなども製造国として名を連ねます。

 一方NANKANG、ATR RADIAL、NEXENなどメーカーによる展開はやや魅力が薄れています。それでもカテゴリーの活性化に重要な役割を果たしているのは間違いないかと。

 カテゴリーの性格上、価格への興味は仕方ない。ただ安かろう悪かろう、ではね。 この価格でこの性能なら十分、という価値を見出す方向へ向かうのが理想です。

アジアンスタンダードタイヤ性能比較

*性能評価バーは各カテゴリー内での評価を対象としています。他のカテゴリーとの評価を比較するものではありません。
*性能評価バーは商品販売先等の評価を参考にしており、タイヤの絶対的な性能を示すものではありません。

NANKANG

環境面に優れたエコ製品の主張を展開
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3
  • 3

ECONEX として「ECO-2+」同様環境面に優れたエコ製品の主張を展開。しかし同列に複数展開するのは混乱する。その結果「ECO-2+」はコンフォートへ、そして「NA-1」はスタンダードレベルでエコを求める。

≫ 詳細は NANKANG NA-1 の特徴 で確認を。
コンフォート並みの性能を誇るNANKANGの自信作
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 3

メーカー指針はコンフォートタイヤとしてのポジショニング、でもサイズ設定や性能からはスタンダードとしての位置付けがフィットする。コストパフォーマンス重視で選択を考えている人に最もお勧めなひとつでは。

詳細は NANKANG CX668 の特徴 で確認を。
ホワイトレターで演出したスタンダード
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 3
  • 4
  • 3

導入サイズは13~14インチが中心、軽カーやコンパクトカーに向けられたサイズ展開。基本性能を踏襲しタイヤへ見た目の個性を求めるなら結構いい。耐磨耗性に優れた特殊コンパウンドを採用、コストパフォーマンス向上を謳う。

詳細は NANKANG N-729 の特徴 で確認を。

ATR RADIAL

経済性への貢献を謳うスタンダード
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 3
  • 3
  • 3
  • 4

転がり抵抗を抑える貢献度の高いデザインを採用、しかも低価格という2つの面から経済性を訴える。サイズ設定は軽カーからコンパクトカーが中心となるのでは。「ATR-K SPORT」との関連はあるのかなぁ?

詳細は ECONOMIST ATR-K の特徴 で確認を。

NEXEN

トータルに優れたスタンダード
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3

基本性能重視を唱えながらも快適性能と走りの高さを特徴としているスタンダードタイヤ。エコへの姿勢を示す中で多様性を持たせ、スタンダード領域への興味を高める。そこに誕生したのが「N'priz SH9J」。

詳細は NEXEN N'priz SH9j の特徴 で確認を。
 

HIFLY

スタンダードとしてのフォロー拡大
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 5

軽カーからミドルセダン、ミニバンまでの装着を推奨。スタンダードとしてのポジショニングを探る。パターンは3本のストレートグルーブと2本のセンターリブが特徴。排水効果と直進性、ハンドリングの安定性を訴える。

詳細は HIFLY HF201 の特徴 で確認を。
 

ZEETEX

標準性能を訴える正統派スタンダード
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 3
  • 3
  • 3
  • 5

ZEETEXブランドの標準性能を訴える最新タイヤ。グローバル商品として認知、更には評価を得、ボリューム展開への期待を背負う。スペインのイディアダ(IDIADA)試験場で評価テストを受け結果を公表している。

詳細は ZEETEX ZT1000 の特徴 で確認を。
 

MOMO

グリップ性能と環境性能を高次元で融合
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 4
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 4

OUTRUNシリーズはコンフォートに配置される「M-3」が筆頭となりプレミアムパフォーマンスを強調。対して「M-2」はスタンダードカテゴリーで基本性能を発揮、ミドルクラスを支える性能を主張する。

詳細は MOMO OUTRUN M-2 の特徴 で確認を。
軽カーやコンパクトカーへの得意性を訴える
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 4
  • 4
  • 3
  • 4
  • 4

トレッド面は3本溝、この狙いはショルダーブロックの幅を確保すること。3本溝によりトレッド面の接地面積を確保、路面接地を均等化、駐車場等での据え切りや街中での小回りで発生する偏摩耗等を抑制。

詳細は MOMO OUTRUN M-1 の特徴 で確認を。

RADAR

左右非対称パターンによる静粛性の期待
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
  • 4
  • 3
  • 3
  • 4

スタンダードカテゴリーでは貴重な左右非対称パターンを採用。OUT側では主にコーナリング性能に対する貢献を高め、センターリブとの効果で高速安定性を謳う。また、IN側では排水効果を高め、ウェットでのグリップ性能を訴える。

詳細は RADAR RPX800 の特徴 で確認を。
 

MINERVA

スタンダードカテゴリーに配置。標準性能を意識する
-オートウェイ-
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • ネット参考価格
  • 3
  • 3
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  • 4
  • 3
  • 4

HP=ハイパフォーマンス、UHP=ウルトラ・ハイパフォーマンス、これにより「EMI ZERO UHP」が上位になる。左右で異なる非対象パターンを採用、偏摩耗を抑制し静粛性とニュートラルなハンドリング性能を実現。

詳細は MINERVA EMI ZERO HP の特徴 で確認を。