トーヨー Winter TRANPATH MK4 の特徴
タイヤ性能
トーヨー「Winter TRANPATH MK4」は、ミニバン専用スタッドレスタイヤであり、前作「Winter TRANPATH MK3」のコンセプトであった、全方向に効く「360°スタッドレス」の進化が謳われます。
このタイヤの性能について確認していきます。
タイヤテクノロジー
トーヨー「Winter TRANPATH MK4」は、トレッドIN側に発進や制動時にグリップ効果を発揮する「スーパーソフトコンパウンド」、OUT側にはコーナーリング時に車両をしっかり支える「ソフトコンパウンド」、そしてベース部にはトレッドコンパウンドの柔らかさを保持し、その効果を長続きさせる「ソフトキープコンパウンド」の3種類の異なるコンパウンドを採用しています。
これは、「トリプルトレッド構造」と呼ばれ、夏用のミニバン専用タイヤ「TRANPATH MP4」には既に搭載されていますが、スタッドレスタイヤに採用したのは初めてだそう。
また、非対称ショルダー・非対称パターン は、OUT側、IN側のショルダー形状とパターンを変え、OUT側はアイス路面でのコーナリングを重視し、IN側はアイス路面での制動性重視を図っているそうです。
更に、360°あらゆる方向へエッジ効果を発揮する「360°サイプ」をOUT側に設定、IN側には「ブレーキングサイプ」に「3Dミニバングリップサイプ」を組み合わせる事で、前後方向へのエッジ効果を謳っています。
そして、IN側、OUT側のショルダー部に設定された幅広スリットと溝底に設定したブリッジにより、シャーベット路面での高い排雪性とドライでの操縦安定性の両立を訴えています。
タイヤインプレッション
ミニバンや1BOXは車両重量が重く、重心が高い為に専用タイヤの装着が推奨されています。当然スタッドレスタイヤに関しても同様ですが、スタッドレスタイヤではミニバンや1BOX専用タイヤは限られており、前作「Winter TRANPATH MK3」は大変貴重な存在でした。
「Winter TRANPATH MK3」は、クモの巣状の「スパイダーサイプ」と呼ばれる特殊な形状のサイプが縦、横360°効きを発揮するのに貢献していたようで、実際かなりの高評価を得ました。
その流れを組む「Winter TRANPATH MK4」は、高い安定感を与えてくれ、また雪道に不慣れな人でも、不安感を増幅させられるようなことは無いようです。ミニバンや1BOXユーザーは、冬にはスキー場などへ家族連れで出かけるケースも多く、勾配のある山道走行など厳しい走行条件にさらされます。そのような状況下でも、このタイヤは高い評価を得ているようです。
雪のないドライ走行では、やはり夏タイヤのようなかっちりした印象は得られないようですが、スタッドレスタイヤ特有のブロック剛性の弱さからくる「ふにゃふにゃ」とした曖昧な印象は随分抑えられているようです。
タイヤライフという点では、シーズンイン前の早期に装着しても、減りに対する心配はそれほどではないという印象が見られます。
このように、好印象を得ている「Winter TRANPATH MK4」ですが、装着することで満足の度合いは更に高まる、そんなスタッドレスタイヤのようです。
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