トーヨー Winter TRANPATH TX の特徴

(2018.9更新)

製品情報

 トーヨーでは、ミニバン専用スタッドレスタイヤ「Winter TRANPATH MK4α」の実質後継となる「Winter TRANPATH TX(ウィンター トランパス ティーエックス)」を投入しました。今回、敢えてミニバン専用とは謳わずSUVやミニバンなどの ハイト系 を強調します。

 ハイト系は背高の車両、一般には人気の軽カーハイト系がイメージされます。そこにSUVやミニバンを取り込むことで、トーヨー得意の新たなジャンルを構築します。

 他メーカーではミニバンに対する専用化はありません。と言ってもSUVとは一線を引き、多くは乗用車用に含んだ展開です。唯一トーヨーがミニバンフォローに長けており、独自性を維持して来ました。

SUVもターゲット

 その基本姿勢は変わらず。ただミニバンだけに固執しない訴えはSUVの人気が影響しているのでは。既存としてSUV/CCV専用「OBSERVE GSi-5」が存在する中、「Winter TRANPATH TX」はCUVを狙ったものでは。

 CUVは乗用車のプラットフォームを流用したSUVと言えるかな。これを用い車高を上げてそれらしい外観デザインを与えます。SUVを大きな括りとしてその中のひとつがCUVとも。厳密じゃないけれどそんなニュアンスです。近年のSUV人気、実は多くがCUV。

 従来品「Winter TRANPATH MK4α」が2011年の発売だし期待は数年前からありました。しかし、中々実現しなかったことで諦めが。このままフェードアウトもあるか・・ が強まっていたんです。従ってその分期待は大きく露出強化を積極的に図って欲しい。

コンパウンド

 注目の技術展開を見てみましょう。まずはコンパウンドから。トレッドのIN側と、OUT側で硬さの異なる2種類のコンパウンドを配合しています。IN側の スーパーソフトコンパウンド は高いアイス性能を実現し、OUT側の ソフトコンパウンド は操縦安定性に効果を発揮します。

 IN側とOUT側で機能を分担させ、ハイト系専用が求める高いアイス性能と操縦安定性の両立を実現します。またベースゴムは経年劣化の抑制をサポートするコンパウンドを配合し、併せて トリプルトレッド構造 となっています。

 パターンは新開発の 3Dダブルウェ-ブグリップサイプ をIN部分に採用。サイプ内に凹凸を設け、制動時に凹凸部分が支え合うことでブロックの倒れこみを抑制、アイス制動性を向上します。

 構造はミニバン専用夏タイヤの TRANPATHシリーズ で採用している横剛性に強い スーパーハイターンアップ構造 を採用。重量のあるHVやSUVでのふらつきを低減し、冬道でもコーナリング時やレーンチェンジでしっかり感を得られます。

向上の根拠を示す

 最も興味のアイス性能、向上根拠は従来品比較で示されます。アイス路面でトヨタ「ノア」に「TX」と「MK4α」を装着し速度40km/hからフルブレーキング、それぞれ49.1mと55.2mの制動距離になりました。その差6.1mです。「MK4α」を100に換算した時、「TX」は88。アイス制動性能12%の向上を示します。またアイスコーナリングも8%の向上だという。

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