SUV・ピックアップトラック用。X-・・シリーズ第3弾
- カテゴリー:4×4(A/T)
- サイズ:14~20インチ
- 扁平率:85~55%
- 発売:2019年9月
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「X-MT」と新たな「X-AT」は共にSUV、ピックアップトラック人気に反応した結果でザックリならターゲットは同じ。しかし既存「A/T G015」と「M/T G003」の中間とし新カテゴリーを謳う。
製品情報
ヨコハマから、SUV・ピックアップトラック用タイヤとして「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー エックスエーティー)」が投入されました。オンロード「GEOLANDAR X-CV」、4×4「GEOLANDAR X-MT」に続く「GEOLANDAR X-・・」シリーズ第3弾です。(「X」はエクストラ、エクストリームを表すというので、よりプレミアム志向を高めた製品とも受け取れます)
「GEOLANDAR X-AT」は、既存「GEOLANDAR A/T G015」と「GEOLANDAR M/T G003」の中間に位置する新カテゴリーを謳い、SUV・ピックアップトラック向けを強調します。発売は2019年9月、サイズは 35×12.50R20 LT 121Q ~ LT265/75R16 123/120Q の10サイズで開始されました。そして2024年は拡大数が超目覚ましい。
それにしてもヨコハマのSUV/4×4シリーズ「GEOLANDAR」が凄いことになっています。確認しておくと、オンロードは中・大型SUV向け「GEOLANDAR H/T G056」、中・小型SUV向け「GEOLANDAR SUV」はフェードアウトか‥ しかしこれにハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート「GEOLANDAR X-CV」がラインアップされます。またクロスオーバーSUV向けグランドツーリングを謳う「GEOLANDAR CV G058」も投入。
更にはクロスオーバーSUV向けオンロード用サマータイヤを謳う「BluEarth-XT AE61」が、「BluEarth」シリーズながら「GEOLANDAR」シリーズと共存を果たします。
一方4×4としてのオフロードは「GEOLANDAR A/T G015」、「GEOLANDAR M/T G003」が既に一定認知を得ています。そして「G003」よりも更に趣味性を高め、オフロード走行、ロックトレイルを楽しむユーザー向けに「GEOLANDAR X-MT」が2018年秋から国内にも投入されました。ここに「X-AT」が投入された訳です。
「X-MT」と新たな「X-AT」は、共にSUV、ピックアップトラック人気に反応した結果でザックリならターゲットは同じ。しかし既存「A/T G015」と「M/T G003」の中間であることを明確化した「X-AT」に対し、「X-MT」は更なるヘビーユーザーになるのでは。一応差別化も果たします。
ヨコハマでは世界的な車種人気に対応、国内でも同様の動きを実現します。それにしても「GEOLANDAR」シリーズにプラスαの製品展開はかなり強烈です。
製品特性
「GEOLANDAR X-AT」はオンロードでの快適性を要求しながら、オフロードやドレスアップも楽しむユーザーに向けられています。オフロード感溢れるアグレッシブな外観と性能に加え、オンロードでの快適性や環境性能を両立しているという。
トレッドデザインは特徴的なブロック(ショルダーは2つの異なる形状、センターは4つの異なる形状をそれぞれ配置)を組み合わせたアグレッシブブロックパターンを採用。またトレッドデザインをサイドウォール上部まで伸長させ、タイヤ両側のサイド部でそれぞれ異なるデザインを実現し好きなデザインを車両外側に装着できるという、デュアルサイドブロックデザインが取り入れられました。
またトレッドに施したサイプと細溝のコンビネーションが、ウェット路面や滑りやすいオフロード路面で高いトラクション性を発揮。ショルダー部の横溝とセンター側の縦溝に配したストーンイジェクターが泥や石噛みによるダメージを緩和します。
コンパウンドはトリプルポリマーを採用、耐摩耗性能と耐カットチッピング性能(ゴム剥離やゴム欠けなど)を確保。接地性の高いワイドトレッドデザインや高剛性3プライ構造など、操縦安定性や耐サイドカット性能を高めています。