日本のドライバーニーズにあわせた新たな選択肢を提供
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:14~19インチ
- 扁平率:70~50%
- 発売:2019年9月
- 2件のインプレッション
ニュースタンダードを謳い、アイス路面でも搭載するパフォーマンスを最大限に発揮するのが主張点。従来品を「ContiVikingContact 6」とし、先進技術を用いて氷上性能を大きく向上。
製品情報
コンチネンタルが日本市場でプレミアム「VikingContact 7」に続き、投入したのが「NorthContact NC6(ノース コンタクト エヌ シー シックス)」です。ニュースタンダードを謳い、アイス路面でも搭載するパフォーマンスを最大限に発揮するのが主張点です。
コンチネンタルが攻めに転じて来たかな! というのも2014年の日本法人設立に際しこんなコメントを発していたかと。「国産車の市販タイヤと同社が得意とする冬用タイヤの市場に、シェア拡大の大きな機会がある」と。「NorthContact NC6」の投入は実戦への証。
コンチネンタルは2018年9月に「VikingContact 7」を発売。第6世代後期、いや第7世代になるのかな。相反する冬性能とウェット性能の両立に拘った製品です。これをプレミアムに位置付け、「NorthContact NC6」をスタンダード、そう前者を上位、後者を下位に位置付け全フォロー体制を形成。これが攻めの所以です。
「NorthContact NC6」はスタンダードとしながら、従来品となるのは「ContiVikingContact 6」です。しかも最重要性能は氷上性能。日本の降雪地域は非常に厳しい走行環境を強いられます。その要求に積極対応を図るよう。
コンチネンタルの先進技術を用いて氷上性能を大きく向上。また環境に配慮し、燃費性能も大きく改善したというから渾身の自信作、と受け止めます。
プレミアム「VikingContact 7」は北欧やロシア、日本などを主な市場にバランス性能を重視した製品です。対して「NorthContact NC6」は日本専用ではないだろうけれど、日本のドライバーニーズにあわせた新たな選択肢を提供するという。
搭載技術
まずはコンパウンドから。新たなノルディック・コンパウンド+(プラス)を採用。シリカベースの低温耐性に優れたゴムと、独自の柔軟剤耐寒性ソフトジェルを均一にミックスしたハイテク低温ソフトコンパウンドです。
冬の多彩な環境に優れた弾性を維持、路面の凹凸にしっかり密着し優れたグリップ性能とブレーキ性能を発揮します。経年劣化し難い特性を備えており、本来のパフォーマンスを長期間に渡って維持します。
アイス路面で優れた性能を発揮するのはコンパウンドにプラスしてトレッドパターンです。「NorthContact NC6」が採用したゲッコー・グラブ・パターンは、トラクション、ブレーキング、コーナリングの各性能を、総合的に高める独自の左右非対称パターンです。ゲッコー(ヤモリ)の足裏のように多数の溝とサイプを配置したことで、なぞらえたんでしょう。
ショルダーブロックの溝には、1つおきに左右のショルダーでオフセットになるよう3D・トライアングル・エッジを入れ、雪柱せん断力を増大させ雪路でのグリップ性能を強化。ブロック外側に配置した傾斜の強い波型サイプでタイヤの引っ掻き効果を高めます。
またジグザグの千鳥状に配置された溝、ノイズの周波数を分散させる千鳥トレッド・パターンも同時展開します。ノイズの周波数を分散させ、耳障りな音を抑え静かで快適なドライビングを実現します。
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インプレッション
- 投稿数 【2】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 4.0
- 4.5
- 3.0
- 3.5
- 3.5
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
-6℃~+4℃の外気温の中、札幌から中山峠を経由してニセコまで運転。札幌市内のテカテカしたカーブで若干ヨコ滑りがあった以外は、様々な路面を不安なくトレースできた。SUBARUに履いたX-ICE3+よりフワフワ感はなく、とても静かなタイヤです。ニセコの雪山道も快適に運転できています。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
ドライ路面はブロック剛性不足で、レスポンスがすごく悪い。燃費は良好です。氷雪上性能は期待できそうです。氷雪性能と寿命は推定値です。