Jeepにオプションとして純正採用
- カテゴリー:4×4(M/T)
- サイズ:16~17インチ
- 扁平率:85~70%
- 発売:2019年3月
- インプレッション募集中
北米で注目される「WILDPEAK」シリーズのM/Tを国内導入。特性はマッド、ダート、ロックなどの険しいオフロードで優れたトラクションを発揮、タフで力強い走破性を実現すること。
製品情報
ファルケンでは北米で注目される「WILDPEAK」シリーズのM/T(Mud Terrain)、「WILDPEAK M/T01(ワイルドピーク エムティーゼロワン)」を2019年3月1日から国内でも投入しています。
サイドウォールにも配置したブロックがマッドでトラクション性能を確保。更にブロック剛性を高め、あらゆるオフロード路面で優れた性能を発揮するという。発売サイズは初期こそ LT245/75R16 120/116Q の1つという何とも寂しいスタートでしたが、最新は7サイズまで確認出来ます‥
展開はトーヨーの「OPEN COUNTRY」シリーズの施策に近いのでは。北米での認知が最優先、その結果として国内への導入を図る。但し、そこはユーザー層の違いもあるし同様レベルという訳にはいかない。従いサイズ展開は示した通り最小レベルで様子見を図るというもの。
「OPEN COUNTRY」シリーズは現在「OPEN COUNTRY R/T」の注目で勢いを得ています。これに続け、というファルケンの狙いあるでしょう。従って意に沿う流れが出来たのならサイズ拡大が果たされるかと。是非そうなって欲しいものです。
さて「WILDPEAK M/T01」の北米人気というのは気になるところ。アメ車の4×4オフロードは人気だしバリエーションが豊富です。その中でも人気を圧倒するのJeepかな‥
確認するとJeep「Gladiator(グラディエーター)」及び「Wrangler Rubicon(ラングラー ルビコン)」にオプションとして純正採用されたという。「Gladiator」はJeepブランドのピックアップトラック。「Wrangler Rubicon」はいわゆるJeepのレギュラーモデル最強を謳います。
という事情を承知すると「WILDPEAK M/T01」凄いじゃん! となります。従いこの人気を日本国内でも、というのが既述のあり方だけれどそこは必ずしも完全踏襲にはなりません。
世界的SUV人気は4×4オフロードへも波及、国内もその雰囲気は感じます。しかし飽くまでもメインはコンパクトSUV多勢、なので北米=日本国内には直結しない。まずは国内の反応を探る、という段階を踏んでいるんでしょう。そして僅かながらサイズ拡大へ向けているのは今後の可能性ありと判断した、そう思いたい。
ファルケンには元来「LANDAIR(ランドエアー)」というブランドが構築されていました。SUV(4×4)とスタッドレスだったかな? オーツが住友ゴムと合併する前から存在する、オーツ由来のブランドです。合併後も継続、しかし既に基本性能の古さと新たな展開でフェードアウトになりました。
時を経てファルケン強化は海外での展開を活発化、「WILDPEAK」がそれに取って代わったという流れかと。
いずれにしても北米人気のフレーズはイメージとして悪くない、というよりもこの括りはそれが大いに効くとういう捉え方があるでしょう。走破性は当然ながら、ドレスアップとしてもユーザーへの訴えは響くと思います。
搭載技術
「WILDPEAK M/T01」の特性はマッド、ダート、ロックなどの険しいオフロードで優れたトラクションを発揮、タフで力強い走破性を実現すること。
アグレッシブ アッパー サイドウォールは、サイドのブロックが鋭利な石によりカットされることから防ぐ耐カット性に優れるもの。同時にマッドではトラクション性能を確保します。
マッド・ロック ディフェンス フューチャーは、マッドで主溝の排泥を補助、トラクション性能を確保し、ロックではトレッド溝底への石噛みダメージを緩和しオフロード走行の安心感を高めます。
ラギッド・リジッド トレッドブロックは、ブロック端の階段状の傾斜がパターン剛性を向上。あらゆるオフロードで優れたトラクションを発揮し安定した走破性を実現。またM/Tのアグレッシブな見た目と個性的なトレッドパターンを実現します。