ロングライフでふらつき難い。ウェットも安心
- カテゴリー:ミニバン(低燃費)
- サイズ:14~18インチ
- 扁平率:70~45%
- 発売:2022年1月
- 3件のインプレッション
ミニバン専用タイヤとしてロングライフとふらつき抑制の基本性能を踏襲。摩耗性能とウェット性能の向上を高次元で両立。従来品「TRANPATH mpZ」と比較し制動距離を15%短縮。
製品情報
トーヨーは、ミニバン専用タイヤ「TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)」を2022年1月に投入しています。全29サイズで展開、ラベリング制度の「A/a」が20サイズ、「A/b」が9サイズを実現します。
「TRANPATH mp7」は、ミニバン専用タイヤとしてロングライフとふらつき抑制の基本性能を踏襲。摩耗性能とウェット性能の向上を実現しました。
タイヤが路面に接地した際にゴムへ掛かる負荷の均一化を図ることで、圧力が一箇所に集中して発生する局所的な摩耗を抑制。ウェット路面におけるブレーキ性能の評価テストでは、従来品「TRANPATH mpZ」と比較し制動距離を15%短縮することに成功したという。
今回、ミニバン専用として投入されるのは「TRANPATH mp7」のみ‥ 前回はプレミアム「TRANPATH LuⅡ」、軽カーハイト系「TRANPATH LuK」そしてTRANPATHシリーズ6代目となる「TRANPATH mpZ」の3種がほぼ同時期発売でした。今後の展開は不明だけれど「TRANPATH LuⅡ」、「TRANPATH LuK」の扱いどうなる?
さて、興味深い内容がトーヨーから報じられました。日本国内におけるミニバンの需要は依然として堅調に推移しているらしい。発売時直近のデータでは、新車登録台数に占めるミニバンの構成比は15.8%と乗用車の中でも高い割合となっています。
人気上位の車種ではハイブリッド車の比率が年々増加傾向にあり、車両の重量化も進んでいる為、タイヤには更なる摩耗性能の向上が求められます。また走行時における環境の変化として、1時間降水量が50mm以上のゲリラ豪雨の発生回数が年々増加しており、雨の日対策も必須だそう。
ということで、車種はSUVへの傾倒が一般的な理解かと思ったらミニバンもまだまだ人気、ということです。理解しておきます。
搭載技術
新配合のスーパーグリップコンパウンドで、優れたウェット性能・摩耗性能を高次元で両立。従来品「TRANPATH mpZ」と比較し制動距離を15%短縮。
ダイナミックテーバーを高剛性ブロックで接地面積を確保、高さのあるミニバンのふらつきを制御し、しっかり感を実現しました。トーヨーのシミュレーションによると、従来品「TRANPATH mpZ」と比較しレーンチェンジ時の挙動変化を大きく抑えているという。
トランパスが誇るロングライフを継承、低燃費サイドウォールで転がり抵抗も確保しています。
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数 【3】
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 5.0
- 4.6
- 4.6
- 4.6
- 4.6
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
ふらつき抑制の効果かもしれませんが、交差点やカーブを曲がる際のロール感が大分抑えていて、コンフォートタイヤでスポーティタイヤの雰囲気を感じられるのは驚きました。
アクアが新車装着タイヤから外減りしやすかったので、コンパクトカーで外減り気になる人にはミニバンタイヤの選択もアリだと思います。
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
1つ前 ダンロップ エナセーブ RV504
との比較になります。三者とも195/60R16です。
TRANPATH mp7に換えて、高速350キロ、一般道も同程度走行したインプレッションです。
<長所>
静粛性にすぐれたタイヤです。履き替えて路上に出たとき、静かさに驚きました。音の静かさという点では、直前まではいていたタイヤより優れています。また、車が軽く感じます。転がり抵抗が少ないのでしょうか、速度ののりも良いです。ステアリング操作に対しても車が軽く反応します。
一般道で普通に走る状況ではこのタイヤの長所が目立ちます。
<短所>
高速における直進性に少々神経質な面があります。高速を巡航中にたえず細かな修正を要求される印象を持ちました。ルマンやエナセーブでは中立付近がどっしりとしており、気を遣うことはありませんでした。
<総評>
一般道ではとても良いタイヤです(価格も含めて)。
高速での移動が多い方は気になるかもしれません。
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
トランパスMP7を選択した理由は、純正タイヤがExtra Load規格であり、選択肢がほとんど無かったため。
純正タイヤ Michelin Primacy3 205/55R17 95V XL
7年経過・3万キロ・残溝4mm・若干のひび割れあり、との比較
○ハンドルセンター付近の手ごたえが軽くなったが、ハンドルを切ると重さが伴う
○ハンドル操作に対して追随が早い
○ブロックは大きいが静粛性は、Primacy3より静か
Primacy3はゴー…、ザー…とうるさいが
MP7はコー…、サー…とトーンダウン
○カーペット一枚挟んだような柔らかさ、乗り心地の向上
×ミニバン/SUVじゃないのに(と見られていないか気になる)
雨天はPrimacy3も安心感があったタイヤで、MP7も遜色なく安心感あり。差は感じません。
燃費は…差は感じません。よく転がるタイヤです。