ROADSTONE N'priz SH9J の特徴

(2019.2更新)

製品情報

 ROADSTONE「N'priz SH9J(エヌ プライズ エスエイチ9ジェイ)」 は、基本性能重視を唱えながらも快適性能と走りの高さ、更にはエコへの姿勢を示します。配置されるのはスタンダード、多様性に富んだラインアップが形成される中で主張が響くのか興味です。なおNEXENにも同様の製品が存在します。基本は同じかと。

 アジアンスタンダードの最大特徴は安価な製品が多数ラインアップされていること。そこにはメーカー系、PB問わずの展開が繰り広げられます。例えば軽カーサイズなら2,000円を切るなど驚くばかり。この点に魅力を見出されるケースもあるかと。で「N'priz SH9J」はどうよ? 最新価格(2019年2月)を調べたら 165/55R15 の1本当たりが3,350円です。

 決して安くはない。価格のみに傾倒した場合、優位性は難しいレベルです。しかしながら一方で性能との両立、そう価格一辺倒から脱却し製品主張に相応の期待感を抱かせます。ここ重要なところでは。

パターン技術

 トレッドパターンは幅広3本のストレートグルーブを採用します。効率的な排水効果を狙い、ウェットでのブレーキングに自信を示します。センターのブロックは規則的配列で構成され、グリップ強化を施し高い排水性も可能としています。

 ショルダーブロックは最適化されたデザイン効果によってドライグリップ、そしてハンドリングレスポンスに貢献します。全体的には見慣れたオーソドックスなデザインながら、安定的走行を実現させるものでは。

ポジショニング

 「N'priz SH9J」はHP(ハイ パフォーマンス)にポジショニングされます。コンフォートからスタンダードまでを括るこのポジション、高位とは言えないまでも特徴付けには注目します。欲張ればコンフォートスタンダード(コンフォート下位)への格上げもありでは。

 しかし、エコへの姿勢を示す中での多様性はスタンダード領域でこそ活きてくるかと。この点を最大主張として受け止めます。

 残念なのはサイズ設定でしょう。現在は最小展開、フォロー拡大を狙うならより多くの設定は欠かせません。変化を求めたいところです。

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