PRESA(プレサ)タイヤ性能比較

presa

 「PRESA」タイヤは、台湾の「Cheng Shin Rubber」の世界的ブランドのひとつです。


 最も有名なのは「MAXXIS(マキシス)」ブランド、タイで生産される日産「マーチ」の新車装着タイヤとしての実績から、タイヤメーカーとしての信頼性を強く打ち出しています。

 対して「PRESA」ブランドは欧州への進出用に開発されたもの。その後欧州に留まらず、アジアやラテンアメリカなどへも積極展開が見られるようになりました。タイヤの製造は主に台湾とタイで行われています。高品質の材料と先進技術に自信を示し、タイヤ性能の高位性を訴えます。

 PRESAタイヤは、既に世界的な認知を果たした「MAXXIS」ブランドとは異なるものの、独自ブランドとしての役割は相応に果たしている印象です。国内導入ではブランド展開にやや制約があるような、その条件下でも高位性への訴えは響くものを感じます。

 現在はスポーツタイヤ「PS55」とコンフォート「PS01」、そしてスタンダードの「PS02」がラインアップされています。ラインアップ数は最小に近く、充実の度合いは決して高くはありません。その打破により更なる可能性が期待されますが、実現への可能性は如何か?

 いずれにしても、台湾ブランドの信頼性は一定の評価を得ており、PRESAタイヤにおいてもその踏襲はなされていると考えます。

PRESAタイヤ

ps55
PS55  スポーツタイヤ

トータル性能への拘りを示すアジアンタイヤにおける正統派スポーツタイヤを謳う。「PRESA」ブランドにおけるフラッグシップにポジショニングされ、コンフォート、スタンダード、SUV等のラインアップが見られる中で、高性能化への取り組みに注目。

ps01
PS01  コンフォートタイヤ

アグレッシブな4本のストレートグルーブが特徴。ウェットでの排水性、グリップに効果を発揮。アジアンタイヤはグリップ性能への拘りは得意とするものの、快適性への訴えにはいまひとつ満足感が得られないのが正直なところ。「PS01」にはこの打破期待される。

ps-02
PS02  スタンダードタイヤ

標準性能重視のスタンダードタイヤ。2本の縦溝とセンターのリブが特徴となり、排水性向上と燃費性能への期待が示される。価格一辺倒のスタンダードの現状では厳しい印象ながら、性能の正当性は十分訴えが響いてきそう。

 アジアンタイヤは、インターネットを駆使して全国どこからでも購入できますが、タイヤという商品から組み換え・装着には、購入後に直接ガソリンスタンド、カー用品店やディーラー等へ持ち込んで作業をしてもらうことが必要です。その為に、予算にはこの分も考慮しておかなければなりません。以下はその為の参考価格です。

【タイヤ組み換え等参考価格】 単位:タイヤ1本
タイヤサイズ
(inch)
タイヤ組換え&バランス(円) タイヤ処分(円) 車両からの脱着(円)
10~13 1,000~1,500 300~500 500~1,000
14~16 1,600~2,000
17~18 2,100~2,500 600~1,000
19~20 2,600~3,000
 *上記は目安です。ガソリンスタンド、カー用品店、ディーラー等により値段が異なります。
 *車両からの脱着は組み換え等の場合は掛からないことが多いようです。