PRESA PS55 の特徴
製品情報
PRESA「PS55」は、トータル性能への拘りを示すアジアンタイヤにおける正統派スポーツタイヤを謳います。
PRESAブランドにおけるフラッグシップにポジショニングされます。コンフォート、スタンダード、SUV等のラインアップが見られる中で、高性能化への取り組みに注目されます。
スポーツタイヤの高いグリップ性能は勿論のこと、コントロール性、静粛性、そして快適性も追求するその訴えは、やや厳しいのではと思える雰囲気も無いわけではありません。それでも目指すレベルの高位さは、アジアンタイヤを超えるタイヤ性能の追及が響いてきそうです。
「PS55」のトレッドデザインは対称的なV字パターンを採用しています。4本のストレートグルーブとのコンビーネーションは、ハンドリングのスムーズさ、そして自在なコントロール性への貢献を訴えます。高張力のスチールベルトはタイヤ剛性を高め、安定性向上と乗り心地の滑らかさを示します。
5ブロックデザインはピッチノイズの軽減を、更にスリムなショルダー溝は微妙な振動を低減しノイズ抑制への効果を狙っています。またシリカ配合によるトレッドゴムは、スポーツタイヤながら転がり抵抗低減にも相応の拘りを持っているようです。
国内における現在のPRESAブランドの認知は必ずしも高いものとはなっていません。しかし、「MAXXIS」との関連では期待感は大きく持てるはずです。「PS55」のタイヤ性能をより明確に打ち出すことが重要では。
インプレッション
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
アドバンdBからの履き替えで1年乗ってのインプレです。
ストリートスポーツタイプのタイヤですが、快適性はまずまずでゴーッといったノイズは少なめです(旧型プレイツ程度)。ただしユニフォミティ(均一性)が悪く、時速50キロ付近のみクォンクォンというスタッドレスタイヤのような周期ノイズが僅かにあります。(個体差があると思いますが。)
グリップは国産のノーマルタイヤ位で、dBとほぼ変わりません。
接地感(ねばり)・ハンドリング・縦グリップ・ノイズ・ライフ・転がり抵抗が少しずつdB劣るものの、ユニフォミティノイズ以外は意識しなければ違いが判らない程度の微々たる差に感じました。
高速安定性・突き上げ感・横グリップ・サイドウォールの硬さはdBと違いを感じませんでした。
ウエットグリップはdBより良いです。
5倍程の価格差を考えれば、極めてコストパフォーマンスの良い、しっかりしたタイヤだと思います。
ユニフォミティノイズが唯一、玉に瑕ですね。