2016年の夏タイヤ新製品、いよいよ発売開始です。多くは2月1日、それ以外も2月中の発売が予定されています。特徴はサイズ拡大やラベリング制度のグレーディング向上など。純粋なモデルチェンジや新規投入は意外と少ないですね。
それでも軽カーへ向けられた施策は少し次元が異なるよう。ブリヂストンの集中投入はいろんな意味で注目されるはずです。
ブリヂストン「REGNO GR-Leggera」は、高性能化が進む軽カー市場に着目、プレミアムブランド「REGNO」を初めて採用しました。静粛性と快適な乗り心地、そしてロングライフの3つを最大主張点にしています。
「Playz PXシリーズ」は、セダン・クーぺ専用「Playz PX」、ミニバン専用「Playz PX-RV」、そして軽・コンパクトカー専用「Playz PX-C」を構成します。いずれも運転時に起こるハンドルのふらつきを抑制、無意識に溜まる疲れを軽減するのが主たる特徴です。
またブリヂストン「POTENZA Adrenalin RE003」、ミシュラン「ENERGY SAVER」も軽カーやコンパクトカーサイズが追加されました。
アクティブコンフォートSUVタイヤとして登場したのがミシュラン「Premier LTX」です。快適性と高速安定性を融合したタイヤ特性を謳います。
トーヨー「NANOENERGY 3 PLUS」はスタンダード低燃費タイヤとして進化。転がり抵抗係数「A」を維持しながらも、ウェットグリップ性能を従来の「c」から「b」にグレードアップしました。
ファルケン「ZIEX ZE914F」は低燃費性能を維持しながらウェットブレーキ性能を9%向上。ラベリング制度のウェットブレーキ性能が「c」から「a」、もしくは「c」から「b」へ向上しています。
個人的に最も注目しているのは、転がり抵抗係数を「A」から「AA」に引き上げられたダンロップ「LE MANS4」です。一部サイズの対応に限定しているも40サイズを実現し、従来の「A」は50サイズを維持、合計90サイズは凄過ぎです。
ブリヂストン「REGNO GRVⅡ」は発売2年目にして大幅にサイズ拡大を果たします。21サイズ追加で合計31サイズとなります。
以上が公にアナウンスとなった製品です。で、今後新たな出現はあるだろうか? あれと、それと、これもそろそろモデルチェンジの時期では、と思う製品はありますが、正直分からない。焦らずにお待ちを、ですね。