トーヨーでは、ミニバン専用の TRANPATHシリーズに、ミドルクラスのミニバンをターゲットにした「TRANPATH ML(トランパス エムエル)」を発表しました。TRANPATHシリーズの新カテゴリーを謳い新しい TRANPATH の提案です。
TRANPATHシリーズは、ラグジュラリーミニバンへ対応する「TRANPATH LuⅡ」、軽カーハイト系にも対応する「TRANPATH LuK」、そしてミニバンのスタンダードからコンフォートまでフォローする「TRANPATH mpZ」により構築されています。
今回発表された「TRANPATH ML」はこの「TRANPATH mpZ」の最新では、という括りもありますが、トーヨーではシリーズ新カテゴリーに拘ります。近年、車種としてのミニバンは、高級感を演出するミドルクラスミニバンの上級グレードが人気。ここに反応、このセグメントを一つの新カテゴリーとして捉えたという。
しかし、基本踏襲はやはり「TRANPATH mpZ」です。この特徴である しっかり を継承で、フラつき低減そしてロングライフを基本主張に据えています。従来品比較でも「TRANPATH mpZ」に対して転がり抵抗8%の向上を示します。
「TRANPATH ML」に使用されるゴム材料開発には、現在のメインとなる材料設計基盤技術 Nano Balance Technology を駆使。ナノレベルで素材設計と加工の最適化を行ない、ロングライフを実現する耐摩耗性能を確保します。ラベリング制度では転がり抵抗係数「AA」、ウェットグリップ性能「b」を実現します。
トレッドデザインは、ワイドトレッド化によりOUT側高剛性リブと低溝容積化を図り、耐摩耗性能向上とフラつき低減を実現、コーナリングの安生性も高めています。また実績あるスーパーハイターンアップ構造は、横方向への剛性が確保されフラつき低減に貢献します。
TRANPATHシリーズの22年間に渡る技術蓄積を踏襲進化させ、ミドルクラスミニバンに相応しいパターンデザインとタイヤ性能を訴えます。発売サイズは、195/65R15 91H ~ 225/40R19 93W までの17サイズ。発売時期は、2016年6月1日より。