FEDERALジャパンでは、ラグジュアリースポーツを謳う「595RPM」を国内でも投入するという。グローバルでは相当以前に発売されており、2014年にこの日記でも取り上げました。実はそれ以前2009年あたり既に非公式的に導入された経緯も見られます。今回これとは別で正式導入となるのでしょう。
「595RPM」の性能レベルはUHP、「595RS-R」の直下に位置付けられるも「595EVO」よりは上位扱いです。スポーツセダンをメインターゲットとに、左右非対称トレッドパターンによるレベルの高いパフォーマンスと乗り心地を訴えます。
性能評価は未確認です。なので参考までにネットで確認出来る情報を集めてみました。因みに「595RS-R」との比較がメインです。
サイド剛性はまぁまぁ。静粛性は比較すれば気にならない。グリップレベルは7-8割程度。サーキットでは初期グリップは厳しい、熱が入ればそこそこながら「595RS-R」には及ばない。ウェットは優秀、などかな。
スポーツセダンをターゲットにしたことは差別化への意識が高い。「595RS-RR」や「595RS-R」、そして「595EVO」に挟まれ、更には「595」も控える中、グリップレベルで違いを示すには限界があります。そこで車種ターゲットに目を向けることになったのでは。
ここまではグローバルでの情報。今回FEDERALジャパンのリリースを見ると、非対称パターンを採用し595シリーズで培った技術により快適性とパフォーマンスの両立を主張します。
パターンがかなり個性的であることは間違いない。IN側グルーブは全面積の52%を占め、走行安全性を確保、ハイドロプレーニング現象を抑制します。対してOUT側グルーブは48%となり、地面に張り付き強力なグリップとコントロール性を発揮するという。またグルーブ内にインナーを設置、これ 3Dインナーグルーブデザイン というらしい。効果はハンドリング性能の向上と偏摩耗の抑制です。
そして車種ターゲット、グローバルではスポーツセダンへ向けられていた。今回ラグジュアリースポーツとしてスーパーカーにも触れられている。これはやや違和感を覚えます。なお発売は2015年5月より順次。サイズは、295/25ZR21 96Y XL ~ 215/45ZR17 91Y XL までの20サイズ。そうか! サイズ展開だけならラグジュアリースポーツも頷けます・・