ドライグリップの進化が凄い。NANKANGの新作「AR-1(エーアールワン)」、トレッドデザインは正にSタイヤでは。進化したはずの「NS-2R」よりも更に上を行く、そんな雰囲気十分です。
ドライグリップ性能を極限まで高めたハイグリップタイヤ、という性格は、サーキットやスポーツ走行に気合を入れたい人に向けられたもの。トレッド面のブロックとショルダー部分の剛性は高く、コーナーでも安定したグリップ力を発揮する、というのが最大主張点です。
トレッドデザインはアングルパターンと呼ぶらしい。スリック状のセンター部分は剛性をアップ、斜めの特殊形状を施す溝は素早い排水性と高度なハンドリング性能を実現します。ショルダーも溝が無い、スリックショルダーによりコーナーリングの限界性を極めます。
今年の春頃、一部で販売が行われていました。しかし、NANKANG の公式サイトにはその情報が見当たらない。7月に入っても同じです。今回、販売する オートウェイ では初めての取り扱いで4サイズから開始となります。
215/45R17
225/45R17
225/40R18
265/35R18
「AR-1」の摩耗係数となる TREADWEAR は80です。「NS-2R」は120と更にハイグリップとなる80のレース用、そして180のストリート用が存在します。オートウェイ の取り扱いは120と80のレース用。レース用でも公道走行は可能です。
摩耗係数だけなら「NS-2R」の80と同等では。但し、全体的には進化しているだろう「AR-1」が勝る、と考えるべきでしょう。「NS-2R」の出現には驚いたけれど、更にそれを上回る話題性にシビレル。
これにより気になるのはFEDERAL「595RS-RR」では。「NS-2R」を上回る戦闘力に注目は分散しましたので。アジアンタイヤにおけるドライグリップ戦争はまた新たな次元へ突入した、と言えそうです。
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