ブリヂストンでは、初代「ロードスター(NA型)」の新車装着タイヤ「SF325」を復刻するという。サイズは 185/60R14 82H、2018年1月から発売開始です。
「SF325」は、1989年に発売された初代「ロードスター」に新車装着されたタイヤです。2003年に生産は終了していますが、今回マツダの初代「ロードスター」レストアサービス開始によって市販用に復刻します。
初代「ロードスター」は、いわゆるマツダ5チャンネル体制時のひとつユーノスブランドの第一弾です。ユーノス「ロードスター」を強調し、マツダの名称は控えられていたはず。4代目「コスモ」もユーノスブランドとして3ローターのロータリーエンジンを搭載して発売されましたね。
しかし、バブルが弾けた影響でマツダが経営戦略の見直しに着手、1996年にユーノスは廃止されました。名称はユーノス「ロードスター」を維持するも1998年のフルチェンジで、マツダ「ロードスター」に変更されました。という経緯だったかと。
で、今回は初代「ロードスター」ということなので、いわゆるユーノス「ロードスター」用ということかと。ただタイヤ性能も体感もどういうものか不明です。ライトスポーツのイメージかな。
私の青春期と重なるこの時代、数回だけれどユーノス「ロードスター」をドライブしたことがあります。センセーショナルだったし、実際面白くて感動した記憶が残っています。小刻みに動くシフト、ハンドリングもそれまで経験した感触とは全く異なるものでした。
バブル期には豪華さの演出が目立ったけれど、同時に走りの個性化も実現していたのでは。現在の右へ倣えとは異なり、面白いクルマが多かった。
少し意味合いはずれるけれど、ヨコハマも復刻となる「ADVAN HF Type D」を発売します。こちらは創業100周年を記念してのこと。1970年代 ~ 1980年代当時の車両に向けたサイズを展開します。これからは復刻が流行るのかな?