ヨコハマ SUV用 GEOLANDAR X-CV 発売【新製品】

 ヨコハマから欧州などのハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けのコンフォート、「GEOLANDAR X-CV(ジオランダー エックスシーブイ)」の発売がアナウンスされました。新次元のH/T(ハイウェイテレーンタイヤ)とし「PARADA Spec-X」の後継に位置付けます。サイズは 275/40R22 108W ~ 255/55R18 109W の17サイズ。2019年4月1日 2019年4月19日発売です。

 従来品「PARADA Spec-X」はドレスアップ志向のインチアップに最適、を謳う製品です。SUV/クロスオーバー、しかもハイインチをターゲットに展開します。ただヨコハマのSUVブランドは「GEOLANDAR」シリーズが完全定着しています。認知の点では断然こちらが上でしょう。従って今回シリーズを超えるハイパフォーマンス「PARADA」であっても取り込み、というか統一を図った、と捉えます。

 「GEOLANDAR」シリーズは既にオンロードで中・大型を対象にする「GEORANDAR H/T G056」、中・小型向け「GEOLANDAR SUV」がラインアップされます。で「GEOLANDAR X-CV」はこの2つの上、そう最上位に配置されるかと。

 ヨコハマはこう主張します。モノコックボディの中・大型輸入車に代表される高速性能と運動性能を重視した、ハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向け新次元のH/Tだと。安全性、快適性、経済性を備えながらも、全サイズで最高速度270km/hに対応するスピードレンジ「W」を実現。高次元で異なる性能を併せ持ち、更に「M+S」規格を獲得していることから急な降雪にも対応するという。

 この種のSUV車はスポーツカーにも迫る走りを実現するものが多い。その為にスポーツ重視の製品が装着されるかと。しかし、国内ユーザーの要求は快適性、そうコンフォートのレベルアップです。これを埋めるのが狙いかと。

 それにしてもSUVの車種区分けにクロスオーバーが目立つようになりました。基本的にはオフロードでの走破性を重視したクロスカントリーから、オンロードでも乗用車並に走れることで台頭したのがクロスオーバーかと。少し曖昧だけれど、乗用車と同じモノコック構造を持つSUVがクロスオーバーに定義されるのかな。

製品特徴

 安全性および経済性では 4本ワイドストレートグルーブ や 2-3Dコンビネーションサイプ などを採用した専用の左右非対称パターンと、新たな ハイシリカコンパウンド がウェット制動性能と耐摩耗性能を発揮。

 快適性は専用の左右非対称パターンに加え、高剛性、高耐久の専用構造が高速走行時の安定感、快適なロングドライブを実現。また、ブロックに施した 5ピッチ・バリエーション がパターンノイズを抑制し静粛性の向上に貢献。

 従来品「PARADA Spec-X(PA02)」に比べ、ウェット制動性能を8%、ウェット操縦安定性を3%向上。更にロードノイズを23%、パターンノイズを2%、転がり抵抗を3%低減しています。

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