ダンロップ ミニバン専用 エナセーブ RV505 発表【新製品】

 ダンロップのミニバン専用が進化、「エナセーブ RV505(アールブイゴーマルゴ)」として発表されました。風や重さにふんばりが効く ふらつきにくく快適 が主張点。新開発の FUNBARI TECHNOLOGY(ふんばりテクノロジー) の効果を強調します。

 ラベリング制度の転がり抵抗係数は「AA」、ウェットグリップ性能は「b」(一部「c」)です。初期設定は 245/35R20 95W ~ 155/65R13 73H までの48サイズ、2019年6月1日から発売です。

 ダンロップのミニバンカテゴリーを辿るとブランド変遷が見られます。最初は「LE MANS RV」です。次いで「LE MANS RV RV501」、「LE MANS RV RV502」に続きます。「LE MANS」ブランドとシリーズパターンになる「RV50・・」が混在しています。そして2009年の「エナセーブ RV503」から今回も踏襲する名称シリーズが誕生しました。

 最新「RV505」は低燃費タイヤ「エナセーブ」として第3世代、ミニバン第5世代、という捉え方も出来るかと。これにより専用化のメリットでもあるふらつきと耐摩耗性がより向上しています。数値化すると耐ふらつき性能が19%向上、耐偏摩耗性能においては53%もの向上だというから驚きます。

 採用された技術は FUNBARI TECHNOLOGY。路面を捉え荷重をがっちり支えることで、乗車人数や荷物が多いとき(荷重負荷時)のふらつきを抑える特性です。具体的にはトレッドパターン、特にセンターリブに新技術 プラスリブ を、またサイド部の強化とサイドウォール全体がたわむ新プロファイルを採用しています。

 FUNBARI(ふんばり)とは同社独自の呼び名かと。同様はコンフォート「LE MANS V」の SHINOBI(しのび)テクノロジー でも見られます。基幹技術を総称し理解を高めるのが狙いでは。ミニバンではタイヤがふんばる様がイメージされます。

 既存ミニバンカテゴリーは細分化が進みます。上質の快適性を追求した「プレミアム」、高速走行やハンドリングを追及した「スポーツコンフォート」、静粛性と乗り心地を両立した「コンフォートスタンダード」、そして「軽カーハイト系専用」で構築します。で、「RV505」は従来を踏襲し「コンフォートスタンダード」になるかと。

 今回サイズは既に初期で20インチを設定、従来品「RV504」を上回るフォローを実現します。このことは「プレミアム」や「スポーツコンフォート」と同様では。しかしながら、下位の車種特性にも長ける性格は更なるフォロー範囲拡大に少しばかり不安を抱きます。ここは従来通りのフォロー体系に留めるのが最良だと思います。メーカーとしては本意じゃないかな‥

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