トーヨーではSUV向けオールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」を2019年8月1日より発売するという。実質2019-2020年の冬シーズンへ向けてでしょう。初期設定サイズは 225/65R17 102H ~ 165/60R15 77H までの全6サイズです。
「CELSIUS」は2015年に北米や欧州などで先行投入。本場? というかオールシーズン先進市場で相応の支持を得たことから国内導入に踏み切ったよう。潜在的な顧客開拓を図る、としています。
発売に際しトーヨーは、SUV向けオールシーズンをまたまた新カテゴリーとして強調します。同カテゴリーにおける国内市場の受け入れはかなり限定的だし、ラインアップも最小レベル。その点からすれば訴えは理解出来なくもないのかな。
ただSUV向けとしてもオールシーズンそのものは相応の歴史を刻みます。なので「新」には少しばかり違和感が‥
それにしても国内でのオールシーズン投入が徐々に増えています。先駆者であるグッドイヤーの功績かと。そのグッドイヤー、SUVへもオールシーズン波及を目指し2018年には「Assurance WeatherReady」を国内投入済み。「CELSIUS」はこれとの競合になるのでは。
年間を通して使用可能な全天候型の製品がオールシーズンの特徴です。似たような括りに見えるのがオールラウンド。オンロードとオフロード対応を謳い、主に4×4タイヤに括られます。A/T(All Terrain)= オールテレーンの言い方が一般的でこれとは区別したい。
冬シーズンに突然の降雪でも安心感のある走行が可能。都会派(非降雪地域)のSUVユーザーあたりがメインターゲット層になるでしょうかね。確認しておきたいのはアイス路面や過酷な積雪路では厳しい。この場合はスタッドレスタイヤの使用が必ず望まれます。
製品特徴
トレッドコンパウンドはシリカの分散を向上させるアクティブポリマーを採用、スノー性能を搭載する証 スノーフレークマーク が刻印されます。また専用の非対称パターンによってウェット性能向上と転がり抵抗低減を実現。降雪路におけるスノー性能とドライ、ウェット性能を最大限に発揮し、オールシーズンタイヤにふさわしい性能を備えます。