ダンロップ GRANDTREK AT5 発表【新製品】

 ダンロップの住友ゴムでは、オン・オフ対応のオールラウンドSUV用タイヤ「GRANDTREK AT5(グラントレック エーティーファイブ)」を発売するという。発売初期サイズは 225/55R18 98H ~ 175/80R15 90S までの25を設定。2021年3月1日から順次発売開始です。

 従来品は2009年発売の「GRANDTREK AT3」、なので12シーズン目で待望の進化を果たすことになります。名称は「AT3」の後継だし「AT4」が妥当では、と思ったけれどそこは「4」を敢えて飛ばした?

 ダンロップの4×4カテゴリーにおけるA/T(All Terrain)は、ある意味頑なに従来品へ固執したかどうかは不明ながら、ラインアップの先進性は廃れるばかり。それを尻目に他メーカーは市場の流れを察知、溢れるほどの新製品投入で競争は激化、飽和状態にあるほどです。

 近年のSUV人気はオフロードへも波及。A/T同様にM/Tの露出もかなり多い。ただ実用性を重視するならA/Tが使い勝手いいと思います。一方見た目のワイルドさを強調するなら断然M/Tですけどね。

 しかしながら新たな投入はいかなる状況においてもウェルカム、「GRANDTREK AT5」へは期待感を抱きます。それに応えてくれる特徴、オンロードでのウェット性能や高速操縦安定性、オフロードでの高いトラクション性能を高次元で両立させたこと。さらに耐偏摩耗性を向上させロングライフも実現しています。

 またA/Tらしい強くてアグレッシブなイメージを主張する為に、サイドレターは 「RBL=レイズドブラックレター」と「OWL=アウトラインホワイトレター」の2種を展開。これ全てのサイズで選択可能だったら最高、ただそれは無理かな‥ 従ってサイズによりどちらかになります。

搭載技術

 「GRANDTREK AT5」は摩耗しやすいショルダー部の剛性を高めた新パターンと、接地圧を均一化した専用プロファイルを採用。圧のかかりやすいショルダー部の摩耗エネルギーを低減し、従来品「GRANDTREK AT3」以上のロングライフを実現。

 また耐摩耗性能を損なわずにウェット性能を向上させた新コンパウンドを採用。パターンには新たにブロックをセンター部に配置、均一な接地面を確保し曲線の溝が4本の主溝を横断する新パターンで排水効果を高めウェット性能向上を謳います。

 サイド部にはブロックを配置し耐カット性を向上、石噛みを防止するストーンイジェクターを配置しオンロードだけでなくオフロードのタフな路面でも強力なトラクションを発揮します。

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