コンチネンタル ExtremeContact DWS06 PLUS 発表【新製品】

 コンチネンタルタイヤ・ジャパンでは、コンチネンタル「ExtremeContact DWS06 PLUS(エクストリームコンタクト ディーダブリューエス06 プラス)」を発売するという。発売初期サイズは 295/25ZR22 97Y XL ~ 205/55ZR16 91W までの全90をラインアップ。2021年3月から発売開始です。

 初期において90にも及ぶサイズラインアップは、パフォーマンス重視のスポーツカー、プレミアムセダン、SUV、CUVからミニバンまで適合し、インチアップ、ドレスアップにも最適であることを強調しています。

 従来品は「ExtremeContact DWS06」です。非常に微妙だけれど諸々考慮し一応オールシーズンタイヤに括りました。しかしメーカーではオールシーズンタイヤではありません、と!「M+S」に留まり「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」がありません。大々的なオールシーズン強調を敢えて抑えているような。

 2012年9月から国内でも投入された夏タイヤが「ExtremeContact DW」。これをベースに2014年6月、姉妹品として「ExtremeContact DWS」が発売されました。そして2016年2月に今回の従来品となる「ExtremeContact DWS06」へ。

 「DWS」の「D」はドライ性能、「W」はウェット性能、これに加えた「S」はスノー性能になる。「ExtremeContact DW」に「S」を追加しスノー性能、そうオールシーズン対応を実現した、と受け止めます。その訳は北米市場の特性から。オールシーズンが圧倒的な存在感を示しますので。

 で「ExtremeContact DWS06 PLUS」も同様の対応です。しかもプラス(PLUS)進化した製品主張は、「ExtremeContact DWS06」が更に高性能にアップグレード。スノーとウェットブレーキング性能を大きく向上、突然の天候の変化にもより安全で安心を謳います。

 オールシーズンじゃないので路面適合表を見て欲しい、とあります。どれどれと確認したのが下の表です。(画像拝借しました)

 冬路面においてシャーベットや雪路で△マーク、因みに夏タイヤは×、スタッドレスタイヤは◎です。確かにオールシーズンとしては物足りないけれど、これでも「ExtremeContact DWS06」からスノーとウェットブレーキング性能を大きく向上。突然の天候の変化にも安全でより安心と主張。

 御意。でも当サイトでは一応オールシーズンに括り、その旨を表記しています。「ExtremeContact DWS06 PLUS」も同様の対応になるかと。

搭載技術

 特徴は従来品から主要な性能全般で更なる向上を目指したという。SPORTPLUS+テクノロジーで、より正確なハンドリング、滑りやすい路面での力強いグリップ力、静粛性の改善を実現。

 注目するのは3つ。3Dサイプはウェットや雪路でのトラクションが向上。トラクショングルーブは底に配された梯子状の突起がキャタピラーのように雪をかむことで積雪路のトラクションが向上。Xサイプは全方向に対して有効なエッジを持つ。雪道や滑りやすい路面でトラクションを発揮する。

 などスノーとウェットブレーキング性能を大きく進化したことで、急な天候の変化にもより安全で安心に走行を継続出来る。更に求めやすい価格と優れたロングライフ性能がコストパフォーマンスの良さを実感出来る、としています。

 トレッド面に設置した「D」「W」「S」のパフォーマンスインジケーターが面白い。タイヤの摩耗によってインジケータードライの「D」、ウェットの「W」、スノーの「S」が都度消えることで性能限界が来たことを伝えます。

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