ピレリ SCORPION 発表【新製品】

 ピレリ「SCORPION(スコーピオン)」は、SUVやクロスオーバー向けピレリ最新の高性能サマータイヤです。ウェット性能、転がり抵抗、長寿命、快適性に重点を置いて開発されました。最新のトレッドデザイン、構造、コンパウンド技術は、安全性、効率性、快適性など優れた性能を発揮するという。

 サイズラインアップは 255/45R19 100V ~ 215/65R17 99V までの4つ。一応2023年の新製品を謳っています。一応というのは大々的な発表が見出せず‥ 残念ながら公式サイト及び最新カタログで知った次第です。トホホ

 それによると、確かに2023年NEWの文言があります。しかも、2023年1月から業界自主基準で開始された「低車外音タイヤ」への登録準備中だそう。ただ転がり抵抗係数とウェットグリップ性能に一定基準を示す低燃費タイヤではないよう。このあたり情報としてはいまひとつ明確化していません。それでも新製品であることは間違いないかと。

 さて「SCORPION」そのものはピレリが括るSUV用のブランドです。これを敢えて製品名にするのは、それほど期待が大きいということ! 主張は高い安全性と優れた環境性能を実現するコンフォートSUV。そうコンフォート、快適性への訴えが本筋です。

 ピレリのラインアップは、SUVにおいてもスポーツ・プレミアムがいずれも主語になる。しかも、「SCORPION」を超え「P ZERO」などもフォロー体制を構築します。そこへの原点回帰と新たな性能で「SCORPION」を配置。

 その快適性、実現にはいくつか手法があるけれど、出口付近で幅が広くなるショルダー部の横溝を採用し低騒音化を実現しながら優れた耐ハイドロプレーニング性能を発揮するというもの。バリアブルラテラルグルーブという技術名、これを基点にトレッド面の繊細化を実現します。

 スポーツ・プレミアムに対する対峙ではないけれど、SUVにおけるコンフォートを実現する「SCORPION」は今後注目かな、と思いたい。

搭載技術

 チャンファーデザインは、各溝の角を面取り加工することでブレーキング時の接地圧を最適にコントロールし制動距離を短縮します。

 シーランド比率を最適化しブレーキ性能とハンドリング向上、ノイズ抑制と耐摩耗性の改善を実現しました。

 幅を狭めよりフラットにデザインされたキャッププロファイルと、フラットなベルトデザインによってベルトの変形を抑え接地面圧の均等分圧を実現。また最新のコンパウンド技術で、制動距離の短縮、転がり抵抗低減、耐摩耗性を発揮します。

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