DAVANTIから新たなスポーツタイヤ「PROTOURA RACE(プロトゥーラ レース)」が投入されました。ドライグリップに拘る姿勢を強調、サーキットからストリートまで対応可能だというから本気の姿勢を感じます。
初期となる発売サイズは 245/40R18 97W XL ~ 165/55R14 72V までの12を設定。耐摩耗性能を示すTreadwear係数は200。製造国は中国。Made in China、Engineered in UK です。
DAVANTIのスポーツカテゴリーには「PROTOURA SPORT」が存在します。ハイレベルなスポーツへの主張、トレッドデザインは独自性を謳いつつも「DX640」の流れを汲むモノ。違いは溝とブロック面の割合、そうシーランド比が小さくなっていること。またTreadwear係数は400。「DX640」は同440。
215/45R17の1本あたり「PROTOURA SPORT」が8,270円、一方「PROTOURA RACE」は8,440円なり。(2023年8月現在)ストリート重視の展開とサーキットまでも取り入れる性能、この差が価格への差異となっているのでは。
より詳細を見ると、圧倒的な違いはトレッドパターン。「DX640」よりシーランド比を小さくした「PROTOURA SPORT」、更なる極みが「PROTOURA RACE」です。ブロックの面積を可能な限り大きくセミスリックに寄せた設計です。
これによりヨレの防止、そして接地性の向上を高め、ドライグリップの更なる高みを実現します。コンパウンドは新開発を採用し、加速時の食い付き、優れたブレーキング性能を期待させます。カーカスは高剛性構造で、コーナ―リング時の安定性がより一層高められているそうな。
サイドウォールには、「PROTOURA RACE」と描かれた部分が他よりも濃厚なデザイン。「PROTOURA SPORT」でも採用されたDAVANTIの レーザーエッチングテクノロジー です。これにより見た目の拘りも十分。
サーキットからストリートまで対応可能となっているけれど、ストリートの日常使いでも不満が無いレベルらしい。
ウェットでは、太めのセンターグルーブとショルダーへ延びる方向性のある横溝を保持し排水性を意識。また快適性もこの括りにしては上等、随所でしなやかさが得られる‥
全体としてバランス性能が極めて高く、タテヨコのグリップ性能はアンバランスを感じることが少ない。さらにウェットと快適性も備え、ストリートでも十分な要因を保持します。