グッドイヤーは、「WRANGLER DURATRAC RT(ラングラー デュラトラック アールティー)」を発表しました。
M/Tのようなワイルドな顔つきでありながら、オンロード・オフロードを問わない幅広い性能で、街乗りや山道・泥道を駆け抜けるアクティブな4×4・SUVユーザーに最適だそう。また雪上での性能を確保している証として、「スノーフレークマーク」を刻印しています。
スノーフレークマーク、ASTM(米国材料試験協会:American Society for Testing and Materials)の公式試験で、厳しい寒冷地でも十分な冬性能を発揮することが認証された製品のみに刻印が許されるもの。
正式には「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」、「シビアサービスエンブレム」とも呼ばれます。これが刻印されていれば、最低限の冬性能を保持すると考えられます。
発売サイズは LT265/50R20 115/112S ~ LT235/75R15 104/101S までの14を設定。2024年3月1日から発売予定です。
「WRANGLER DURATRAC RT」はオンロードでの機敏性とオフロードでの走破性を、高次元で両立させたラギッドテレーンタイヤを謳います。ラギッドテレーンとはR/T(Rugged Terrain)となる。M/TとA/Tの中間ジャンルです。
グッドイヤーの「WRANGLER」シリーズは、オンロードでもオフロードでも一定認知を誇ります。その状況下、ジャンルとしては後発のR/Tにトライ。ここに新たな勝機を見出す狙いがあるかと。
R/Tはトーヨー「OPEN COUNTRY R/T」によって、全く新しいジャンルが強調されています。しかしながら2016年の登場以来、メジャーにおいて追随の気配は感じられず。未だ拡大への道筋は厳しい。
この現状を受け入れつつ敢えて投入するグッドイヤーの施策は、日本国内事情を考量したというよりも、本家北米の有様を国内へも注ぐという捉え方になるのでは。後発だから‥ 普及へはいまひとつ‥ が逆に可能性ありと判断した。勝手な想像ですけど‥
いずれにしても、ワイルドさを示す4WDオフロードにおいて選択肢がまた増えた。ユーザー目線に立てばウェルカムであることは明らかです。
搭載技術
M/TとA/Tの特性が融合した最先端のR/Tパターンを採用。M/T×A/Tのトレッドパターンにより、泥地や雪上で優れたグリップ性能を発揮します。
新たに採用したアグレッシブなショルダーデザインは、鋭利な岩などオフロードの危険に対するプロテクション性を強化。更に過酷なオフロード走行にも耐え続ける、高耐久性コンパウンドを採用し、トレッド部の損傷が軽減され性能が長く持続します。