ピレリ CINTURATO ALL SEASON SF3 発表【新製品】

 ピレリは、オールシーズンタイヤ「CINTURATO ALL SEASON SF3(チントゥラート オールシーズン エスエフスリー)」を発表しました。都市部に住み、年間を通して安全性を必要とする中型車および小型車のドライバー向けに開発されたという。

 発売サイズは、245/35R19 93Y XL ~ 215/65R16 102V XL までの35を設定します。2024年7月から順次発売です。

 「Cinturato All Season SF3」は、ドイツの独立認証機関である「DEKRA(デクラ)」のテストによって、複合ブレーキ(ドライ、ウェット、雪の各条件を考慮)で高評価を獲得しています。また、「TUV SUD(テュフズード)」からも、様々な走行状況における強みを評価され認定マークを授与されました。

 設計にはバーチャル開発システムが駆使され、様々な気象条件下でブレーキング時の高レベルのコントロール性能を実現しています。従い全サイズ(発表時発売予定サイズ数)で欧州タイヤラベリングのウェットグリップで最高評価「A」を取得。騒音に関しても「A」または「B」のグレードを獲得しています。

 従来品は、2021年10月に投入された「CINTURATO ALL SEASON SF2」です。M+Sの他に3PMSF(スリーピークマウンテン・スノーフレーク)マークが刻印されるもの。当然ながら「Cinturato All Season SF3」も踏襲しています。

搭載技術

 コンパウンドは、高温下でもタイヤの剛性、安定性、応答性のバランスを保つことができます。また従来の3Dサイプを備えたアダプティブトレッドテクノロジーを継承、タイヤの寿命を通じて雪上でのグリップ力を向上させるため更に改良されました。

 タイヤが摩耗すると、これらのサイプの形状が直線からジグザグパターンに変化し、トレッドの深さが減少しても雪を捉える表面積が増加します。サイプはタイヤを通して伝わるエネルギー量に応じて開閉し、必要に応じて冬用の形態からより硬くコンパクトな夏用のパターンに変化することが可能です。よってブレーキ性能、ロードホールディング性能、ドライビング精度が向上します。

 革新的な素材の採用が果たす役割を強調しています。寒冷時に高い運動性能を維持しながらも、高温時には適度な硬さを保つことができる特殊な微細構造を持つポリマーの新配合、低温時のグリップを確保する天然由来の新樹脂、濡れた路面でのグリップ力を損なうことなく雪上性能を最大化するリキッドポリマーなどがそれになるかと。

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