コンチネンタル VikingContact 8 発表【新製品】

 コンチネンタルでは、プレミアムスタッドレスタイヤ「VikingContact 8(バイキングコンタクト 8)」を発表しました。従来品「VikingContact 7」の氷雪性能をさらに強化し、転がり抵抗の改善やノイズの低減などプレミアムである要素を兼ね備えたという。

 発売サイズは、285/45R22 114T XL ~ 185/65R15 92H XL までの57を設定し今後更に拡大予定。2024年9月1日から順次発売開始です。

 「VikingContact 8」は、ウインター性能を向上させるだけではなく、環境性能と快適性能に対する期待にも応えることができ、冬のドライビングを新たなレベルに引き上げているそう。

 2016年4月からコンチネンタルの直接販売に切り替わり、国内市場に対する意気込みを示していました。そして今回の投入ではより強調した姿勢になるかと。

 国内スタッドレス市場は、ブリヂストンの勢いが圧倒しています。そこに他の国内メーカー更には海外メジャーも最新レベルの製品投入により、熾烈な競争を繰り広げています。

 コンチネンタルにおいては、従来品「VikingContact 7」が2018年の投入だったので少しばかりトーンダウンの印象がありました。しかしながら、最新化しその懸念は払拭されることになるのでは。

 主張は以下の通り

・あらゆる路面状況における優れたウィンター性能
・進化したディレクショナル・パターン設計により、ロードノイズの低減とドライビングプレジャーを両立
・転がり抵抗の改善により、CO2排出量の削減などサステナビリティに貢献
・様々なパワートレーンに適合、EVの航続距離の延長にも寄与

 国内メーカーの絶対的牙城である市場において、ミシュランでさえも苦戦しているのが現状です。対応するにはアイス性能への絶対的評価でしょう。環境性能や快適性も重要ながら、アイス性能は譲れないと思います。

搭載技術

 最新世代のノルディック・コンパウンドは、シリカとの相互作用が改善された独自のアイスポリマーを特徴としています。アイス路面でのブレーキングやコーナリング時に優れたグリップ力の向上を実現し、極寒の条件下でも柔軟性を保ち、雪や氷の上で優れたグリップとトラクションを確保します。

 ショルダー・ブロックにある新しい3レイヤー・サイプは、ストレート、ジグザグ、波型の3つの異なる形状を持つ、多機能なデザインとして開発され、さまざまな気象条件に対応して優れたトラクションを発揮します。

 コンパウンドが、走行中に発生する振動や騒音などの不快な要素を吸収し、車内ノイズを軽減。新しい回転方向のあるパターンレイアウトとの相乗効果で、より快適な静粛性を実現します。

 新設計のパターンとコンパウンドの組み合わせにより、走行中のタイヤ内部の変形を軽減。エネルギー損失を最小限に抑制し、転がり抵抗を低減します。また、カーカスとインナーライナーに熱損失しにくい新素材を使用することで、エネルギー損失が減り、さらなる転がり抵抗の低減を実現しました。

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