ブリヂストンは、ミニバンやコンパクトSUVなども対応するプレミアムミニバンタイヤ「REGNO GR-XⅢ TYPE RV(レグノ ジーアールクロススリー タイプ アールブイ)」を発表しました。
EV時代の新たなプレミアムと位置づける商品設計基盤技術エンライトンを搭載し、モノづくり基盤技術BCMAと融合、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立することで、持続可能な社会への貢献などを謳います。
発売サイズは 245/35R20 95W XL ~ 195/65R15 91H までの29を設定。ラベリング制度は、転がり抵抗係数「AA」「A」、ウェットグリップ性能「a」を実現します。発売日は2025年2月です。
実質的には2015年に発売された「REGNO GRVⅡ」の後継になろうかと。しかしながら、本筋は2024年2月に投入されたREGNOブランドのプレミアムコンフォート「REGNO GR-XⅢ」の派生という捉え方が適していると思います
「REGNO GR-XⅢ」の特性を引き継ぎながら、ミニバンやコンパクトSUVのユーザーニーズと、それら車両の特徴に合わせたチューニングを謳いますので。
主張で取り上げるべきはミニバンに限らずコンパクトSUVも同様の対象に加えていることでしょう。
RV専用パターンを採用することで、車高の高いミニバンやコンパクトSUVに特有の走行時におけるふらつきを抑制し、後部座席での乗り心地や安定感のある走りを実現するハンドリング性能、さらに重量車に対応した耐摩耗性を向上させているそう。
従来のミニバンユーザーだけでなく、コンパクトSUVユーザーにも深みを増した空間品質や磨き抜かれた走行性能といった新たなREGNO FEELINGの価値を提供すると謳われます。
従来よりも一歩先んじるプレミアムミニバンであることは明らか。極上の乗り心地に安定性を兼ね備えた、ハイレベルなタイヤであることを受け止めたいと思います。
搭載技術
タイヤのIN側にショルダー部の剛性を高めるダイヤモンドスロットを導入。両サイドのショルダーブロックを大きくすることでブロック剛性を高めてふらつきを低減するほか、耐摩耗性の向上と偏摩耗の抑制を実現しています。
「アルファード」に装着して行った比較テストでは、「REGNO GR-XⅢ」に対して19%の摩耗寿命が向上しています。