グッドイヤー オールシーズン Assurance WeatherReady 発表【新製品】

 グッドイヤーは、SUV用オールシーズンタイヤ「Assurance WeatherReady(アシュアランス ウェザーレディー)」を発売するという。乗用車向けとしては既に「Vector 4Seasons Hybrid」を投入済み。今回SUV用「Assurance WeatherReady」を加えることでオールシーズンにおける全フォロー確立を目指します。発売サイズは 235/55R20 102H ~ 215/65R16 98H までの13サイズ、2018年8月1日から発売開始。

 乗用車用「Vector 4Seasons Hybrid」は、2016年に欧州からの輸入品であったものを国産へ切換えました。その狙いはデリバリー性の確保、同時に日本の冬用タイヤの証であるSNOWマークが追加刻印され、名称にはHybridを付加、冬性能の更なる向上を謳いました。その結果、30%以上の成長率になっているとか。

 これをSUVへも波及させたい意向。当初は「Vector 4Seasons Hybrid」のサイズ拡大を検討したようだけれど、最終的には北米用の「Assurance WeatherReady」を持ち込むことに。将来的には当初の策を実現したい希望ありかと。

 実は欧州用「Vector 4Seasons Gen2」も検討されたよう。こちらは走りとウェット、そして冬性能を備えるも、決め手はプラスして快適性を高度化しオールラウンドに優れた点だという。国内市場へのフィットはどっち? で決定したのでしょうかね。

 グッドイヤーではオールシーズンラインアップの強化に拘ります。今回で全57サイズの実現を声高に訴え、国内の牽引者として新たなシーズンへ望みます。国内市場での認知は正直まだ限定的、それでも東京などの首都圏を中心に拡大強化を図ります。

 車種としてのSUV人気もあってスタッドレスへも注目されるけれど、そこ敢えてオールシーズンへ向けたのは、先行する「Vector 4Seasons Hybrid」の動向から判断した結果かと。行ける! ということでは。

製品特徴

 注目するのはコンパウンド。従来の石油を原料とするオイルに代わり、大豆を原料としたオイルをトレッドゴムに適用。大豆オイル、ゴム、シリカによる新配合オールシーズンシリカコンパウンドを採用します。環境への配慮は勿論のこと、低温から高温のあらゆる路面状況で高いトラクション性能を発揮します。

「ICE NAVI7」もサイズ拡大

 オールシーズンの性能向上が著しい、と言ってもそこは限界が。やはり降雪地域ではスタッドレスタイヤへ向く動きは不変です。グッドイヤーでは2017年に発売したスタッドレス「ICE NAVI7」に215/65R17 99Q、175/55R15 77Q の2サイズを新たに2018年9月3日から追加、合計69サイズで展開します。

 1997年に初めて日本市場に導入されたICE NAVIシリーズから20年となる節目に投入された「ICE NAVI7」、氷上ブレーキ性能の向上を最大主張点とし、多彩な路面に対応するプレミアムスタッドレスに位置付けています。

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