ヨコハマ BluEarth-GT AE51 発表【新製品】

 ヨコハマはグランドツーリングを謳う、「BluEarth-GT AE51(ブルーアース ジーティー エーイーゴーイチ)」を発売するという。時期は2019年2月1日より、サイズは 245/35R19 93W ~ 155/65R14 75H の全57サイズです。

 ターゲットはミドルセダン、走行、快適、環境の全性能に優れるグランドツーリング をコンセプトに開発されました。グランドツーリング、いわゆるGTとは、長距離移動をすることが語源となるよう。従ってこれに耐えられる性能に拘る、ということでしょう。

 またウェットグリップ性能を確保しながら低燃費性能を両立する、ヨコハマの姿勢は今回も揺るがず。ラベリング制度はウェットグリップ性能が全サイズで最高グレーディングの「a」を実現します。また転がり抵抗係数は31サイズで「AA」、26サイズで「A」となります。

 従来品は2012年発売のコンフォート「BluEarth-A」、パターン名「AE50」です。発売初期は転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」でした。そして2013年7月に、ウェットグリップ性能を「a」にグレードアップしています。このあたりからでは、雨に強いヨコハマ の主張が始まったのは。

 更に系統は2008年発売の「DNA Earth-1」へ遡ります。当時ヨコハマの最高性能エコタイヤと言われた「DNA dB super E-spec」のコンパウンド技術を応用した製品でした。オレンジの皮から抽出したオレンジオイルを配合、ゴムをしなやかにし密着性を向上させグリップと低燃費の両立を訴えました。

 その後シリーズ DNA は BluEarth になるも素材技術は踏襲されます。ただ進化の過程で主張は控えられ、新たな技術展開に置き換えられています。今回も採用されていると思うけれど‥ 未確認です。

 で、「BluEarth-GT AE51」の技術主張はこうなります。まずはパターンから。専用に開発された左右非対称パターンを採用、快適な乗り心地と優れた操縦安定性を両立するという。

 トレッドパターンに施した ライトニンググルーブ は稲妻型の溝です。ブロック剛性を維持しながらも総エッジ量を増大、水膜除去に貢献します。また日本刀のような反りを持つ ブレードカットサイプ を刻みリブの剛性を最適化、ドライ時の操縦安定性とウェットグリップの効果も謳います。更にショルダーには独自のディンプル(凹み)を配置し、放熱効果を上げて低燃費へ繋げます。

 専用チューニングを施した高剛性構造、接地圧を均一化したトレッドプロファイル、そしてコンパウンドは新開発の専用ナノブレンドゴムです。これらによって安定、快適な走りを強調します。

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