ヨコハマから、SUV・ピックアップトラック用として「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー エックスエーティー)」が発表されました。オンロード「GEOLANDAR X-CV」、4×4「GEOLANDAR X-MT」に続く「GEOLANDAR X-・・」シリーズ第3弾です。(「X」はエクストラ、エクストリームを表す)
既存「GEOLANDAR A/T G015」と「GEOLANDAR M/T G003」の中間に位置する新カテゴリーを謳い、SUV・ピックアップトラック向けを強調します。発売サイズは 35×12.50R20 LT 121Q ~ LT265/75R16 123/120Q の10サイズ。2019年9月より発売開始です。
それにしてもヨコハマのSUV/4×4シリーズ「GEOLANDAR」が凄いことに。最新ラインアップは7製品もの展開。整理しておくとオンロードはH/Tとして中・大型SUV向け「GEOLANDAR H/T G056」、中・小型SUV向け「GEOLANDAR SUV」。更にはハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート「GEOLANDAR X-CV」です。
一方4×4としてのオフロードは「GEOLANDAR A/T G015」、「GEOLANDAR M/T G003」が既に一定認知を得ています。そして「G003」よりも更に趣味性を高め、オフロード走行、ロックトレイルを楽しむユーザー向けに「GEOLANDAR X-MT」が2018年秋から国内にも投入されたばかり。ここに「X-AT」が投入される訳です。
「X-MT」と新たな「X-AT」は、共にSUV、ピックアップトラック人気に反応した結果でザックリならターゲットは同じ。しかし既存「A/T G015」と「M/T G003」の中間であることを明確化した「X-AT」に対し、「X-MT」は更なるヘビーユーザーになるのかな。一応差別化も果たします。
ヨコハマでは世界的な車種人気に対応、国内でも同様の動きを実現します。それにしても「GEOLANDAR」シリーズ7製品化はどうよ?
製品特性
「GEOLANDAR X-AT」はオンロードでの快適性を要求しながら、オフロードやドレスアップも楽しむユーザーに向けられています。オフロード感溢れるアグレッシブな外観と性能に加え、オンロードでの快適性や環境性能を両立しているという。
トレッドデザインは特徴的なブロック(ショルダーは2つの異なる形状、センターは4つの異なる形状をそれぞれ配置)を組み合わせた アグレッシブブロックパターン を採用。またトレッドデザインをサイドウォール上部まで伸長させ、タイヤ両側のサイド部でそれぞれ異なるデザインを実現し好きなデザインを車両外側に装着できるという デュアルサイドブロックデザイン が取り入れられました。
またトレッドに施したサイプと細溝のコンビネーションが、ウェット路面や滑りやすいオフロード路面で高いトラクション性を発揮。ショルダー部の横溝とセンター側の縦溝に配した ストーンイジェクター が泥や石噛みによるダメージを緩和します。
コンパウンドはトリプルポリマーを採用、耐摩耗性能と耐カットチッピング性能(ゴム剥離やゴム欠けなど)を確保。接地性の高いワイドトレッドデザインや高剛性3プライ構造など、操縦安定性や耐サイドカット性能を高めています。