グッドイヤーでは、スポーツタイヤのエントリーモデルを謳う「EAGLE F1 SPORT(イーグル エフワン スポーツ)」を発表しました。もっと手軽にスポーツ走行を楽しみたいユーザーへ向けられたもの。街乗りでも静かで快適な乗り心地を備えたという。
初期サイズは 245/40R19 98Y XL ~ 205/55R16 91W までの15を設定。サイズによるけれど「AA/b」や「A/a」など低燃費タイヤの要件を満たしています。発売は2021年4月5日から開始されます。
「EAGLE F1 SPORT」の従来品は「EAGLE REVSPEC RS-02」になるよう。従って当サイトが括るカテゴリー配置はストリートスポーツに。
グッドイヤーの推奨車種はハイパフォーマンス・ピュアスポーツ・スポーティーになっているも、このカテゴリーはスポーツカーのみならずセダンやミニバンなどでもスポーツ志向の高いユーザーへ向けられます。そこを考慮、初期設定サイズでもまぁそれなりのフォローが可能かな‥
「EAGLE REVSPEC RS-02」は2004年発売です。当初はピュアスポーツに拘りサーキットでのパフォーマンスに評価を得たことも。そこから相応の経過で更に上回る性能レベルの製品が多勢に。結果として現在のポジショニングを背負うことになりました。
しかし、それでもさすがにもう限界。そう基本設計の古さで後発のストリートスポーツにも及ばない、という現状。なので「EAGLE F1 SPORT」が当初からここをターゲットに投入されたことは、非常に興味深く期待感が持てます。
特徴として示される文言もインパクトがあります。鷲の爪を模したショルダー剛性の高いトレッドパターン(イーグル・クロー・パターン)を採用、爪で路面をつかむように高次元のハンドリング&ブレーキング性能を実現する、というのが主張点です。(画像拝借しました)
しかもエントリーモデルを謳いながらも名称には「F1」が冠されます。グッドイヤーは「F1」を製品名に使用することを許された唯一のメーカーだということから、拘りは相当高いと想像できます。
グッドイヤーにとってスポーツを細分化し囲い込みの施策で唯一弱点だったのがストリートの括りです。ピュアスポーツの「EAGLE RS Sport S-SPEC」、プレミアムスポーツの「EAGLE F1 Asymmetric 5」とのコンビネーションでようやく完成を強調したいところでは。
搭載技術
正確で機敏なハンドリング性能は、剛性を高めコーナリング時の安定性とステアリングの精度が向上。これ鷹の爪を模したショルダー剛性の高いトレッドパターンを採用したことが大きい。ショルダー部の接地面が最大化され、コーナリング中の安定性と応答性が向上しています。
低燃費タイヤ化への導きはスポーツとしても見逃せません。コンパウンドに高シリカ配合された強化ポリマーを採用し実現を図ります。特にウェット・ドライの両方で制動距離短縮に効果を発揮します。
特徴となるトレッドパターンは、鷹の爪を模したイーグル・クロー・パターンだけではなくサイプ配置を最適化、横方向の溝を狭めることで溝中の空気が抜けにくくなりノイズを低減。より静かで快適な乗り心地の実現も図ります。