トーヨーは、ミニバン専用タイヤの新製品として「TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)」を2022年1月より国内で発売するという。発売サイズは、225/45R18 95W ~ 185/70R14 88H までの全28サイズ。国内ラベリング制度は「A/a」が20サイズ。「A/b」が8サイズを実現します。
「TRANPATH mp7」は、ミニバン専用タイヤとしてロングライフとふらつき抑制の基本性能を踏襲。摩耗性能とウェット性能の向上を実現しました。
タイヤが路面に接地した際にゴムの部分へ掛かる負荷の均一化を図ることで、圧力が一箇所に集中して発生する局所的な摩耗を抑制。ウェット路面におけるブレーキ性能の評価テストでは、従来品「TRANPATH mpZ」と比較し制動距離を15%短縮することに成功したという。
今回、ミニバン専用として投入されるのは「TRANPATH mp7」のみ‥ 前回はプレミアム「TRANPATH LuⅡ」、軽カーハイト系「TRANPATH LuK」そしてTRANPATHシリーズ6代目となる「TRANPATH mpZ」の3種がほぼ同時期発売でした。今後の展開は不明だけれど「TRANPATH LuⅡ」、「TRANPATH LuK」の扱いどうなる?
さて、興味深い内容がトーヨーから報じられています。日本国内におけるミニバンの需要は依然として堅調に推移しているらしい。直近のデータでは、新車登録台数に占めるミニバンの構成比は15.8%と乗用車の中でも高い割合となっています。
人気上位の車種ではハイブリッド車の比率が年々増加傾向にあり、車両の重量化も進んでいる為、タイヤには更なる摩耗性能の向上が求められます。また走行時における環境の変化として、1時間降水量が50mm以上のゲリラ豪雨の発生回数が年々増加しており、雨の日対策も必須だそう。
ということで、車種はSUVへの傾倒が一般的な理解かと思ったらミニバンもまだまだ人気、ということですね。受け入れておきましょう!
搭載技術
新配合のスーパーグリップコンパウンドで、優れたウェット性能・摩耗性能を高次元で両立。従来品「TRANPATH mpZ」と比較し制動距離を15%短縮しました。
ダイナミックテーバーを高剛性ブロックで接地面積を確保、高さのあるミニバンのふらつきを制御し、しっかり感を実現しました。トーヨーのシミュレーションによると、従来品「TRANPATH mpZ」と比較してレーンチェンジ時の挙動変化を大きく抑えているらしい。
トランパスが誇るロングライフを継承、低燃費サイドウォールで転がり抵抗も確保。国内ラベリング制度は「A/a」が20サイズ。「A/b」が8サイズを実現します。