ダンロップの住友ゴムでは、ハイパワーかつハイトルクなプレミアムカーの性能を最大限引き出すために、高速安定性能・コーナリング性能・ウエット性能を向上させたフラッグシップタイヤ「SP SPORT MAXX 060+(エスピースポーツマックス ゼロロクゼロ プラス)」を発売するという。
発売サイズは、295/35R21 107Y XL ~ 205/55R16 94W XL までの58サイズ。2022年3月1日から日本をはじめ、中近東・中南米・アジアなどで順次発売します。
「SP SPORT MAXX 060+」は、新材料「サステナブルシリカ分散剤」と、剛性分布を最適化した新開発の非対称パターンを採用。従来品「SP SPORT MAXX 050+」から大幅に耐摩耗性能を向上させています。
また高速安定性能・コーナリング性能・ウエット性能を高次元で両立したフラッグシップタイヤであり、天然由来の「サステナブルシリカ分散剤」を使用することで、環境負荷低減にも貢献します。
「SP SPORT MAXX」シリーズは、従来輸入車用を謳い高い操縦安定性能と優れたウェット性能を発揮するのが主張点でした。しかし、国内でも車種は大型化。従って今回からプレミアムカーに言い換えられています。これ正しい判断では。
輸入外国車は、ベンツ、BMW、ポルシェ、アウディ、VWなどが想定される。そこへ限定してしまうのはどうして? 一昔前、いやふた昔前の輸入車のイメージならビックボディに大口径サイズ、これに対応するサイズ展開と剛性強化によって方向性をそこに向ける、という施策もあったでしょう。
しかし、現在はかならずしも輸入車だけがそうじゃない。国内クルマメーカーのプレミアムハイパフォーマンスカーも増えている。従って輸入外国車、という文言は馴染まないように思います。プレミアムカー、もしくはウルトラハイパフォーマンスカーが正しいでしょうね。
搭載技術
「SP SPORT MAXX 060+」は、パターン剛性を最適化した新開発の非対称パターンを採用。路面と接する面積を従来品「SP SPORT MAXX 050+」比14%広く設計。防弾チョッキにも使われるアラミドをより合わせた高剛性バンドによりトレッド面の剛性を向上させ、安定した走りを実現します。
更にOUT側のブロック剛性を強化しコーナリング時もしっかりグリップします。同時に高いランド比を維持しながらも広い溝幅を確保し、主溝配置と接地形状を最適化することでウェット性能も高めています。
天然由来の新材料「サステナブルシリカ分散剤」を新たに採用。これは疎水性のゴムと親水性のシリカの両方になじむ性質を持つため、ゴムとシリカの繋がりが強固になり、シリカ同士が密集するのを防ぎます。優れたウェット性能と耐摩耗性能が期待されます。
サイドウォールのブランドロゴと商品名に独自の黒色デザイン技術「Nano Black」を採用し、新開発の繊細な凹凸形状を採り入れることによって、光の反射を抑え、従来よりも高い黒色の再現を可能にします。どの角度から見てもロゴなどの黒さが際立ち、くっきり見えるように工夫しています。